医療法人社団「葵会」(東京都)が川崎区で訪日外国人に最先端医療を提供する「医療ツーリズム」の専門病院を開設する方針を示したことについて、県、市、地元医療関係者などによる検討会(会長 新江良一・県病院協会長)は22日、地域医療に影響を及ぼす可能性があるとして、現時点で専門病院の開設は「認めるべきではない」との見解を盛り込んだ中間報告案をまとめた。昨年6月に葵会が市に相談、県や市、地元医療関係者らが反発し、今年2月計画再検討の文書を提出したが、断念の意思は示していない。来年2月までに最終報告をまとめる方針。実現すれば国内初の専門病院になる見込み。