新型コロナウイルスの感染拡大を受けて市は21日、感染症に詳しい市健康安全研究所の岡部信彦所長による解説動画をユーチューブや市ホームぺージで公開した。7日に続く第2弾で「マラソンや大規模なスタジアムではうつる可能性は少ない。比較的狭い所で集まり、長い時間しゃべったりしていると感染が広がりやすい」などイベントの主催者や参加者に対するアドバイスなどが内容。岡部所長は元国立感染症研究所感染症情報センター長で、現在は政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の委員を務める。
市立2病院の外部監査結果を公表(2/7)
市は7日、今年度の包括外部監査結果を公表した。監査対象は市立病院の財務や経営管理で、包括外部監査人の小林篤史・公認会計士らが監査した。市の基幹病院の川崎病院は独居老人や経済困窮者の入院が多く、入院の長期化や診療費の未収リスクが高いとして18年に設置された「患者総合サポートセンター」の体制強化を求めた。地域の中核病院の市立井田病院は赤字経営が続き、来院者のアクセス改善や、市立病院の独立行政法人化の検討を進めるよう指摘された。
新型ウイルス感染の3人の乗客を受け入れ 市立川崎病院(2/6)
市は6日、県の要請を受け、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で新型コロナウイルスの陽性反応が出た3人の乗客を市立川崎病院(川崎区)で受け入れたと発表した。同病院は市内唯一の感染症病棟(12床)を備える第2種感染症指定医療機関で、病室の気圧を周囲より下げるなどウイルスを含んだ空気を外に出さない設備を備えている。同病院の災害派遣医療チーム(DMAT)を出動させて3人を搬送し、感染病棟専用入口から受け入れた。
新型コロナウイルスの対策本部会議発足 多言語対応を指示(2/5)
新型コロナウイルスの感染拡大を受け市は5日、「市新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を立ち上げた。今月上旬にも「帰国者・接触者相談センター」を市保健所に設け、電話相談に応じるとともに、「帰国者・接触者外来」で受診できる体制を整える。感染症が専門の岡部信彦氏健康安全研究所長は、「現時点で新型コロナウイルスの感染力は季節性インフルエンザと同じ程度と推測。手洗いやマスクによる衛生対策に努め落ち着いた対応を。人が大勢集まるイベントも現時点で自粛する必要はないと思う」と述べた。福田市長は外国籍の市民も多いことから多言語で対応するよう指示した。