サッカーJ1川崎フロンターレはスポーツ振興に充ててほしいと市に1億円を寄付した。市への寄付は3度目で、過去にナビスコ杯(当時)で準優勝した際は賞金5千万円を寄付しているが、今回は過去最高額。フロンターレはリーグ連覇を果たすなど好調で、ホーム戦でのチケットの完売が相次ぎ、グッズ販売の収益も伸び、今期の営業利益は過去最高並みという。30日藁科義弘社長が市役所を訪れ、「何もないところから市民に支えられてここまで来られた。市民に還元したい」と話した。
遊び心あふれる体験型にリニューアル 藤子ミュージアム(1/25)
川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム(多摩区長尾)の2階の「みんなのひろば」が2011年の開館以来初めての大規模改修で、体験型の要素を重視した遊び心あふれる空間となった。中央には「のび太の家」が5分の1のスケールで再現され、「ボールコロコロ大騒動」の装置では転がるボールが通過するごとにモニターにドラえもんのいろいろな画面が現れる。「ギオンDEパチリ」はインスタ映えを狙った撮影コーナーで漫画の一コマになったつもりで記念撮影ができる。25日から一般公開する。
在日1世ら半生をつづり出版 識字学級で学び発売(1/23)
川崎区桜本にある交流施設「ふれあい館」で、日本語を学んだ在日コリアンの女性らがつづった生活史「わたしもじだいのいちぶです」(日本評論社)が出版された。差別や貧困など社会と時代に翻弄された半生がつづられている。本の題名は在日コリアン1世の92歳の徐類順さんの文章からで、ほとんど肉体労働で78歳まで働き、70歳で識字学級に通い始めた。識字学級の生徒の多くは戦前から日本に住む女性で、日系ペルー、ブラジル人もいる。参加者の一人が炭鉱労働の経験を作文にしたところ、出版社が注目しクラウドファンディングで制作費を集め出版した。全国の書店で2千円で発売中(税別)。
市内の和菓子店が「音楽のまち」を後押し(1/9)
川崎市菓子協議会(山中誠会長、35店)は、市が推進する「音楽のまち・かわさき」の取り組みを後押しする活動を始めた。加盟店で製造する和菓子の一部にマスコットキャラクターのシールを1枚貼って販売し、シール1枚当たり1円を「音楽のまち・かわさき」推進協議会に寄付する。9日から幸区の新岩城菓子舗や吉田屋、中原区の伊勢屋、おかふじ、桔梗屋、麻生区の大平屋野村商店など23店舗が、どら焼きやイチゴ大福、豆大福、「TAROの夢」などにシールを貼った和菓子を販売した。
富士通3連覇 アメフット・ライスボール(1/3)
アメリカンフットボールの日本選手権、ライスボールは3日東京ドームで行われ、市内に活動拠点を置く社会人代表の富士通フロンティアーズが学生代表の関西学院大学ファイターズに52-17で圧勝し、3年連続4度目の優勝を果たした。社会人と学生代表の王者が対戦する形式となった1984年以降で3連覇を達成したのは89~91年の日大、2011~14年のオービック(4連覇)に次いで3チーム目で、社会人代表の優勝は10年連続。
新十両で初優勝の友風関に産業親善大使の任命書(12/26)
11月の大相撲九州場所で、新十両で初優勝した川崎区出身の友風勇太関(24)=本名・南友太、尾車部屋の、新十両昇進、優勝記念祝賀会が川崎区内のホテルで開かれ、川崎の魅力を広く発信していく「かわさき産業親善大使」の任命書が、川崎商工会議所の山田長満会頭から手渡された。友風関は宮前小学校、富士見中学校、向の岡工高を卒業し、日体大から昨年五月に大相撲入りし、新十両の九州場所で12勝3敗の好成績で優勝した。
家長が初MVP 川崎から3季連続 Jアウォーズ(12/18)
サッカーJ1リーグの表彰式「2018Jリーグアウォーズ」が18日、横浜アリーナであり、最優秀選手賞(MVP)はJ1で2連覇に貢献した川崎フロンターレのMF家長昭博が初受賞した。MF中村憲剛、FW小林悠に続き、史上初めて3年連続で同一クラブからの選出となった。ベストイレブンでも家長は、自身が持つ最年長受賞記録を更新する38歳の中村ら川崎から7人が選ばれた。また最優秀ゴール賞は川崎の大島が初受賞で、10月の神戸戦で挙げたゴールが選ばれた。
フロンターレ優勝記念パレード 沿道に4万人(12/9)
サッカーJ1リーグで2連覇を果たした川崎フロンターレの優勝記念パレードが9日川崎区で行われた。川崎駅前の沿道には約4万人(市発表)のサポーターらが詰めかけ、2階建てのオープンバス2台に乗った選手らに歓声を送った。パレード出発前の式典で主将の小林悠選手は「今年はパレードに参加でき最高。来年は複数のタイトルを取って帰ってくる」と語り、優勝チームに贈られるシャーレ(皿)を掲げサポーターの歓声に応えた。
アジアパラ大会のメダル報告 市内在住の6選手(11/28)
10月に開催されたジャカルタ・アジアパラ競技大会で活躍した市在住の6選手が28日、市役所を訪問し福田市長に成績を報告した。来庁したのは競泳の成田真由美(48)、出口舞(21)、陸上の重本沙絵(24)、自転車の木村和平(22)と倉林巧和(26)、車椅子フェンシングの藤田道宣(32)の6選手。水泳の男女混合リレーで成田選手が金メダルを獲るなど6人は計12種目でメダルを獲得した。
岡本太郎美術館来館者150万人突破(11/24)
市出身の芸術家岡本太郎の作品を集めた市岡本太郎美術館(多摩区)の来館者が24日、150万人を突破した。太郎は1970年の大阪万博で「太陽の塔」を制作し、テーマ展示プロデューサーを務めたが、この日2025年の大阪万博開催が決まり、偶然の一致に関係者は喜んでいた。150万人目の来館者には年間パスポートや岡本太郎作品集などの記念品が贈られた。来館50万人は2006年、同100万人は13年に達成していた。