市は15日、亡くなられた方の遺族が行う手続の負担軽減のため区役所に予約制の相談窓口「おくやみコーナー」を開設した。事前に予約すると①亡くなられた方の手続の確認②手続に必要な持ち物の事前案内③遺族の来庁時の申請書作成支援等をまとめて行う。各区の担当者は区民課や保険年金課などに照会、世帯主変更届や葬祭費の支給申請、介護保険被保険者証の返還など必要な手続きを確認、申請書の記入などの支援を行う。各区に専用ブースを設置、1日4枠、4日前までに予約が必要。
「FM大師」川崎区を主放送地域に開局 94.9MHz(9/30)
川崎区を主な放送地域にしたコミュニティFM局「FM大師」が30日、開局した。送信周波数は94.9MHz、送信出力は20W、放送時間は7時~22時まで全生放送(年内は短縮放送)。広告収入を主とする商業放送で(㈱)FM大師が運営。暮らしに直結したまちの旬な情報をきめ細かくカバーして発信するほか、地域限定の防災メディアとしてピンポイントの防災情報を住民に届け、すべて自主製作で放送する。
高津の100年の風景を写真で 大山街道ふるさと館(9/7)
高津区の街の移り変わりを紹介する企画展「懐かしい高津の風景」が市制100周年記念事業の一環として市大山街道ふるさと館で7日から始まった(11月24日まで)。約100年前からの街の風景、イベントなど写真約100枚が展示され、1925年完成の二子橋を祝う様子や62年に岡本太郎が二子神社境内に制作した母かの子の文学碑「誇り」除幕式の写真のほか、かの子の生家・大貫家開業の大貫医院で使われていた時計の展示も。28日には日本地名研究所の菊池恒雄事務局長の記念講演がある。
絵本作家かこさとしさんの記念プレート 古市場第2公園に(4/10)
「だるまちゃん」シリーズなどの作品で知られる市ゆかりの絵本作家かこさとしさん(1926~2018年)を紹介するプレートが10日、幸区の古市場第2公園に設置された。同公園は若い頃のかこさんが社会福祉活動のセツルメントに参加し、子どもたちに自作の紙芝居を披露するなどした思い入れの強い場。プレート設置は幸区役所の市制100周年記念事業の一環、代表作の一つ「からすのパンやさん」などのキャラクターも描かれている。
「長寿日本一」麻生区で生涯現役6人の連続講座 15日から(11/15)
厚生労働省の市区町村別平均寿命で「長寿日本一」となった麻生区(男性84.0歳、女性89.2歳)が、大先達6人を迎えて「アルテリッカ特別講座~生涯現役で活躍する文化・芸術の人々」を15日から開催する。劇作家の小川信夫さん(97)で幕を開け、来年2月までの全6回。他の講師陣は、川崎浮世絵ギャラリー名誉館長の斎藤文夫さん(95)、最高齢の浪曲曲師の玉川祐子さん(101)、区文化協会会長の菅原敬子さん(87)、歌人の馬場あき子さん(95)、劇作家のふじたあさやさん(89)。
「遠隔相談システム」導入検討 川崎区役所・2支所機能再編(8/17)
市は17日の市議会文教委員会で、川崎区役所と大師・田島両支所の機能再編について区民の負担に配慮し、支所と区役所をオンラインでつなぐ「遠隔相談システム」の導入の検討など相談環境の整備を進める方針を明らかにした。従来の支所業務の多くが区役所に一元化されるのに伴い、区役所の上層階フロアにある健康福祉局が新本庁舎に移る10月以降、空いたフロアなどの活用で、2025年1月から窓口体制を変更する。
ナマズ「たまずん」に特別住民票を交付 多摩区民に(1/19)
多摩区のニケ領せせらぎ館で飼われている黄金色のナマズ「たまずん」に19日、同区から「特別住民票」が交付された。たまずんは、体長約60㌢、2020年に高津区宇奈根の多摩川で釣り上げられ、縁起物として同館に寄贈された。同館を運営するNPO法人「多摩川エコミュージアムは」クラウドファンディングなどで約129万8千円の資金を集め、特注の水槽などを購入して飼育している。
手数料のキャッシュレス決済10月から 幸区役所で試行後(8/10)
市は10日、住民票の写しなどの手数料のキャッシュレス決済を23日から幸区役所で先行導入すると発表した。同区役所での試行を経て、10月1日から他の区役所や支所区民センターで本格実施する。対象は、戸籍、住民票や市税証明書などの手数料で、クレジットカード2種(ビザ、マスターカード)、Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)などの電子マネー13種で支払うことができるようになる。
区役所窓口をデジタル化 来年1月から(6/23)
市は23日、区役所の窓口を来年1月からデジタル化し、転入・転出手続きや住民票の写しの発行などをインターネットで申請できるシステムを導入すると明らかにした。新システムは、事前に専用サイトで入力した申請内容などを来庁時にQRコードで呼び出すことで、手続きの迅速化を図る仕組み。これに伴い窓口のレイアウトや動線を見直し、不慣れな来庁者には操作支援要員がサポートするが、従来の紙申請も選択できるようにする。
宮前市民館・図書館25年度開館へ 基本計画案公表(5/28)
市は28日、宮前区の東急電鉄鷺沼駅前へ移転を決めている宮前市民館と図書館について2025年度オープンを目指す基本計画案を公表した。新ホールは定員910人の現ホールの利用状況を踏まえ、定員600人と200人のホールとする。駅前スペースを有効利用するため、図書館の閉架図書の保管については市立図書館全体の共同書庫の別の場所への新設を検討。市民館と図書館は37階建て再開発ビルの3~5階に入り、24年度に内装工事に着手したいとしている。