指定都市市長会は「多様な大都市制度実現プロジェクト」の会議を20日開催し、国等への要請活動の提言をとりまとめた。特別市は第30次地方制度調査会の答申で検討の意義が認められていることから、国は自ら検討を進めるべきと指摘、国に専任組織と政令市との新たな研究会の設置、特別市の法制化に向け議論の加速化を求めた。プロジェクトリーダーの福田市長は「国には(我々と)議論を深めることを求めたい」と訴えた。
市制100周年プレ大会「多摩川マラソン」 5700人参加(11/19)
「かわさき多摩川マラソン2023」が19日、中原区の等々力陸上競技場を発着点に多摩川河川敷などを走るコースで開かれ、約5700人が参加した。来年7月の市制100周年のプレ大会として、「誰もが楽しめるインクルーシブな大会」と位置づけ、車いす利用者や未就学児が対象の部門が新たに設けられた。車いす部門のスターターは元サッカーJ1・川崎フロンターレの中村憲剛さんが務めた。
空中配送ロボの実証実験 麻生区のUR団地(11/17)
パナソニックホールディングス、東急、都市再生機構(UR)は17日、麻生区のUR虹ヶ丘団地(1578戸)で、高さ10㍍に張られたワイヤを自走して荷物を運ぶ「空中配送ロボット」の実証実験を事前公開した。利用者が東急ストアなどの商品をスマホの専用アプリで注文。注文品を団地内の配送拠点からロボットがワイヤを自走、団地中央の受け取りボックスまで運ぶ。利用者はスマホに届いたQRコードでボックスから注文品を取り出す。実験は18日から来年3月末まで。
スマホゲームで環境配慮の行動変容を 市と富士通が実証実験(11/16)
市と富士通(東京都)は16日、CO²の排出量を抑制するなど環境に配慮した行動に楽しみながら取り組めるスマホゲーム「グリーンカーボンファーム」を開発、実証実験を12月4日から3月末まで実施すると発表した。川崎駅や多摩川などをモデルにした仮想のまちで脱炭素化に貢献する店舗などを利用するとゲームで使えるポイントを獲得するなどユーザーの行動変容を促す仕掛けや、市にゆかりの団体のファンコミュニティと連動し、参加者同士の交流による環境配慮行動も促す。
油絵「追憶の旧川崎市庁舎」寄贈 中原区の画家・垣内さん(11/14)
中原区出身・在住で内閣総理大臣賞などの賞を受賞している画家、垣内宣子(のりこ)さん(81)が14日、市役所本庁舎の完成を祝い、旧本庁舎をモデルに制作した作品を市に寄贈した。作品は30号の油絵「追憶の旧川崎市庁舎」で、上空から見た旧本庁舎を描いている。庁舎が取り壊される直前に水彩でデッサンし、油絵に描き直したものという。作品は新本庁舎7階に掲示される予定。