平均寿命が最も長い市区町村は、男女とも麻生区で、女性は89.2歳(前回4位)、男性は84.0歳(同2位)だったことが12日、厚生労働省が公表した「2020年市区町村別生命表」で分かった。全国平均は女性87.6歳、男性81.5歳。同表は5年に1度まとめられ、今回で5回目。20年国勢調査のデータなどから算出、豪雨災害等があった9町村を除く1887市区町村を対象。一方、川崎区は女性87.0歳(1578位)、男性78.8歳(1871位)でともに県内最下位。
待機児童3年連続ゼロ 利用児童数は過去最多(5/9)
市は9日、認可保育所などに入れない待機児童数(4月1日現在)が3年連続ゼロと発表した。561か所ある認可保育所などへの利用申請者数は36,491人(前年度比384人増)で34,968人(同413人増)が入所、いずれも過去最多。希望通りの保育所に入れないなどの理由で待機児童から除外された保留児童は1523人(前年度比29人減)、その内訳は育休関係の申請で918人、特定の施設希望者が272人など。
コンビニでマイナカード使用の証明書誤交付 システムに原因(5/9)
マイナンバーカードを使った証明書のコンビニ交付サービスで別人の戸籍証明書が発行された問題で、市は9日、原因を発表した。2日宮前区のコンビニで戸籍全部事項証明書を申請し別人の証明書が発行されたのは、市内2か所のコンビニでほぼ同時に申請が行われことが原因で、システムの不具合により先に申請した人の証明書に後の人の内容が上書きされたという。同日午後交付サービスを停止、住民票などは3日、戸籍証明書はシステム修正後の9日に再開した。
沖縄文化発信フェスタ 県外最大規模イベント(5/3)
沖縄文化を発信する「第20回はいさいフェスタ2023」がJR川崎駅東口周辺で始まった。7日まで。チッタエンタティメントとチネチッタ通り商店街振興組合の主催で、沖縄県外で開催される沖縄関連イベントとしては最大規模。会場にはグルメや物販など約90店舗が出店、沖縄そばやタコライスなど郷土料理が並んだ。名物の沖縄のエイサーは「鶴見エイサーしおかぜ」など複数のチームが演舞を披露した。
給水スポット拡大 マイボトル促進でプラごみ削減(5/1)
市は1日からプラスチックごみの廃棄量削減へ向けて、市内公共施設でのウォーターサーバー設置を本格的に進め、市民自らが水筒を持ち歩く「マイボトル運動」を促進する。2021年4月から今年3月まで給水スポット実証事業に取り組み、区役所など公共施設約30か所に設置した結果、期間中の給水量は500㎖のペットボトル約32万本に相当する約16万ℓに上った。市は新たに市民館やスポーツセンターなど計90施設に拡大し、約100台を順次設置する。
脱炭素化に向け「通年軽装勤務」へ 市職員(5/1)
市は1日から年間を通して「通年軽装勤務」の取り組みを始める。これまで5~11月だったのを拡大し、脱炭素化の実現を推進するもので、職員はネクタイやジャケットの着用に縛られず、クールビズやウォームビズなど過度な冷暖房に頼らない服装を選ぶ。来庁者にも脱炭素化への趣旨が伝わりやすいように、「職員 脱炭素自主行動宣言/クール・ウォームビズを実施中」と記した名札を用意した。
メーデー4年ぶりの屋外開催 川崎地域連合(4/29)
川崎地域連合(渡部堅三議長)による労働者の祭典「メーデー」の第94回川崎地区大会が29日、富士通スタジアム川崎(川崎区富士見)で行われた。コロナ禍により屋外開催は4年ぶり。60団体、約1700人が参加した。「支え合い・助け合う社会をつくり、くらしをまもる」をスローガンに掲げ、持続的な賃上げや労働者の処遇改善、ジェンダー平等など多様性を認める社会の実現を訴えた。
市内ホームレス14年連続減の132人(4/28)
市は28日、ホームレスの実態に関する調査結果を公表した。市内のホームレス数は132人で前回調査から29人減少(18%減)。2003年の1038人をピークに09年から14年連続で減少し続けている。区別では川崎区が74人(全体の56.1%)、中原区31人、幸・高津区10人、多摩区6人、麻生区1人、宮前区0人。生活の場は河川が最多の38人、公園28人、道路24人、駅舎10人。性別では男性127人、女性5人
コロナ感染者独自集計実施へ コロナ5類移行後(4/28)
市は28日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行される5月8日以降、感染者の全数把握を終了、2014年運用開始の地域別発生状況などを示す市独自の感染症情報発信システム(KIDSS)を活用、独自の集計手法「リアルタイムサーベイランス」を行うと発表した。同集計手法は現在、市民もウェブサイトで閲覧できるインフルエンザの毎日の患者数を集計しており、コロナ患者数についても流行の早期把握に努める。
市議選結果に異議 高津と宮前の落選者(4/25)
市選挙管理委員会は25日、9日に投開票された市議選について落選の候補者2人が異議を申し出たと発表した。高津区で国民民主党新人の鈴木明伸氏(49)は最下位当選者の当選無効を主張。同氏は15票差の次点。宮前区で無所属新人の小長井哲也氏(67)は無効票に自身の票があると主張、得票数に疑義があり選挙の無効を要求。同氏は844票で、30票足りず供託金50万円を没収された。市選管は受理した日から原則30日以内に裁決する。