「川崎市民館・労働会館(仮称)」の整備事業について市は市議会常任委員会で9日、工費が約20億円増えて約69億円になると明らかにした。同事業は市立労働会館を改修し、市教育文化会館を取り壊して機能を移す計画(2025年1月開館予定)。当初は労働会館地下に設置予定の防災設備を水害に備え高所に配置変更、これに伴う増床や耐震性向上などの設計見直しにより約12億円増額、さらに資材高騰で約8億円増える見通しに。大詰めの段階での費用増額に反発の市議も。
市会常任委などオンライン開催 本格実施(8/15)
市は15日、市議会常任委員会などのオンライン開催を本格実施すると発表した。対象は常任委と議会運営委、正副委員長会議などで、本会議は対象外。必要なパソコンやヘッドホンなどは議員自身が用意する。議員が新型コロナウイルス感染の陽性者となったり大規模災害で集まることができなくなったりした場合でも、会議が可能となる。国の通知を受け3月に市条例を改正、5~7月に試行していた。
秋田前市議に3回目の政務活動費返還命令(6/30)
福田市長は30日、秋田恵前市議の2021年4~7月の政務活動費の一部は妥当性を欠くとして、市条例に基づき約31万円の返還を命じた。期限は7月21日。市は秋田氏の事務所の1室について、「政務活動の実態がなく、政活費での家賃支払いは条例違反」としている。市は昨年12月と今年2月にも政活費の一部返還を命じているが、計約107万円は返還されていない。秋田氏は参院選への立候補に伴い自動失職した。
飯塚市議の死去を悼む 市議会本会議(7/23)
市議会定例会は23日、本会議を開き、6月4日死去した現職市議の飯塚正良市議さん(71歳・立憲民主)の死を悼んだ。同じ川崎区選出の嶋崎嘉夫市議(自民)が哀悼の辞を読み上げ、弔辞に合わせて隣席だった織田勝久副議長が飯塚さんの氏名標を立たせた。傍聴席では飯塚さんの長男と次男が飯塚さんの遺影を抱えて見守った。
市民文化大使EXILE松本さん市議会傍聴(6/8)
市の市民文化大使を務める「EXILE(エグザイル)」の創設メンバー、松本利夫さん(47)が8日、広報紙「議会かわさき」の企画の一環で市議会本会議を傍聴、議長らと対談。議会は5分程度で終了、熱く議論するところを見たかったと残念そうな様子の松本さんは高津区出身、川崎を応援する動画配信プロジェクト「川崎利夫」を立ち上げ魅力発信を続けている。議会の活性化策としてファン以外にも身近になるよう表現を工夫をと持論を語った。
加藤、藤倉氏の副市長再任に同意 市議会(3/18)
市議会第2回定例会は18日本会議を開き、加藤順一(64)、藤倉茂起(63)の両副市長を再任する人事案に全会一致で同意した。任期は4月1日から2026年31日までの4年間。2年の任期を残す筆頭の伊藤弘副市長とともに引き続き3人体制となる。また、教育長の人事案件も提出され小田嶋満教育長(63)の再任が同意された。任期は3年間。
昨年衆院選の選挙公報配布に不備 市議会委(3/14)
昨年の衆院選での選挙広報配布委託事業を巡り、市が適切な手続きを経ないまま受注業者の再委託を認めていたことが、14日の市議会総務委員会でわかった。選挙公報は各町内会の協力で配布していたが、新型コロナウイルスの影響から5社と随意契約で対応。日通(東京都)は一部業務を再委託、市は再委託を把握していたが、手続きを求めなかった。5社への委託料は約5800万円で日通は約4千万円。1部あたり約130円と最も安い業者の3倍以上で一部市議が「公金支出に損害が出ている」と指摘、調査を求めた。市選管は他の業者が見つからず、積算根拠の提示もなく提示金額を受け入れたとしている。
ウクライナ侵略非難決議を可決 市議会(3/10)
市議会は10日の本会議で、「ロシアによるウクライナ侵略を強く非難する決議」案を、市議1人が退席したうえで全会一致で可決した。決議は市議会が全国に先駆けて核兵器廃絶平和都市宣言を可決したことに触れ、「核兵器の使用を示唆するような発言により、各国を威嚇している」と指摘。ロシアのウクライナ侵略を「断じて認められず、最も強い言葉で非難する」とした。
秋田市議に2度目の返還命令 政活費不適切使用(2/17)
市は17日、秋田恵市議(幸区、無所属)に対し、2019~20年度の政務活動費のうち62万5000円の支出が市条例違反に当たるとして、3月10日までに市に返還するよう命令した。昨年12月の返還命令(44万9399円)についで2度目。内訳は事務所の2階部分の賃借料と19年度分を含む光熱水費。同市議の事務所2室のうち1室に「政務活動の実態がない」として支出の半額分の返還を求めた。
2年ぶりに新年賀詞交換会 市長・市議会議長主催(1/5)
市長と市議会議長主催の新年賀詞交換会が5日、ミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)で2年ぶりに開かれ、経済界などの代表、議員ら約530人が出席した。市長は脱炭素と県との二重行政を解消する特別自治市実現に向け意気込みを、橋本議長はさらに発展する川崎を目指し大いに市議会で議論していくと抱負を述べた。昨年市文化賞を受賞した「ゆりがおか児童合唱団」が市歌などを披露した。