市は30日、2019年度の一般会計決算見込みを発表した。歳入は7397億円(前年度比3.4%増)、歳出は7367億円(同3.3%増)でともに過去最大。20年度への繰り越し財源(28億円)を引いた実質収支は1億8300万円の黒字見込み。歳入のうち市税収入は3619億円(同88億円増)で7年連続の増収。ふるさと納税による減収額は57億円で寄付額が4億円のため53億円が流出。歳出では義務的経費のうち扶助費が1971億円(同6.2%増)で、保育事業費が大幅に増加。台風19号や新型コロナ対策などで市税収入、減債基金から95億円を借り入れ、基金の残高は2290億円。