市は2日、死亡に伴う主な手続きをまとめた「おくやみガイドブック」を大幅にリニューアルしたと発表した。4年前発行したのは8ページのリーフレットだったが、手続きの煩雑さや遺族の高齢化などから現場で対応する区職員との意見交換を踏まえA4版72ページに。増補版は故人の状況を約65項目に分類、該当ページを開けば必要な手続きと問い合わせ先がわかる内容に。約3万3千部発行、7区役所で無料配布。
市制100周年記念誌を発行 9万部(4/1)
市は1日、市制100周年記念誌「カワサキノコトColors,Future! いろいろって、未来」を発行した。市のこれまでの発展が「多様性」によるもので、様々な魅力(ポテンシャル)があることを知ってもらい、著名人の出演やイラストを多く取り入れ、未来への希望やわくわく感を感じられるような内容に。A4版カラー84ページ90,000部発行。かわさき情報プラザ、区役所、市民館、図書館などの施設に配架、市内の中学、高校に順次配付。
戦意発揚狙う紙芝居 市平和館で企画展(1/7)
戦時中、国民の戦意発揚のプロパガンダに使われた紙芝居を紹介する企画展「国策紙芝居展~戦争へいざなう言葉と物語」が市平和館(中原区)で開催されている。漫画家・横山隆一の「フクチャントチョキン」は戦争遂行のため貯金を奨励し国債購入を勧め、近藤日出造の「敵だ!倒すぞ米英を」ルーズベルト大統領やチャーチル首相を鬼やギャングとして描くなど、1940年(昭和15年)~44年(同19年)のものを中心に12作品193枚を展示。2月12日まで。
町内会などの配布再開9月号から 「市政だより」「議会かわさき」(9/1)
市は、広報紙「かわさき市政だより」と「議会かわさき」を9月号から町内会や自治会などによる配布を再開する。新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年12月から業者によるポスティングとしてきた。一部の町内会などからは配布再開の意見もでて、意向確認では54.9%の団体が配布再開、45.1%がポスティング継続だった。町内会などへの配布謝礼は市政だより1部10円、議会かわさき同4円、ポスティング単価は市政だよりが8.3~9円、議会かわさきが6.8円。各地域の配布方法はウエブサイトに掲載。
川崎大空襲の証言などDVD市に寄贈 YOUテレビ(4/27)
川崎・幸両区などをエリアとするケーブルテレビ「YOUテレビ」(横浜市)が1945年4月の川崎大空襲などの証言をまとめたDVD「川崎大空襲―中原平和公園からのメッセージ」210枚を27日、市に寄贈した。DVDは約1時間、3月に特別版として放送したもので、市役所旧本庁舎の時計塔で敵機の見張りをしていた市民の証言や中原平和公園ができた経緯などが紹介される。市は市立高や図書館などに配布、市平和館(中原区)のDVD視聴コーナーなどでみられる。
川崎の出版社から総合雑誌『arc』20周年記念号発刊(10/4)
高津区の出版社「レイライン」が発刊する総合雑誌「arc」の20周年記念号が10日ごろ大手書店に並ぶ。編集長の東郷禮子さん(76)は2001年友人の津田みや子さん(74)を誘って出版社を設立。「当たり前のことをまっとうに発信する」ため、「人間」を切り口に多くの識者のインタビュー記事や寄稿などを集めた総合雑誌とした。最新刊の25号は養老孟司東大名誉教授や浜矩子同志社大大学院教授との対談などを掲載。160ページ、1320円。
市政だより「1日号」発行 9月から再開へ(8/6)
市は、新型コロナウイルスの影響で5月から休刊していた「かわさき市政だより」の1日号の発行を9月から再開すると発表した。休刊は1949年の発行開始以来初めてで、毎月2回(1日号・21日号)発行のうち、主に町内会や自治会等の協力で配布していた1日号の発行を4か月間取りやめていた。当面は町内会・自治会等の配布団体に作業を依頼せず、日刊7紙の新聞折り込み等のほか、事業受託者によるポスティングを行うとしている。
市政だより感染避け月1回発行に 5月から1日号は休刊(4/14)
市は14日、新型コロナウイルスの感染拡大の防止策として、市の広報紙「かわさき市政だより」を月2回の発行から月1回に減らすと発表した。市営だよりは毎月、町内会を通じて配る1日号と新聞折込みの21日号があるが、5-8月の1日号は休刊して、各前月の21日号と合併する。1日号をやめることで、各町内会が仕分けのために集まるのを避けるほか、編集に当たる市職員の負担も軽減する。タブロイド判の紙面も8㌻から4㌻に削減する。
市政改革を振り返り出版 阿部孝夫・前市長(4/9)
前川崎市長の阿部孝夫さんが2013年までの市政改革を振り返り、市長退任後少しずつ書きためた「『灰色のまち』から『音楽のまち』へー川崎市政大改革」(時事通信社1944円)を出版した。「政治は芸術、行政は科学」を持論として、政治がビジョンを策定し、行政がそれを合理的科学的に実現する手法で地道に改革を実行し、成長戦略を進めてきた3期12年の市政運営などが語られている。9日市役所で会見した阿部さんは、「就任当初、財源不足は年間600億円。日本一厳しい行財政改革プランを実行した」と財政健全化への苦労などを話した。
生物化学兵器を初掲載 「かわさき平和ノート」を改訂(5/27)
市平和館(中原区木月住吉町)は、核廃絶の国際的な状況や市内の平和推進事業などを掲載した「かわさき平和ノート」を8年ぶりに改訂し、カラー化した。核兵器をめぐる最近の話題として、核兵器が発射される寸前に至った事態がこれまで13回あったとする英王立国際問題研究所の2014年のリポートなどを掲載。また生物化学兵器や対人地雷、クラスター爆弾なども初めて取り上げている。各区役所、図書館などで閲覧できるほか、平和館で配るとしている。