昨年の台風19号で浸水被害のあった中原区の武蔵小杉駅周辺に立つタワーマンション住民らが21日、福田市長に再発防止を求める要望書を提出した。増水した多摩川の水が排水管から市街地に逆流したとして、逆流を検知するシステムの設置、ゲートを開閉する操作手順書の見直し、高層マンションのインフラ被害を想定した避難所の確保、予備電源の高層階への移設支援、浸水リスクの高い武蔵小杉駅横須賀線口周辺の恒久対策などを求めた。地下に浸水して長期間停電した1棟を含む周辺マンション12棟(計6886世帯)の管理組合が加盟するNPO法人が要望書をまとめた。