市立看護短期大学(幸区)の4年制大学への移行を文部科学省に申請していた市は27日、大学設置・学校法人審議会が設置認可の答申をしたと発表した。保健師30人の養成コースを新設、入学定員の1学年80人から100人への増、教授や教員は25人から37人に拡充する。学長は同短大の坂元昇学長が就く。市は、学生の4年制大学志向や3年生の短大ではカリキュラムが過密として、昨年10月に新設認可の申請をした。
モデルナ製ワクチンに異物 大規模会場ですでに接種も(8/26)
市は26日、米モデルナ製新型コロナウイルスワクチンの異物混入問題で、混入が見つかったものと同じ製造番号のワクチン約8100回分の使用を見合わせると発表した。市には異物混入の可能性があるワクチン14900回分が納品、うち約6800回分が中原区の大規模接種会場で使用された。異物混入の発覚や健康被害の報告はない。市は対象となっていないモデルナ製ワクチンで通常の接種を続ける。
自宅療養者の急増受け支援強化へ(8/25)
市は25日、新型コロナの自宅療養者の急増を受け市医師会などと連携し、オンライン診療を含むサポート体制を強化すると発表した。保健所が支援を必要と判断した自宅療養者を医療機関に引き継ぎ、電話やオンラインによる医師の診療、必要に応じて往診や薬の配送、訪問看護なども手配する。協力医療機関は20日現在、電話・オンライン診療が50か所、往診が16か所で、市はさらなる拡大を図る。
妊婦にワクチン優先接種へ(8/25)
市は25日、新型コロナワクチンの妊婦への優先接種を始めると発表した。かかりつけの医療機関などに対し、妊婦向けのワクチンを上乗せして配分するほか、大規模接種会場(中原区)に1日40人分の枠や集団接種会場(市内7か所)に1日20人分の枠を設けるなど、妊婦向けに計2060人分を確保し、30日から予約を受け付ける。
過去最多806人の感染 市発表(8/20)
市は20日、過去最多の806人の新規感染者を発表した。これまでの最多は13日の711人で、これを95人上回り更新した。また、幸区の50代の女性の死亡を発表。17日に陽性が判明した際には発熱や基礎疾患はなく肺炎や呼吸不全の症状で中等症と診断され、19日入院先の市内の病院で死亡が確認された。県もこの日、県内で1日あたりの感染者として過去最多の2878人の感染を明らかにした。
ワクチン接種希望者11月末まで完了目標(8/18)
市は18日、希望する市民全員への新型コロナワクチンの2回接種を11月末までに終える目標を発表した。対象となる12歳以上の市民は約137万人で、希望者を70%の約96万人と想定。8月15日時点で対象市民の41%(約56万人)が1回目を、30%(約41万人)が2回目を終えている。接種促進のため、市役所第4庁舎(川崎区)に市内8か所目の集団接種会場「南部接種会場」を設ける。
新規陽性者直近1週間8週連続増 過去最多を更新(8/17)
市は17日、直近1週間(9~15日)の新規陽性者数が3920人と8週連続で増え、過去最多を更新したと発表した。入院と宿泊・自宅療養を含む15日現在の療養者数も、前週より878人多い3570人。市立川崎病院で6日から重症用病床を13床から20床に増やすなどしているが、市内の重症用病床の使用率は100%を超えた。岡部信彦・市健康安全研究所長は「陽性者が急増すれば、重症者も急増する。危機的な状況」と指摘した。
市内感染711人過去最多を更新 病床ひっ迫(8/13)
市は13日、711人の新型コロナウイルス感染を発表した。今月5日の658人を上回り過去最多を更新した。中等症と診断され入院した人が8人、中等症や重症の患者を受け入れる病院では病床のひっ迫が続いている。市立多摩病院(多摩区)では、今月上旬に30床に増床したが常に満床に近い状況。県内の感染者数も今月9日の2166人を上回る2281人で過去最多を更新した。
市内最多658人コロナ感染 累計も2万人超え(8/5)
市は5日、10歳未満~90代の658人の新型コロナウイルスの感染を明らかにした。これまで最も多かった7月29、30両日の427人を上回り過去最多を更新した。累計でも4日に2万人を超え、直近1週間(7月26日~8月1日)の新規陽性者数でも2680人で、前週(1156人)の2.3倍で過去最多を更新した。
認知症疾患医療センター2か所増設 市内4か所に(8/4)
市は4日、認知症の初期診断や相談支援を担う市認知症疾患医療センターを、市立川崎病院(川崎区)と、かわさき記念病院(宮前区)に増設した。市内の同センターは4か所体制となる。地域の認知症サポート医や介護関係者、地域包括支援センターなど地域の医療関係機関と連携する。川崎病院は市南部の川崎、幸、中原区を、かわさき記念病院は高津、宮前、多摩、麻生区を運営エリアとする。