浄水装置導入でこれ以上検証の必要性なし 調査結果を受け市長(11/7)

生田浄水場用地(多摩区)の浄水装置の導入を巡り、市長から導入の指示はなかったとする上下水道局の調査結果を受け、福田市長は7日の定例記者会見で導入経緯のこれ以上の検証の必要性はないと述べた。記録が残っておらず詳細な記憶がない中、最大限の調査はしたと受け止めているとし、メモが外部に流出した経緯については調査を継続、個人が特定された場合は処分に対象になり得るとの考えを示した。

 2023年度市文化賞等の贈呈式(11/8)

2023年度の「第52回川崎市文化賞」などの受賞者7人の贈呈式が8日市役所で行われた。文化賞は元県特別支援学校校長会会長の片山世紀(せき)雄(お)さん(82)、芸歴44年の落語家の初音家(はつねや)左(さ)橋(きょう)さん(67)。社会功労賞は市医師会長の岡野敏明さん(64)、社会福祉法人あおぞら共生会理事長の明石洋子さん(77)。文化、芸術分野で活躍する若手らのアゼリア輝賞は、ピアニストの黒木雪音さん(24)、ダンサーで洗足大学准教授の「KEITA TANAKA」(本名・田中啓太)さん(45)、スキー選手の古賀結那(ゆうな)さん(21)。

「はやぶさ2」の部品製造職人など 「マイスター」5人認定(11/7)

ものづくりで市内最高峰を認定する2023年度の「かわさきマイスター」5人が7日、発表された。精密金属加工分野で小惑星探査機「はやぶさ2」の部品を製造したサンテック(中原区)の清水睦視社長(60)、和菓子職人で「御菓子処花ごろも」(中原区)代表の大沢忍さん(46)、金属加工分野でケイ・エム・エス(横浜市鶴見区)社長の神居隆さん(52・市内在住)、センターレス加工分野で三和クリエーション(中原区)の中村真さん(46)、精密板金加工分野のテイ.エス.エス(多摩区)社長の八木惇一さん(79)。

本会議生中継に字幕、親子傍聴席も 市議会新議場(11/6)

新本庁舎へ6日移転した市議会の新議場は、本会議の生中継に字幕を付ける仕組みが政令指定都市で初めて導入され、音声を鮮明に届ける中継も可能となる。生中継はインターネットや全区役所、市役所1階の情報発信スペースで視聴できる。親子傍聴席が一般傍聴席100席とは別に新設され、2組程度が遮音性の高い室内でガラス越しに議場を見ながら傍聴できる。個室の授乳室も設けられた。

新本庁舎・開庁式に市議ら約330人出席(11/6)

新本庁舎の開庁式が6日行われ市議や市民代表ら約330人が出席した。新本庁舎は1938年竣工の旧庁舎跡地に建て替えられ、行政と議会機能が入る高層棟と、旧本庁舎の一部を再現した復元棟からなる。旧本庁舎の歴史展示室、25階展望フロアの一般開放も始まった。今後、民間ビルなどに分散している各局を新本庁舎と第3庁舎、川崎御幸ビルの3か所に集約。すべての移転完了は来年7月の見込み。

「市長指示なし」ろ過装置導入経緯の調査結果(11/2)

市内の公園に設置されているろ過装置を巡り、福田市長が特定メーカーを挙げて購入指示を示唆するメモについて調査をしていた上下水道局は2日、「市長からの指示はなかった」とする調査結果を発表した。ろ過装置導入の経緯については「技術的な評価に基づく判断を行い、導入を決定した」とし、問題はなかったと結論付けた。ろ過装置は「日本原料」(川崎区)の製品で、ろ過材の交換が不要などを評価、2016年4月に導入を決め、生田ふれあい広場(多摩区)に設置された。同製品導入検討に関する議事録はない。

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