川崎港のカーボンニュートラル化を目指す市と、船舶燃料の脱炭素化に取り組むNX商事㈱(東京都)、兼松ペトロ㈱(東京都)の3者は24日、協定を締結、川崎港での船舶へのバイオ燃料(脱炭素燃料)の供給実証事業を今夏から協働で行う。トラックで輸送の燃料を港内のはしけに貯蔵し、洋上で給油船に供給する全国的にも珍しい取り組み。日本通運グループのNX商事は主にバイオ燃料の調達や供給設備の管理、燃料商社の兼松ペトロは供給船から船舶等へのバイオ燃料の供給を担う。
ネットヘイト防止で国に要望 九都県市首脳会議で市提案(4/23)
インターネット上のヘイトスピーチが深刻な人権侵害に発展する中、首都圏の九都県市首脳会議(神奈川、東京、埼玉、千葉の都府県と川崎など5政令市)は23日、ネットヘイト防止のための法改正などを国に求める要望を市が提案、合意した。要望事項はインターネット上の①ヘイトスピーチの抑止や拡散の防止に向けた法改正等を行う②ヘイトスピーチに関する全国的かつ詳細な実態調査の実施③ヘイトスピーチの解消に向けた実効性ある啓発活動の実施となっている。
教員不足122.5人 昨年よりやや改善(4/21)
市教育委員会は21日、今年度当初に公立小中高校と特別支援学校で、計122.5人の教員が不足していると発表した。不足は小学校83.5人、中学校26人、高校3人、特別支援学校10人。正規教員の欠員が162.5人、病休や産休・育休を埋める臨時的任用教員が足りていない。昨年度から採用試験を1回から3回に増やし、大学3年生対象枠を新設するなど新規採用者は前年度比111人増の469人となり、昨年同時期の不足数131.5人から若干改善した。
子育て・医療などで年次報告 外国人市民代表者会議(4/18)
第15期・市外国人市民代表者会議(セネ・アイサトウ・ チンボ委員長・セネガル)が18日、2024年度の審議・活動内容の年次報告を福田市長に行った。審議テーマを6つに絞り込み、「子育て・教育」では孤立している外国人の親へのサポートが必要、「防災・災害」では情報の発信の工夫、「医療」では医療通訳の人材育成などの意見があった。市内在住外国人は昨年末現在、148の国・地域の55,850人、市人口の約3.6%。
魅力ある店を支援 新商品開発などで補助(4/15)
市は、商業者の新たな挑戦や創意工夫を応援する今年度の「魅力あふれる個店創出事業補助金」の募集を始めた。対象事業は今年度中に新たに実施する①新商品や共同ブランドの開発②新事業展開・業態転換③デジタル化推進で事業効果が高いもので、補助率は1/2(上限30万円、商店街加盟店50万円)。昨年度は補助金の活用で、ビールの味を損なわず「注ぎ手の技術」を活かすオリジナル移動式ビールサーバーを開発、地域イベントに出店を果たした。
平和のシンボル「ブルー」で本庁舎ライトアップ 川崎大空襲から80年(4/15)
川崎大空襲から80年となる15日、日没から22時まで市役所本庁舎がSDGs(持続可能な開発目標)の一つ「平和と公正をすべての人に」を表すシンボルカラーのブルーにライトアップされた。罹災者10万人を超える大空襲により市中心部は焼け野原となったが、防空監視用の役割を担った旧本庁舎と時計塔は戦火を潜り抜け、2023年に建て替えられた現本庁舎の一角に創建当時の面影をしのばせて復元された。
太陽光発電設備設置費補助金の受付 昨年比4倍の予算8億円(4/14)
市は14日、住宅等への太陽光パネル設置などに対する補助金の受付を開始した。1戸あたりの補助額は最大138万円。予算規模を昨年度の4倍の8億円確保、約3300件の申請を見込む。補助対象は延床面積2000㎡未満の住宅で市の登録事業者が施工・設置した太陽光発電設備や蓄電池、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスZEH(ゼッチ)」の設置費を補助。受付は12月26日まで(申請額が予算額に達し次第終了)。
「富士通レッドウェーブ」Wリーグ2連覇(4/14)
バスケットボール女子のWリーグ2024-25シーズンで14日、かわさきスポーツパートナーの「富士通レッドウェーブ」が2年連続3度目の優勝を果たし、皇后杯全日本選手権との2冠を達成した。市は18日にラゾーナ川崎プラザ ルーファ広場(幸区)で優勝報告会を開催、市スポーツ特別賞を贈呈すると発表した。同日は市役所本庁舎をレッドウェーブカラーの赤色にライトアップする。活動拠点の中原区では武蔵小杉駅の連絡通路の装飾を行い、区役所の壁面に懸垂幕を掲出する。
「全国都市緑化かわさきフェア」閉幕 次期開催地岐阜県へ引き継ぐ(4/13)
市内を花で彩った「第41回全国都市緑化かわさきフェア」が13日閉幕、カルッツかわさき(川崎区)で閉会式が行われ約1120人が参加した。昨年10~11月と今年3~4月の初めて2期に分けての開催で計53日間、富士見公園(川崎区)、等々力緑地(中原区)、生田緑地(多摩区)の3会場を中心に様々な催しを実施した。閉会式典には各会場の花苗を育てた市立小・中・特別支援学校全170校の生徒や保護者、ボランティアらが参加、「フェア旗」を次回開催地の岐阜県に引き継いだ。
駐車場料金最大500円増の値上げ 多摩川河川敷(4/5)
人件費高騰の影響などで市は5日から多摩川河川敷の計4か所の駐車場料金を値上げする。上平間地区(中原区)、丸子橋地区(同)。瀬田地区(高津区)は500円高い1000円、宇奈根地区(同)は300円高い800円となる。野球場やバーベキュー場などがある河川敷は増水などへの対処から機械式駐車場では管理できず、警備員が対応してきた。5日からはこれまでの現金のみからクレジットカードでの支払い、19日からは電子マネーや交通系ICカード使用ができる。