開学30周年を祝い記念イベント 市民アカデミー(12/9)

かわさき市民アカデミーの開学30周年を祝う記念イベントが9、10日の両日、市生涯学習プラザ(中原区)で開かれた。「学び続けることの意味」と題して福田市長、同アカデミー理事長の太田猛彦東大名誉教授、同顧問理事の藤嶋昭東大特別栄誉教授が鼎談。記念シンポは「新しい時代の市民大学」をテーマに坂口緑明治学院大社会学部教授が基調講演した。10日の記念フェスタでは、体験教室や講演+ディスカッション、古本市などを開催。

支援校就学は適法 重度障害児の両親最高裁で敗訴(12/6)

重度障害を理由に就学先を地元の公立小ではなく特別支援学校に指定されたのは違法として、市の男児の両親が市と県に損害賠償を求めた訴訟で最高裁第2小法廷は、6日付で両親側の上告を退ける決定をした。指定を適法とした二審東京高裁判決が確定した。男児は難病の「先天性ミオパチー」で人工呼吸器を使用、地元の市立小への就学を求めたが、市と県の教育委員会は18年3月通知で特別支援学校を指定した。

市立中の教諭盗撮で停職3か月(11/28)

市教育委員会は28日、女性のスカートの中を盗撮したとして、高津区内の市立中学校に勤務する男性教諭(40)を停職3か月の懲戒処分とした。教諭は同日付で依願退職した。3月31日、飲食店からの帰宅途中、川崎駅中央通路エスカレーターで携帯電話で動画撮影した。通行人が気づき、警察官に任意同行を求められ盗撮を認めた。県迷惑行為防止条例違反により書類送致され、7月26日付で不起訴処分に。教諭は本年度、年次休暇や病気休暇で一度も勤務していなかった。

給食食材「豚肉」を産地偽装 外国産を国内産に(10/31)

市教育委員会は31日、食品加工会社「寿食品」(相模原市)が外国産の豚肉を国内産と偽り、市立小中学校の給食向けに提供していたと発表した。年1回実施の学校給食食材の産地判別検査の結果、千葉県産として使われた同社の豚肉が外国産と判明した。市教委は18日に同社からの納品を停止、他業者の豚肉に切り替えた。国内産の豚肉に安い外国産の豚肉を混入することで産地を偽装し、利益を得ていたとみられる。県警は不正競争防止法違反(誤認惹起)容疑を視野に捜査。

川崎朝鮮初級学校で地鎮祭 2024年夏完成予定(10/23)

老朽化に伴い建て替えられる川崎区の川崎朝鮮初級学校で工事の安全を祈願する地鎮祭が23日、行われた。新校舎の完成予定は2024年夏。姜珠淑(カンジュスク)校長は「子どもたちや在日同胞に夢と希望を与える場となり、アイデンティティを育み、多様性を受け入れる地域に開かれた学校に」と思いを語った。同校は1946年11月創立、日本の学校と同等の教育行っているが、各種学校扱いのため日本の学校であれば受け入れられる教育支援から排除されている。

小中学校いじめ過去最多4932件 昨年度(10/16)

市教育委員会は16日、2022年度に市立小中学校で認知されたいじめが4932件(前年度比151件増)で、過去最多を更新したと発表した。内訳は、小学校が4614件、中学校が318件。「いじめの解消率」は、小中学校平均値が78.1%で、前年度比0.5㌽増。不登校の児童・生徒数は計2816人(同363人増)で1000人あたりの不登校児童は15.4人(同2.6人増)、不登校生徒数は55.6人(同5.4人増)。暴力行為の発生件数計436件(同95件増)と併せいずれも過去最多。

市に不開示取り消し命令 教科書選定審議会音声データ(10/4)

市立学校の教科書採択に関する情報公開請求に対し、不開示とした市教育委員会の処分を不服として元教員2人が市に取り消しを求めた訴訟の判決が4日、横浜地裁であり市に決定の取り消しを命じた。原告は2014~16年に開催された教科書の選定審議会の音声データの情報公開を請求、市は17年に不開示とした。判決は、開示しても意思決定の中立性が損なわれないとし、開示の必要性はないとの市側の主張は採用できないとした。

ウォーキングアプリで小学校に寄付 市が運用開始(10/3)

市は3日、アプリを使ってウォーキングでポイントをためると市立小学校に寄付ができる「かわさきTEKTEK(てくてく)」の運用を始めた。アプリは18歳以上で利用でき、1日2千歩で5㌽、5千歩で10㌽、8千歩以上で20㌽が付与され、100㌽ごとに自ら選んだ学校に寄付できる。市は10㌽を1円に換算、協賛金などを原資として各学校に応援金を支給する。費用約2300万円は当初予算計上。

川崎宿の起立から終焉まで 東海道かわさき宿交流館(10/1)

東海道に川崎宿が設置されてから400年となるのを記念した企画展「川崎宿1623~2023」が1日、東海道かわさき宿交流館(川崎区)で始まった。企画展では、徳川家茂の上洛や明治天皇の東幸などがあった幕末から明治維新の川崎宿が終焉を迎える時期に焦点を当て、初公開を含め約50点の史料を展示し川崎宿の実態に迫っている。入場無料、11月26日まで。

中学生の吹奏楽部を支援 市教委と市内音大協定(9/29)

市教育委員会は29日、中学生が地域の文化活動に親しむ環境をつくり、文化芸術の振興に寄与する目的で、市内の2つの音楽大学と協定を締結した。昭和音楽大学(麻生区)と洗足学園大学(高津区)は市立中学校の吹奏楽部に指導者として学生や卒業生を派遣し、生徒の技術の向上を図るとともに、教員の負担軽減にもつなげるなど、休日の部活動指導等について実証事業で協力する。モデル校は日吉、橘、高津、西高津、稲田中学校。

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