300室超ホテル川崎駅周辺に相次ぎ開業(9/6)

JR東日本グループの日本ホテル(東京都豊島区)は川崎駅西口に建設中の「ホテルメトロポリタン川崎」(幸区)の開業日を来年5月18日に決め、今年11月1日から宿泊予約を受け付ける。同駅周辺で最大規模の304室、駅至近で羽田空港に近い好立地から、国際的に活動するビジネスマンをターゲットにする。駅東口では11月1日、川崎区役所近くに386室の「ドーミーイン川崎」がプレオープンし、最上階に自家源泉を楽しめる大浴場を備える。市内には4月時点で51の宿泊施設があり、客室数は合計約5千5百室で、客室数が3百を超えるのは「リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉」など数少ない。

市内経済成長率名目で4年ぶり減 臨海部石油業の縮小影響(8/13)

市は13日、2016年度の市内の経済状況をまとめた報告書を刊行した。市内の経済成長率は名目値で0.9%減、実質値で1.0%の減で、名目値は4年ぶり、実質値は2年ぶりのマイナス成長となった。市民雇用者報酬と財産所得、企業所得を合わせた市民所得は4兆9423億円(前年度比0.9%減)で5年ぶりの減少。雇用者報酬の1.4%増を財産所得の11.4%減、企業所得の7.3%減が押し下げた。16年度は大手企業の合併による臨海部での石油業の縮小などが、経済成長率や企業所得の減少に影響したとしている。

「女性の役割重要に」商議所女性会50周年式典(6/12)

市内の女性経営者らでつくる川崎商工会議所女性会は12日、創立50周年の記念式典を同商議所KCCIホール(川崎区)で開いた。女性会は1969年10月、婦人経営研究会として発足、女性経営者の情報交換や資質向上、チャリティなどの社会貢献に取り組んできた。六代目会長の朝山昌子会長は「今、企業の最大の課題は人手不足と持続性の確保で、女性の役割が極めて重要」とあいさつ。式典後は市民文化大使のバイオリニスト大谷康子さんの講演やかわさき産業親善大使の神崎順さんと10caratsによるステージなどが行われた。

市内の名産品並ぶ 「Buyかわさきフェス」(6/8)

市内の優れた名産品を市内外にPRし展示販売する「Buyかわさきフェスティバル」が8日、JR武蔵溝ノ口駅改札口前自由通路で開催され、多くの来場者でにぎわった。同フェスは市と川崎商工会議所が主催し34回目。市外へ流れる購買力を市内で循環させようと、2002年から年2回のペースで催され、近年は市域の中心となる同駅が会場。菓子店やパン店など約20店が出店し、宮前区産のナシを使った和菓子や市内産のトマトやキュウリ、ウメなどの農産物が並んだ。

高架下に新たに商業施設 6飲食店オープン新丸子―武蔵小杉間(6/6)

東急電鉄は6日、東横線・目黒線新丸子―武蔵小杉間の高架下に、市内初出店の自家製フレッシュチーズ専門店など飲食店からなる新しい商業施設を開業する。施設は新丸子駅から徒歩2分、武蔵小杉駅から4分の好立地で、約640㎡の区画に六店舗が入居する。東急電鉄によるとこのエリアは多摩川河川敷など外遊びができる場所が多いことからファミリー層にも人気で、新丸子の情緒とともに、武蔵小杉の新しさを感じながら、気軽に立ち寄れる場所を目指してデザインしたという。

旧東海道沿いに地ビール醸造所 川崎宿を活性化(12/21)

川崎区の旧東海道沿いのビルに21日、地ビールの醸造所「東海道BEER 川崎宿工場」がオープンした。明治27年に輸入ガラス店として創業した「岩田屋」の4代目で一級建築士の岩沢克政さんが隣接するガレージ倉庫を改修して開いた。外観は稲毛神社の神木で川崎区の木のイチョウと「勝ち虫」と呼ばれ縁起のいいトンボをあしらった透かし彫りの壁で、店内は旧東海道をキーワードにして「和」の雰囲気の空間に、カウンター席の正面に発酵、貯酒のタンクが見えるようになっている。

「ラゾーナ」大規模リニューアルオープン(11/29)

2012年以来2度目の大規模リニューアルを行ってきた川崎駅西口のショッピングセンター「ラゾーナ川崎プラザ」(幸区)が29日オープンした。1階の食物販ゾーン「グラン・フード」(約3千㎡)が全面改装し従来より通路を広くして回遊性を意識した売り場となり、全86店のうち新規31店の約6割が県内や川崎エリアでの初出店になる。06年に開業した同プラザは三井不動産が運営し17年度の売上高は946億円で、幅広い集客力から川崎駅周辺の人の流れに変化をもたらした。

臨海部に水素プラント起工 発電向け20年稼働(10/11)

千代田化工建設、日本郵船、三菱商事、三井物産の4社でつくる「次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合(AHEAD)」が東亜石油京浜製油所(川崎区)で、実証実験で使用するプラントの起工式を開いた。AHEADは国立研究開発法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」(幸区)が助成するほか、市の水素戦略リーディングプロジェクトにも位置付けられている。20年に実証事業を始め、プラントで取り出した水素は東亜石油内の火力発電設備の燃料として使用する。年間210トンの水素を供給する計画。

手作りロボットで熱戦 小中学生の部(8/18)

手作りロボットで技術力を競い合う「かわさきロボット競技大会」が18日、市産業振興会館(幸区)で開幕した。腕や脚の構造を持つ無線操縦ロボットを特設リングで闘わせる格闘技で、縦横各1.9mの障害物があるリングで相手を倒すかリング外へ押し出せば勝ちとなる。初日のジュニア部門には市内を中心に小学3年から中学3年までの計30チーム約100人が参加した。社会人と学生による「バトルロボット部門」は25,26日開催し、全国から204チームが参加する。

市産業振興財団設立30年で式典(7/20)

市産業振興財団は20日、設立30周年の記念式典を市産業振興会館(幸区)で開いた。6月に就任した三浦淳理事長はあいさつで「30年前は産業の空洞化が叫ばれ、時代の転換期だった。現場主義、地域密着、伴走型の川崎モデルを貫き、時代の変化に柔軟に対応してきた。財団は今、ナノ医療イノベーションセンターを運営するなど世界の最先端の産業に関わっている。今後も産業の振興を通じて社会的課題の解決に寄与し、果敢にチャレンジしていきたい」と語った。

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