在日コリアン集住地区の川崎区桜本で共に生きる街づくりに取り組んできた社会福祉法人青丘社の設立50年を記念する式典が16日、地元の在日大韓基督教会川崎教会で開かれた。青丘社は入園拒否という民族差別を契機に設立した桜本保育園を出発点に、その後「誰もが力いっぱい生きるために」を理念に差別をなくすための公的施設「市ふれあい館」や保育園の運営、高齢者・障害者の福祉サービスなどを地域と共に行ってきた。式典では三浦知人理事長や裵重度前理事長の挨拶、在日高齢者交流サークル「トラヂの会」のハルモニたちの朝鮮の歌や踊りが披露された。