市は、2010年4月に開所・増員予定の認可保育所を発表した。8月に策定した保育計画見直しに沿い、受け入れ枠を1,130人増員。09年4月の待機児童数は713人だが、市こども本部は「待機児童数は増え続けており、まだ足りる状況ではない」とし、2012年4月までに3,000人の増員を図る。今回の拡充はすべて民営保育園。市内初となる幼・保一体の認定こども園「新城みらい保育園」(中原区、定員120人)などが含まれている。
市は、2010年4月に開所・増員予定の認可保育所を発表した。8月に策定した保育計画見直しに沿い、受け入れ枠を1,130人増員。09年4月の待機児童数は713人だが、市こども本部は「待機児童数は増え続けており、まだ足りる状況ではない」とし、2012年4月までに3,000人の増員を図る。今回の拡充はすべて民営保育園。市内初となる幼・保一体の認定こども園「新城みらい保育園」(中原区、定員120人)などが含まれている。
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待機児童の問題は、当センター研究員も取り組んでいる課題ですので注目してくださいね。待機児童対策は本当に難しいと感じます。ハード面での整備を対応させれば、需要変動によってどのように柔軟性が確保できるのか・・・対象者が減少したときには経営が成り立たない状況は容易に予測されますが、それは誰が責任を取るのでしょうか??経営努力でなんとかしろ・・・?それを言ったら「保育も自己努力で何とかしろ」ということになりませんか?公的サービスとしての性格、制度の中でどうやってベストな選択をするか・・・頭の痛い課題ですが、社会保障のあり方の根幹ですから、もっといろんな議論があってもいいのではないかと思います。
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日本において「幼∙保一元化」の問題は、古くて新しい問題であり、戦後「幼∙保二元化」体制を維持したまま、現在に至っている、と思っていましたが。。。 川崎で「幼∙保一体の保育園」が生まれるのですね。幼稚園と保育園とは、もともとその機能が違っているので、「幼保一元化」の問題に対しては十分な議論が必要です。しかし、最近、日本(川崎)で「幼保一元化」の議論が盛り上がっていたとは知りませんでした!川崎の保育政策をずっと研究してきた立場からすれば、「幼∙保一体の保育園」における保育と、「幼保二元化体制」における保育とは、絶対その機能(特に母親の労働保障)が違ってくると思いますので、これから「新城みらい保育園」に注目していきたいですね。