「山王祭」コロナ禍前の規模復活 川崎区(8/1)

川崎区宮本町の稲毛神社の例大祭「川崎山王祭」が1日から6日まで、新型コロナウイルス流行前とほぼ同じ規模で開催される。1日に前夜祭(宵宮)、2日は例大祭の核となる年に1度の神事が行われ、県民俗文化財指定の「古式宮座式」を予定。最終日6日は「孔雀神輿」と「玉神輿」の2基の神輿が氏子23町内会を巡る「神幸祭」、市役所通りをパレードする「山王ふぇすてぃばる」を開催。川崎山王祭は、江戸時代「東の祇園」とも呼ばれ、夏の風物詩として親しまれてきた。

夏の風物詩「風鈴市」4年ぶり境内で 川崎大師(7/17)

全国のご当地風鈴を集めた夏恒例の「第28回川崎大師風鈴市」が23日まで、川崎大師平間寺(川崎区)で催された。主催は川崎大師観光協会。コロナ禍で2020年は中止、21,22年は感染症対策のため周辺の協力店舗に風鈴を飾って販売、今年は800種類、2万個の風鈴が境内に勢ぞろいした。同寺で祈願した川崎大師オリジナルの「厄除だるま風鈴」、「北海道のどさんこ風鈴」、「長崎瑠璃風鈴」、「南部風鈴」(岩手県)など一堂に並んだ。

ヘイト規制条例全面施行3周年記念で集会 市労連会館(7/1)

「市差別のない人権尊重のまちづくり条例」全面施行3周年を記念する集会が1日、市労連会館(川崎区)で開かれ、在日コリアン3世のピアニスト崔(チェ)善(ソン)愛(エ)さんが「尊厳を取り戻すまで~指紋押捺拒否から40年」と題して講演した。条例制定を求めてヘイトスピーチの被害を訴え続けた在日3世の崔江以子(チェカンイヂャ)さんを念頭に、逃げ出さずに済んだのは厳しい状況でも立ち上がってきた人たちがいるからで、闘えば変わると信じたいと語った。

開館19周年「ミューザの日」 小学生企画のコンサート

2004年7月1日に開館したミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)で「ミューザの日」の1日、記念イベントが開催された。公募で選ばれた小学生9人が「ジュニアプロデューサー」となり劇仕立ての「だれでもハッピーコンサート」を企画運営、本番2日前に100席分が完売した。選曲や座席配置、チラシ作りなどに取り組み、物語仕立ての寸劇や冒険家に扮した東京交響楽団メンバーによる弦楽四重奏曲などを楽しんだ。 

ジェンダー平等へ発進 「すくらむ21まつり」(6/25)

“かわさきからジェンダー平等を発進“をテーマに「すくらむ21まつり」が25日、市男女共同参画センター(高津区)の主催で開催された。出店やコンサート、講座など市内で活動する約30団体が参加。市民団体「ジェンクロス・カワサキ」が手掛けたジェンダーに関する”もやもや”する言葉を市民から集めて作ったカードの展示や海洋ごみを再利用したアクセサリー作り体験、手づくりパンや地元野菜が並ぶマルシェなど来場者は楽しみながら学んだ。

琉球舞踊を通して平和を 「慰霊の日」市平和館(6/23)

沖縄戦の犠牲者を悼む「慰霊の日」の23日、琉球舞踊を通して平和を考える催しが市平和館(中原区)で開かれ、二部制の昼の部だけで約180人が参加した。川崎を拠点に活動する琉球芸能団体「新風(みーかじ)」の主催で、この日を戦争を決して起こしてはならないことを刻む日にしてほしいと訴えた。「新風」は久保田清美さん(多摩区在住)ら沖縄にルーツがある3人の女性が2016年に立ち上げ、2021年から「平和の願い」と題した催しを続けている。

「平和をきずく市民のつどい」に市民ら300人(6/4)

市が1982年に全国に先駆けて「核兵器廃絶平和都市宣言」をした翌83年から毎年開催して来た「平和をきずく市民のつどい」が4日、市平和館(中原区)で開かれた。市内の団体や市民でつくる実行委員会主催。コロナ禍で20年からは規模を縮小してきたが4年ぶりに合唱や腹話術などのイベントを再開、約300人の市民らが参加した。青井未帆学習院大大学院教授(憲法学)が「戦争ではなく平和の準備を」と題して講演し、「戦争ではなく外交を」と訴えた。

「ふれあい祭り」4年ぶり賑わう JFEスチール・市共催(5/28)

ものづくりと音楽を楽しむ「ふれあい祭り」が川崎区南渡田町のJFEグループ内の特設会場で開かれた。JFEスチール東日本製鉄所と市でつくる実行委員会の主催で17回目。コロナ禍で通常規模の開催は4年ぶり。古米孝行・東日本製鉄所京浜地区所長は挨拶で今年9月予定の高炉休止も報告、「前身の日本鋼管がこの渡田に開所して120年目に製鉄所のシンボルの灯が消えるのは寂しく申し訳ない。日本を代表するものづくり拠点で、新しい時代をつくっていきたい」と話した。

謎解き街歩きイベント 川崎宿起立400年記念(5/21)

東海道川崎宿起立400年を記念して21日、川崎区内で初の謎解き街歩きイベント「川崎400年の秘宝」が川崎青年会議所の主催で開催、約1500人が訪れ賑った。ゲーム感覚で街の歴史や魅力を発見してもらおうと、JR川崎駅かわさきテラス、カワスイ川崎水族館、ホテル縁道、銀柳街、東海道かわさき宿交流館、カワサキ文化会館に設置された「謎」を解いて回る企画。ゴール先着500人に菓子などや、抽選で川崎ブレイブサンダースのユニホームや縁道の宿泊券などをプレゼント。

女性の悩みに応じる無料相談会 カフェ、ヨガ・マッサージコーナー、マルシェも(5/13)

生活や仕事、身体の不安などの女性の悩みに女性の相談員が無料で応じる「女性による女性のための相談会@かながわ・川崎」が13日、市産業振興会館(幸区)で開催された。過去にDVや性被害を経験した人を含む実行委員、ボランティアスタッフをはじめ弁護士や助産師、保育士などが対応、44件の相談が寄せられた。会場にはカフェが用意され、ヨガやマッサージのコーナー(無料)やすべて寄付された食品や生理用品を無料で配る「マルシェ」も。

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