脱原発を訴え市民集会 約1300人が参加(3/10)

脱原発を呼び掛ける市民集会「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」が10日、中原平和公園で開かれた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から8年となるのを前に、避難生活を余儀なくされている事故の被害者らがエネルギー政策の転換を訴え、参加者約1300人が「未来のために原発をなくそう」とデモ行進した。集会は脱原発を目指して市内の団体・個人で結成された実行委員会の主催で、震災翌年から毎年3月11日に合わせて千人規模の集会を開いてきた。

女性社員に感謝のミモザ 国際女性デ―(3/8)

「国際女性デー」の8日、宮前区の化粧品メーカー「シーボン」が黄色の花「ミモザ」のブーケを女性社員に贈った。同社は女性が働きやすい環境づくりに取り組み、正社員約1000人のうち9割以上が女性で、9,10の両日「ラチッタデッラ」(川崎区)で開催される「ミモザ フェスタ」の一環。同施設では2004年からフェスタを始め、春の訪れを告げるミモザを買い物客にプレゼントしてきた。国際女性デーは女性の権利向上と差別撤廃を目指して国際婦人年の1975年に国連が定めた。イタリアでは「ミモザの日」と呼び、男性が女性にミモザを贈り感謝の気持ちを伝える習慣がある。

伝統野菜のらぼう菜に新品種 市農業技術支援センター(3/8)

市は8日、「かわさき農産物ブランド」に認定されているアブラナ科の野菜「のらぼう菜」の新品種を開発したと発表した。のらぼう菜は多摩区菅地区を中心に江戸時代から栽培されている伝統野菜で、2~4月頃が旬。甘みがあってくせがなく、歯触りもよい。市農業技術支援センターが2006年から育成を開始、改良を重ね17年に農林水産省に出願、今年2月に品種登録された。味や栄養価は同じだが、より色鮮やかで葉や茎に光沢があり、お浸しや炒め物のほかパスタやうどんの具材としてもおすすめという。

宮前区役所移転案に反対意見1万3千余通(3/6)

東急田園都市線鷺沼駅前(宮前区)での再開発事業に合わせて区役所などを移転する基本方針案について、同区民らでつくる「鷺沼駅前再開発と区役所移転を考える会」(小久保善一共同代表)は6日、1万3858通の市民意見(パブリックコメント)を集め市に提出した。2月22日から3月6日までの短期間にこれだけ集まったのは市民が納得していないことの表れとしている。市民合意を図ることや現在の市民館・図書館は残してほしいなどの意見が多かったという。

民家園の誕生をテーマに 市民劇上演記念シンポ

日本民家園(多摩区)の誕生をテーマとする市民劇の上演を記念して4日、21世紀川崎教育フォーラム(江頭秀夫代表)の主催でシンポジウムが開かれ同園誕生の背景などを語った。市民劇「日本民家園ものがたり」は、江戸時代などの古民家など25建物を集めて展示した施設の誕生に尽力した市の文化財担当職員古江亮仁氏を取り上げたもの。シナリオを担当した劇作家小川信夫さんは「これまで市民劇は偉人を題材にしたが、普通の人の人間力を扱いたかった」としている。

多摩川改修100年記念 児童の歌声響く(3/2)

多摩川改修100年を記念して「多摩川を歌う」イベントが2日、エポックなかはらで開かれた。「多摩川の未来を担う子どもたちへのメッセージ」と題したパネルディスカッションや富士見台(宮前区)、百合丘(麻生区)、東菅(多摩区)の市立小と府中市立小の合唱団の子どもたち187人の歌声が響いた。国土交通省や市など流域34行政機関でつくる多摩川流域協議会の主催。多摩川の改修事業は水害で苦しんだ中原区周辺の住民による1914年の「アミガサ事件」が発端となって、18年に国が河口から二子橋付近までの築堤事業を始めた。

蟹ヶ谷古墳群で現地見学会(3/2)

市教育委員会は2日、発掘調査を進めている蟹ヶ谷古墳群(高津区)の現地見学会を開いた。現地は6~7世紀ごろの古墳群で、現存する市内唯一の前方後円墳(全長約27㍍)1基のほか、円墳4基程度があるとみられている。調査は市教委と、専修大や鶴見大などの研究者からなる調査団と連携して行われている。今回の調査は古墳の形や規模、埋葬施設などの確認が目的で、参加者らは市教委の学芸員から説明を受け、写真を撮ったりして遺構を見学した。

風呂で「フロ」ンターレ応援 銭湯でPV観戦(3/1)

サッカーJ1川崎フロンターレは、1日午後7時に等々力陸上競技場(中原区)での鹿島アントラーズ戦を、銭湯「千年温泉」(高津区千年新町)で観戦できるパブリックビューイング(PV)を開催する。チーム名の「フロ」と「風呂」を掛け合わせた川崎浴場組合連合会との共同企画。男湯と女湯を隔てる壁の上に専用のスクリーンをつるし、男女とも湯船につかりながら観戦できる。PVは午後6時からだが、観戦後のサポーターにも足を運んでもらおうと、午前零時の閉館まで映像を流す。

川崎のみ自然増 県内の人口統計調査(2/28)

県は28日、昨年1年間の人口統計調査の結果を発表した。県内31市町村で出生数が死亡数を下回る自然減となったが、川崎市だけが自然増(2527人)だったと発表した。開成町が出生数と死亡数が同数のほかは自然減で、横浜市が最多の5596人、横須賀市2443人、相模原市1256人と続いている。市区町村別で人口増の多かったのは、再開発でマンションが増え、若い世代が流入している中原区の4128人増がトップだった。

市内初の地下駅完成 産業道路駅(2/27)

京急大師線小島新田―東門前の地下トンネル(約980㍍)と地下化される産業道路駅の完成記念式典が27日、同駅で開かれ、市や京急、地元町内会関係者らが市内初の地下駅などの完成を祝った。現在の地上駅は3月2日で終了し、線路の切り替えや踏切の除去が終電後に行われ、3日午前10時頃から地下駅が利用できる。地上駅や産業道路第1踏切には連日、鉄道ファンらが訪れカメラに収めている。同駅は来年3月3日に「大師橋駅」に改名される。

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