「五輪途中でも中止の判断」考慮に コロナ感染急増で岡部所長(7/30)

内閣官房参与で東京五輪の大会組織委員会の専門家会議座長の岡部信彦・市健康安全研究所所長は30日の市議会健康福祉委員会に出席し、新型コロナウイルス感染急増での五輪開催について「大きな大会の真っ最中に世界を揺るがすような感染症が出てきた場合、途中でも中止するという判断を考慮の中に入れておくべきだ」との考えを明らかにした。

市内過去最多の427人感染 3日連続過去最多更新(7/29)

市は29日、10歳未満~90代の427人の新型コロナウイルスの感染を発表した。28日の353人を上回り、3日連続で過去最多を更新した。20代が142人と全体の3割を占める。県内でも1164人の感染が確認され、1日あたりの新規感染者数としては28日の1051人を上回り、過去最多となり2日連続で千人を超えた。

「第3波」超える直近1週間1156人 1日当たりも最多266人(7/27)

市の直近1週間(19~25日)の新規陽性者数は1156人と5週連続で過去最多となったことが、27日発表したモニタリング状況でわかった。新規陽性者数はこれまで最も多かった「第三波」の時期の1月4~14日の1123人を上回った。人口10万人当たりの新規陽性者数は75.1人、入院や宿泊・自宅療養を含む療養者数は86人で、ともにステージ4(爆発的感染拡大)。1日あたりの感染者数も266人、1月9日の226人を上回り過去最多。

NEC大規模接種会場10月まで延長(7/20)

市は20日、大規模接種会場としているNEC玉川ルネッサンスシティホール(中原区)について、8月1日までとしていた運営期間を10月10日まで延長すると発表した。米モデルナ社製ワクチンを1日1000回分ずつ確保し、約2万人の接種完了を目指す。対象者は当面、年度内に40歳以上となる市民と、基礎疾患がある市民、高齢者・障害者施設の従事者。

市の感染者120人に 1月以来の多さ(7/15)

市は15日、保育園児から80代の120人の感染が確認されたと発表した。これは昨年末から感染が拡大した「第三波」の時期に当たる1月19日の142人以来の規模。陽性者数の累計も1万5千人を超えた。クラスターとなった川崎区のグループホームでは、新たに80代男性入居者と50代女性職員の陽性が判明、感染者は計9人。男性は1回目のワクチン接種を終えていて中等症という。

市内接種率55.6%県平均を上回る 五輪ボランティアに接種も(6/24)

県は24日、県内33市町村の高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種状況を公表した。人口が多い都市部は接種が進みにくいとされていたが、22日時点の一回目の接種率は川崎市55.6%で、県の平均48.1%を上回った。横浜市は49.1%、相模原市は44.4%。市の二回目接種率も18.7%で、県平均12.2%を上回った。市は同日、東京五輪・パラリンピックの英国代表の事前キャンプボランティアら最大280人を対象に、7月1~4日にワクチン接種を行うと発表した。

高津・麻生区の集団接種定員を倍増 1日300人(6/21)

市は21日、高津、麻生両区の新型コロナウイルスワクチン集団接種の予定定員を拡充すると発表した。7月13日以降、両区とも1回目の接種の予定定員を現在の1日あたり150人から倍増し、300人とする。医療従事者の確保が進んだためで、麻生区の会場は現在の麻生市民館から近接する広い会場の新百合トウェンティワンに移転する

「従来通りの五輪は無理」 専門家提言で岡部所長(6/18)

専門家有志が東京五輪・パラリンピックに向けて「無観客開催が望ましい」などと大会組織委員会に行った提言を受け、有志の一人の岡部信彦・市健康安全研究所所長は18日、「従来通りの五輪は無理」と強調し、「一番簡単なのは開催を止めること」と述べた。「専門家としては(提言を)100パーセント実現してほしいが、開催決断には関与できない。やるなら無観客が一番リスクがなく、できる限りリスクの少ない方法を」求めた。

市など県内6市は継続 まん延防止措置

県は18日、まん延防止等重点措置の対象区域を20市町から市や横浜、相模原の政令市と小田原、厚木、座間の計6市に縮小することを決めた。期間は21日~7月11日、引き続き午後8時までの時短営業を要請するが、1団体4人以内、滞在時間90分以内などの条件付きで同7時まで酒類提供を可能とする。今後、県内の新規感染者数が週平均で1日あたり230人を超えたら、区域拡大や酒類提供の停止要請を検討する。

ワクチン6396回分廃棄 冷凍庫不具合で温度上昇(6/13)

市は13日、新型コロナウイルスワクチンを保管していた超低温冷凍庫の庫内温度が上昇して規定を超えたため、計6396回分を廃棄すると発表した。冷凍庫メーカーのEBAC(東京)は運転不良の溶接機を使ったため冷凍庫の配管が正しく溶接されていなかったことが原因として、この冷凍庫を含め294台を回収・交換を進めている。市は予備のワクチンを使うなどして接種の日程に遅れは生じないとしている。

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