被災作品名の公表を市に申し入れ 市民オンブズマン(3/5)

昨秋の台風19号で市民ミュージアム(中原区)が浸水被害を受け、収蔵品に多数の被害が出た問題で、川崎市民オンブズマンは被災作品名や修復計画などを明らかにするよう福田市長あて申し入れ書を提出した。申し入れ書では、詩人のまどみちおさんのスケッチなど市にゆかりのある作家を中心に収蔵品を例示して、被災状況の公表を求めた。市は搬出した収蔵品のうち修復困難なものもあるとし、具体的な作品名は寄贈者や作者の理解を得られていないとして公表していない。

臨時休校開始 児童に「居場所」提供(3/4)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校が4日から始まり、市立の全175校が共働きなどやむをえない事情のある子供向けに「児童生徒の居場所」を提供した。「居場所」は午前8時半から午後2時まで開設され、午後2時から7時はわくわくプラザ(学童保育)で受け入れる。1教室あたり20人以下で読書や自習などをして過ごし、教職員が見守った。小学生の15%、1校当たり平均約100人が利用した。中学生は1%、特別支援学校は25%だった。

生田小で卒業式 前倒し実施(3/3)

多摩区の生田小学校では3日、予定を前倒しして卒業式が行われ80人が巣立った。市教育委員会は市立学校の卒業式を在校生の参加を極力減らすなど規模を縮小して感染対策をしながら実施する方針。小学校は18~23日、中学校は11日と24日、特別支援学校は6~19日に予定。生田小は19日に予定していたが、今後の感染拡大の状況が不透明で予定日に実施できなくなる可能性も考え判断したとしている。

多摩区の「寺子屋食堂」も休業 感染防止で(3/2)

母子家庭などの子どもたちの学習指導を行っている多摩区のNPO法人「川崎寺子屋食堂」(山縣和彦理事長)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2日から3月末までの休業を決めた。同食堂は市内2か所の公共施設で週2回、宿題や受験勉強の指導をしており、夕食代も含め無料。小学5年から高校3年生までの計26人が通う。ボランティア講師から自分が感染し子どもにうつしてしまう心配の声が上がり休業するが、保護者からはなるべく早く再開をの声が寄せられている。

地下貯水槽あふれ浸水 台風被害のタワマン管理組合報告書公開(3/2)

昨年の台風19号で武蔵小杉駅近くにある47階建てタワーマンションの地下3階の電気設備が浸水し、停電や断水が続いた問題で、同マンションの管理組合は2日、原因と再発防止に関する報告書を公開した。地上が冠水し、地下4階に当たる貯水槽に大量の水が流入したことが原因とし、浸水対策や地下電気設備の見直しを検討する。報告書をまとめたのは「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」で、住民側が被害の情報を公にするのは初めて。

「性的パートナーシップ制度」必要 市長答弁(3/2)

福田市長は2日の市議会本会議で自民党の橋本勝議員、共産党の宗田裕之議員の質問に答え、性的少数者(LGBTなど)について「心ない好奇の目にさらされ苦しんでいる」と述べ、性的パートナーシップ宣誓制度導入が必要との認識を示した。市は2020年度中に性的少数者のカップルをパ―トナーとして公的に認証する制度を創設する考えを表明している。

市立図書館の閲覧席を休止 3月2日から15日(2/29)

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため市は3月2日から15日まで市立図書館の閲覧席の利用を休止する。利用者が館内にとどまる時間を短くするためで、パソコン、新聞、雑誌の閲覧も休止する。本の貸し出し、返却は受け付ける。対象は川崎図書館や幸図書館など全13の市立図書館。川崎図書館では29日午後、閲覧の休止を告げる貼り紙が館内に貼りだされた。1日の入館者数は平日が約千人、土日は約1200~300人。

市立小中高は4日から 首相の一斉休校要請受け(2/28)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い安倍首相が27日突然表明した、全国の小中高校などへの3月2日から春休み開始日までの休校要請を受け、市は28日、保護者や児童、生徒に確実に情報を伝えるため2,3両日は通常通りとし、4~25日を休校とする。やむをえない事情がある場合は学校で過ごすことも可能とした。卒業式は登校日とし、来賓の参加見合わせや在校生や保護者などの人数制限など感染防止策を講じて実施する。特別支援学校については支援を必要としている人が多いことから休校にしない方向で検討。また、自宅にいることが困難な児童、生徒のために学校に居場所を設けるほか、わくわくプラザ(学童保育)も利用できるようにした。

川崎競輪・競馬観客に ミューザ川崎主催5公演中止 フロンターレ窓口休止(2/27)

市は川崎競輪について、27日から当面の間、無観客で実施すると発表した。場内や場外での車券販売は中止し、インターネットと電話に限る。川崎競馬場で3月2日から開催予定の重賞を含めたレースも無観客実施となる。ミューザ川崎シンフォニーホールは同日、3月11日の被災地復興支援チャリティ・コンサートなど、同ホール主催の5公演を中止すると発表した。16日以降の公演は現時点で開催予定だが状況を見て判断する。川崎フロンターレは同日から3月25日まで、原則として全役職員を在宅勤務することを決め、この期間中の窓口業務も休止する。

市主催イベント原則延期か中止に 新型コロナ感染拡大で(2/26)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が全国的なスポーツ・文化的イベントの延期や中止を要請したことを受け、市は26日、市主催イベントの対応方針を決定し、濃厚接触するようなものは原則として延期または中止すると発表した。対象期間は27日~3月15日までの18日間。屋内で複数の人が密着したり、会食したりするイベントは原則として延期か中止とし、屋外イベントでも会食などを伴うものは自粛する。市有施設を借りた民間のイベントが新型コロナウイルスを理由に中止される場合はキャンセル料を取らないとした。

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