リチウムイオン電池起因の火災増加 上半期火災概要(7/30)

市消防局は30日、2024年上半期の火災概要を発表した。火災発生件数は181件(前年同時期比23件減)、出火原因では「電気機器」と「たばこ」が各22件、「放火」20件、「配線器具」18件だった。特にモバイルバッテリーなどのリチウムイオン電池に起因するものが17件(同8件増)発生、リチウムイオン電池は様々な機器に搭載され急速に普及していることが要因としている。川崎区と幸区では放火が最多でそれぞれ7件(同2件減)、5件(同3件増)となっている。

日中運用の「デイタイム救急隊」新設 現場到着時間の短縮を(4/1)

市消防局は1日、救急需要の高い日中だけ活動する「デイタイム救急隊」を新設し、中原消防署で初めて運用を始めた。隊は男性3人女性2人の計5人、救急車には3人が乗り込み8時半~17時15分まで土日祝日を含め活動する。2022年の昼間の救急件数は夜間の1.8倍、現場到着時間の平均は10.2分(21年は9.5分)、特に中原・高津区は昼間の到着に時間を要するエリアがあるため1隊増やし、到着時間短縮を目指すとしている。来年4月に高津消防署に1隊増隊予定。

救急出場過去最多87,592件 1日平均6分に1件の割合(1/9)

市消防局は9日、2023年の火災・救急概況(速報値)を発表した。救急出場件数は過去最多の87,592件(前年比2816件増)、1日平均の出場件数は240件で約6分に1件の割合。搬送人数も2年連続増で過去最多の71,108人(同3923人増)。入院を必要としない「軽症者」が全体の53%を占め、救急車の適切な利用を呼びかけている。火災件数はこの10年間で最多の390件(同45件増)。出火原因は「タバコ」と「電気機器」がともに57件で最多。次いで「放火」、「コンロ」、「配線器具」の順。

救急現場の映像をスマホで把握 1日から消防局(12/1)

市消防局は1日から、救急現場の映像を119番通報者らのスマートフォンで送信してもらい、応急措置の指示などを受けられる「消防Live映像通信システム」の運用を始める。通報を受けた消防指令センターは必要に応じ、119番通報者のスマホにショートメッセージサービス(SMS)で専用URLを送り、映像が映るビデオ通話に切り替えてもらい映像から適切に指示する。消防局は取り組みへの協力を呼びかけている。

救急出場過去最多84,776件 2022年消防局(1/6)

市消防局は6日、2022年の火災・救急概況(速報)を発表した。救急出場件数は84,776件の過去最多で前年比14,893件(21.3%)増、1日平均の出場件数232.3件で約6分12秒に1件の割合。搬送人員は67,183人(同9,343人(16.2%)増)で市民の22.9人に1人の搬送に。年齢別では65歳以上の高齢者が55.9%(同0.4ポイント増)。火災件数は345件(同18件減)、1日あたりの発生件数は約0.9件。119番通報受信件数は103,084件(同16,839件(19.5%)増)で1日平均受信件数は約282.4件(5分06秒に1件)。

2023年オリジナルカレンダー市消防局 22日午後2時から配布(11/22)

市消防局は22日午後2時から、2023年のオリジナルカレンダーを市内8消防署で配布する。18年度からカレンダーを作製、19年度から市民向け配布に。本年度は各署400部ずつの計3,200部。スマートフォンで予定管理する人が増える中でも市民に人気で、今回は日付欄に罫線を入れ、紙質にもこだわり、川崎大師平間寺などに消防車両の写真を配置、裏表紙は救急医療情報センターの電話番号などを掲載。

建設中の市役所本庁舎から出火 午前11時過ぎ(10/25)

来年6月末以降の完成を目指して建設中の市役所本庁舎から25日午前11時5分ごろ、黒煙が出ていると通報があり断熱材が燃えた。詳しい出火原因は調査中で、作業員が天井の鋼板を切断していたところ鋼板の上にあった断熱材から出火したとみられる。当時作業をしていた約270人は全員避難し無事。工期への影響については、それほど大きな影響はないとしている。

市から職員や給水車派遣 大規模断水に静岡市要請(9/26)

市は26日、台風15号の大雨で大規模断水が発生した静岡市清水区に、職員や給水車などを派遣したと発表した。2018年に締結した両市の覚書に基づき、静岡市が要請し、24日に職員4人と給水車1台、サポート車1台の一次隊を派遣した。静岡市では応急給水拠点に給水袋などを持参するよう呼びかけているが準備のない人が多く、市が用意した給水袋は既に半分ほどなくなったという。

救急車出動率100%ひっ迫した状況続く 市消防局(8/2)

市消防局が通常使用する救急車の出動率が100%に達するケースが増え、2日には過去最多の384件になり、現場はひっ迫した状況が続いている。新型コロナウイルス患者と熱中症患者の増加が原因といわれ、通常使用する救急車全29台が出動することもあり、故障時の代用救急車数台も含め運用しているが、出動率90%を超えることがある。同局は平均到着時間も通常と比べて約3分遅くなっており、適正利用を呼び掛けている。

救急要請集中地域をAI予測 現場到着時間短縮へ実証実験(6/14)

市は14日、民間企業と連携し救急要請が集中する地域を人工知能(AI)で事前予測する実証実験を行うと発表した。日立製作所など4社と個別に連携協定を締結。2013~21年のビッグデータ計約60万件をもとに、短時間で局地的に発生する救急需要の集中をAIで各社が予測しその精度を検証する。救急隊の現場到着時間の目標は8.0分、19年の出動件数は過去最多の約7万5500件あり平均到着時間は8.6分。AI予測で現場到着までの時間短縮が期待される。

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