2004年7月1日に開館したミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)で「ミューザの日」の1日、記念イベントが開催された。公募で選ばれた小学生9人が「ジュニアプロデューサー」となり劇仕立ての「だれでもハッピーコンサート」を企画運営、本番2日前に100席分が完売した。選曲や座席配置、チラシ作りなどに取り組み、物語仕立ての寸劇や冒険家に扮した東京交響楽団メンバーによる弦楽四重奏曲などを楽しんだ。
ジェンダー平等へ発進 「すくらむ21まつり」(6/25)
“かわさきからジェンダー平等を発進“をテーマに「すくらむ21まつり」が25日、市男女共同参画センター(高津区)の主催で開催された。出店やコンサート、講座など市内で活動する約30団体が参加。市民団体「ジェンクロス・カワサキ」が手掛けたジェンダーに関する”もやもや”する言葉を市民から集めて作ったカードの展示や海洋ごみを再利用したアクセサリー作り体験、手づくりパンや地元野菜が並ぶマルシェなど来場者は楽しみながら学んだ。
琉球舞踊を通して平和を 「慰霊の日」市平和館(6/23)
沖縄戦の犠牲者を悼む「慰霊の日」の23日、琉球舞踊を通して平和を考える催しが市平和館(中原区)で開かれ、二部制の昼の部だけで約180人が参加した。川崎を拠点に活動する琉球芸能団体「新風(みーかじ)」の主催で、この日を戦争を決して起こしてはならないことを刻む日にしてほしいと訴えた。「新風」は久保田清美さん(多摩区在住)ら沖縄にルーツがある3人の女性が2016年に立ち上げ、2021年から「平和の願い」と題した催しを続けている。
「平和をきずく市民のつどい」に市民ら300人(6/4)
市が1982年に全国に先駆けて「核兵器廃絶平和都市宣言」をした翌83年から毎年開催して来た「平和をきずく市民のつどい」が4日、市平和館(中原区)で開かれた。市内の団体や市民でつくる実行委員会主催。コロナ禍で20年からは規模を縮小してきたが4年ぶりに合唱や腹話術などのイベントを再開、約300人の市民らが参加した。青井未帆学習院大大学院教授(憲法学)が「戦争ではなく平和の準備を」と題して講演し、「戦争ではなく外交を」と訴えた。
「ふれあい祭り」4年ぶり賑わう JFEスチール・市共催(5/28)
ものづくりと音楽を楽しむ「ふれあい祭り」が川崎区南渡田町のJFEグループ内の特設会場で開かれた。JFEスチール東日本製鉄所と市でつくる実行委員会の主催で17回目。コロナ禍で通常規模の開催は4年ぶり。古米孝行・東日本製鉄所京浜地区所長は挨拶で今年9月予定の高炉休止も報告、「前身の日本鋼管がこの渡田に開所して120年目に製鉄所のシンボルの灯が消えるのは寂しく申し訳ない。日本を代表するものづくり拠点で、新しい時代をつくっていきたい」と話した。
謎解き街歩きイベント 川崎宿起立400年記念(5/21)
東海道川崎宿起立400年を記念して21日、川崎区内で初の謎解き街歩きイベント「川崎400年の秘宝」が川崎青年会議所の主催で開催、約1500人が訪れ賑った。ゲーム感覚で街の歴史や魅力を発見してもらおうと、JR川崎駅かわさきテラス、カワスイ川崎水族館、ホテル縁道、銀柳街、東海道かわさき宿交流館、カワサキ文化会館に設置された「謎」を解いて回る企画。ゴール先着500人に菓子などや、抽選で川崎ブレイブサンダースのユニホームや縁道の宿泊券などをプレゼント。
女性の悩みに応じる無料相談会 カフェ、ヨガ・マッサージコーナー、マルシェも(5/13)
生活や仕事、身体の不安などの女性の悩みに女性の相談員が無料で応じる「女性による女性のための相談会@かながわ・川崎」が13日、市産業振興会館(幸区)で開催された。過去にDVや性被害を経験した人を含む実行委員、ボランティアスタッフをはじめ弁護士や助産師、保育士などが対応、44件の相談が寄せられた。会場にはカフェが用意され、ヨガやマッサージのコーナー(無料)やすべて寄付された食品や生理用品を無料で配る「マルシェ」も。
沖縄文化発信フェスタ 県外最大規模イベント(5/3)
沖縄文化を発信する「第20回はいさいフェスタ2023」がJR川崎駅東口周辺で始まった。7日まで。チッタエンタティメントとチネチッタ通り商店街振興組合の主催で、沖縄県外で開催される沖縄関連イベントとしては最大規模。会場にはグルメや物販など約90店舗が出店、沖縄そばやタコライスなど郷土料理が並んだ。名物の沖縄のエイサーは「鶴見エイサーしおかぜ」など複数のチームが演舞を披露した。
新校舎建設前に「大感謝祭」 朝鮮初級学校で地域交流(4/23)
川崎区桜本の川崎朝鮮初級学校は老朽化に伴う現校舎の解体を前に23日、交流イベント「かわさき大感謝祭」を開いた。現在の校舎は築50年を超えて雨漏りなどがひどく6月から解体が予定されており、地域の人たちに感謝を伝えようと学校を特別に開放してコロナ禍前まで恒例の「大交流祭」に代り4年ぶりに開催した。来春の新校舎完成まで子どもたちは横浜市内の別の校舎などで学ぶため、保護者会や卒業生、地域の商店、ボランティアらが協力して開かれた。
創作おむすびコンテストや史跡巡りなど 賑わう東海道川崎宿まつり(4/22)
東海道川崎宿起立400年を記念したキックオフイベント「東海道川崎宿まつり」が22日、川崎区の稲毛神社などで開催された。1623年につくられた川崎宿は現在のJR川崎駅前から多摩川の六郷橋付近まで広がり、徳川吉宗に「葵の御紋」に見立てた三角おむすびを提供した逸話から始まった毎年恒例の創作おむすびコンテストや提灯づくり体験、地元ボランティアの案内する史跡巡りなどが行われた。