出張費不正受給などで教職員ら232人処分 市教委(2/15)

市教育委員会は15日、出張旅費の不正受給と出退勤登録の義務違反で、校長と教頭を含む計78人の教職員らを戒告や減給の懲戒処分、154人を文書訓戒などの処分にした。今回の処分は資料が残る過去20年で最大規模。自家用車で出張して公共交通機関使用の手続きをした不正受給3回以上の75人を戒告、2回以下の61人を文書訓戒に。不正受給の総額103万9606円は全額返納された。出退勤登録の義務違反では教職員36人と監督責任の管理職60人を処分した。

機密情報をメールで委託業者に 市包括外部監査「指摘」(2/8)

市は8日、今年度の包括外部監査結果を公表した。適当でない事務処理があったと判断された「指摘」は28件、改善を提案する「意見」は29件、このうち個人情報などのデータ「情報資産」の管理に関する指摘が20件で最多、予定価格の算定に関する意見が10件あった。指摘ではシニア世代が参加する「プラチナ音楽祭2022」の運営業務委託で、市の規定に従わず機密性のある情報をメールで委託業者に提供していたことなどが挙げられた。

新年度予算案8712億円(一般会計) 過去2番目の規模(2/6)

市は6日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は8712億円(前年度比0.5%増)と過去2番目の規模。市税収入は3854億円(同1.1%増)で3年連続過去最高。法人市民税が企業収益の増加で206億円(同17億円増)、住宅の新増築など固定資産税が1356億円(同11億円増)。ふるさと納税による流出額は過去最高の142億円。歳出では子育て支援や障害福祉サービスの拡大など扶助費が全体の3割の2383億円(同3.8%増)、退職予定者増加で人件費が1645億円(同7.0%増)。市制100周年記念関連は8億円、全国都市緑化フェア関連は24億円を盛り込む。減債基金からの借り入れは157億円。

ウクライナの星空投影 「かわさき宙と緑の科学館」解説員は避難女性(2/4)

「かわさき宙(そら)と緑の科学館」(市青少年科学館・多摩区)では4日、「ウクライナの星空の下で」と題したプラネタリウム特別投影会を開催する。講師はウクライナ東部の都市ハルキウプラネタリウムに7年間解説員として勤務し、戦禍を逃れて日本に避難しているオレナ・ゼムリヤチェンコさん(31)。科学館職員と共にウクライナ語と日本語で投影を行う。会場には日本赤十字社の「ウクライナ人道危機救援金」の募金箱も設置。

川崎店前の街路樹伐採でBM社員逮捕 全国初(1/30)

中古車販売大手ビッグモーター(BM)の店舗周辺で街路樹が枯れるなどした問題で、県警捜査1課と川崎臨港署などは30日、川崎店(川崎区)前の街路樹の伐採に関与したとして、器物損壊の疑いで同社社員(51)を逮捕した。街路樹問題での逮捕は全国初。同社従業員と共謀して2022年10月12日、川崎店前の歩道上で、オオムラサキツツジ6本を切断損壊したとしている。市は昨年8月、県警に被害届を提出した。

見守り活動ベスト市立全小学校に寄付 セレサ川崎(11/20)

JAセレサ川崎(宮前区)は登下校する児童を見守るスクールガード(学校安全ボランティア)が活動時に着用するベストを市立全小学校114校に寄付、市は20日感謝状を贈呈した。スクールガードは約2万4千人でPTAや町内会、老人会の人たちが担っており、午前7時半~8時15分の登校時や下校時に通学路に立つ。セレサ川崎は2021年度150着、22年度250着、今回23年度分250着を寄付、各校に2着ずつ配布した。

空中配送ロボの実証実験 麻生区のUR団地(11/17)

パナソニックホールディングス、東急、都市再生機構(UR)は17日、麻生区のUR虹ヶ丘団地(1578戸)で、高さ10㍍に張られたワイヤを自走して荷物を運ぶ「空中配送ロボット」の実証実験を事前公開した。利用者が東急ストアなどの商品をスマホの専用アプリで注文。注文品を団地内の配送拠点からロボットがワイヤを自走、団地中央の受け取りボックスまで運ぶ。利用者はスマホに届いたQRコードでボックスから注文品を取り出す。実験は18日から来年3月末まで。

新本庁舎・開庁式に市議ら約330人出席(11/6)

新本庁舎の開庁式が6日行われ市議や市民代表ら約330人が出席した。新本庁舎は1938年竣工の旧庁舎跡地に建て替えられ、行政と議会機能が入る高層棟と、旧本庁舎の一部を再現した復元棟からなる。旧本庁舎の歴史展示室、25階展望フロアの一般開放も始まった。今後、民間ビルなどに分散している各局を新本庁舎と第3庁舎、川崎御幸ビルの3か所に集約。すべての移転完了は来年7月の見込み。

新本庁舎の一部業務開始 パレール三井ビルから移転(10/10)

市役所新本庁舎の一部の業務が10日から始まった。この日業務を始めたのは、健康福祉局生活保護・自立支援室(高層棟9階)と、同局医療保険課、国民年金・福祉医療課、収納管理課(同14階)でいずれもパレール三井ビル(川崎区)からの移転。地下駐車場と駐輪場も使えるようになり、敷地内の通行も可能。開庁式は11月6日で、25階の展望フロアや歴史展示スペースも同日から一般開放に

ろ過装置で購入指示のメモ 議会で公表(9/28)

今年3月オープンした多摩区の生田ふれあい広場噴水のろ過装置について、福田市長の購入指示を示唆するメモの存在が28日の市議会決算審査特別委員会環境分科会で明らかにされ、上下水道局はろ過装置導入の経緯を調査するとした。地下水を利用する広場の噴水はろ過材メーカー「日本原料」(川崎区)の製品が使われている。メモには、同社の装置を長沢浄水場(多摩区)で実験的に使用しいていたが導入は見送られ、その後に広場の装置に導入されたとの記述がある。ろ過装置の設置費用は3550万円。

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