市の直近1週間(19~25日)の新規陽性者数は1156人と5週連続で過去最多となったことが、27日発表したモニタリング状況でわかった。新規陽性者数はこれまで最も多かった「第三波」の時期の1月4~14日の1123人を上回った。人口10万人当たりの新規陽性者数は75.1人、入院や宿泊・自宅療養を含む療養者数は86人で、ともにステージ4(爆発的感染拡大)。1日あたりの感染者数も266人、1月9日の226人を上回り過去最多。
日本初の常設サーキット跡地保全を 市民グループ声明(7/21)
中原区にあった日本初の常設サーキット「多摩川スピードウェイ」の跡地保全を求め、市民グループ「多摩川スピードウェイの会」が21日、声明を出した。「戦前のサーキットの観客席が現存している例は、世界的にも珍しい。治水と保全を両立してほしい」と訴えている。サーキットは1936年、現在の丸子橋付近の河川敷に1周1.2㌔の楕円形コースで設置、コンクリ―ト製観客席が堤防部分に建設された。故本田宗一郎さんも自身が開発した車でレースに出たことがある。国は老朽化に伴う築堤工事の一環で、10月頃に観客席部分を取り壊す予定。
NEC大規模接種会場10月まで延長(7/20)
市は20日、大規模接種会場としているNEC玉川ルネッサンスシティホール(中原区)について、8月1日までとしていた運営期間を10月10日まで延長すると発表した。米モデルナ社製ワクチンを1日1000回分ずつ確保し、約2万人の接種完了を目指す。対象者は当面、年度内に40歳以上となる市民と、基礎疾患がある市民、高齢者・障害者施設の従事者。
英国ラグビー選手に国旗を振って応援 等々力競技場(7/17)
東京五輪の7人制男子ラグビー英国チームが17日、事前キャンプ地の等々力陸上競技場(中原区)で公開練習を行った。市内のラグビースクールの小中学生とコーチ約150人が招かれ、スタンドから英国国旗を振って見守った。練習前にトム・ミッチェル主将が「今日はありがとう。英国を応援してください」と日本語も交え英語であいさつした。
「子どもたちに星空を」 宙と緑の科学館で50周年式典(7/17)
今年8月に開館50周年を迎える「かわさき宙(そら)と緑の科学館(旧市青少年科学館)」で17日、記念式典が行われた。同館は「公害のまち」と呼ばれていた川崎の子どもたちに「星空を見せたい」との願いを込め、1971年にプラネタリウム館として開館。2012年には市出身のプラネタリウムクリエーター大平貴之さんが開発した最新鋭機器などを導入し、リニューアルオープンした。これまで400万人以上の来場者を数える。
市水道100年の記念式典(7/16)
川崎で初めて水道ができてから100年を記念した式典が16日、カルッツかわさき(川崎区)で開かれた。公募市民ら約300人が招かれ、福田市長らのあいさつ、大沢太郎・市上下水道事業管理者の百年の歩みの説明があった。記念講演では東京都市大の長岡裕教授(水環境工学)が川崎の水道の強みについて、地形の高低差を利用しての省エネの仕組みや直営事業である点を指摘した。
市の感染者120人に 1月以来の多さ(7/15)
市は15日、保育園児から80代の120人の感染が確認されたと発表した。これは昨年末から感染が拡大した「第三波」の時期に当たる1月19日の142人以来の規模。陽性者数の累計も1万5千人を超えた。クラスターとなった川崎区のグループホームでは、新たに80代男性入居者と50代女性職員の陽性が判明、感染者は計9人。男性は1回目のワクチン接種を終えていて中等症という。
災害リスク避け利便性考慮の移転を 市民ミュージアム答申(7/12)
2019年の台風19号で被災し休館中の市市民ミュージアム(中原区)の今後の在り方について、市文化芸術振興会議(会長・垣内恵美子政策研究大学院大学教授)は12日、福田市長に答申を提出。現在地での再開はせず水害や土砂災害のリスクを避け利便性を考慮した場所への移転検討を求めた。さらに「博物館、美術館を融合したミュージアムの強みをいかす」とし、地域の歴史と文化の記録・継承、被災の事実を時代に伝えるなど9項目の活動の方向性を示した。
英国女子サッカー選手団練習開始 等々力競技場(7/9)
東京五輪の英国女子サッカー選手団が9日、等々力陸上競技場(中原区)で初練習を行った。選手18人やスタッフら約30人が横浜市内の宿舎からバスで移動。選手と外部の接触を遮断する「バブル」方式で、競技場周辺は鉄柵で囲まれ、あいさつや歓迎の式もなかった。英国選手団は横浜市と慶応大との連携で約600人を受入れ、同競技場では陸上、7人制ラグビーとパラリンピック陸上の練習を行う。
市長選に市古氏出馬表明 共産推薦(7/8)
10月24日投開票の市長選に元小中学校教諭の市古博一氏(72)が8日、無所属で立候補すると表明した。医療関係団体などでつくる「川崎民主市政をつくる会」が擁立し、共産党が推薦する。記者会見で市古氏は「市民の声を聴く市長を目指す」と抱負を語った。前回市長選にも同会の擁立を受けて立候補したが、7万8千票余落選した。市長選の出馬表明は現職の福田氏に続いて二人目

