市教育委員会は22日、市立中学校の歴史教科書について採択を行い、現在使用している教育出版版を2022年度から3年間継続することを6人の教育委員の全会一致で決めた。戦後の歴史教育を「自虐史観」と批判する「新しい歴史教科書をつくる会」の流れをくむ自由社版は不採択とした。自由社版は19年度の教科書検定で不合格になったが再申請で合格したため、市教委は再採択を行った。
市立学校の夏休み31日まで延長(8/20)
市教育委員会は20日、市内の新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、市立学校の夏季休業期間を延長すると発表した。小中学校は8月31日までとし、各校で予定していた授業開始日から9月1日までは分散登校日を設定、児童生徒の健康観察や端末を利用の学習支援準備を行う。1日から10日までで給食がある日も給食終了後に下校。市立高校は1日から授業開始、延長はしないが、10日まで朝の時差通学を徹底、短縮授業を基本とする。
「子どもたちに星空を」 宙と緑の科学館で50周年式典(7/17)
今年8月に開館50周年を迎える「かわさき宙(そら)と緑の科学館(旧市青少年科学館)」で17日、記念式典が行われた。同館は「公害のまち」と呼ばれていた川崎の子どもたちに「星空を見せたい」との願いを込め、1971年にプラネタリウム館として開館。2012年には市出身のプラネタリウムクリエーター大平貴之さんが開発した最新鋭機器などを導入し、リニューアルオープンした。これまで400万人以上の来場者を数える。
市立小低学年で7割 男女同室での着替え改善へ(6/22)
22日の市議会本会議の一般質問で、小学校での男女同室着替えを巡って「子どもが嫌がっている」との声が寄せられているとして、市教育委員会は改善を図る考えを示した。市立小全114校のうち体操服への着替えを男女一緒にしているのは、1年生88校(77%)、2年生79校(69%)、3年生9校(7%)、4年制以上は全校が男女別に着替えており、低学年での男女同室での着替えが7割超に上っている。
市立中の修学旅行延期要請 6月4日~20日に予定(5/28)
市は28日、市の感染症対策本部会議で、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の延長を受けて市立中学校47校が予定していた、宣言が出されている京都府や広島県への修学旅行について、延期の方針を明らかにした。全52校の市立中のうち47校の3年生約9千人が対象で、各校とも6月4~20日に2泊3日の日程で、京都・奈良での寺社巡りや広島での平和学習を予定していた。
本や雑誌を自宅に 市立図書館宅配サービス実施(4/1)
市は1日、市立図書館の本や雑誌など資料の有料宅配サービスを開始した。図書館ホームページや館内の蔵書検索機、カウンターで図書を予約する際、受け取り方法で「有料宅配サービス」を選ぶと自宅に届き、送料は利用者負担で宅配業者に支払う。インターネットなどで予約した書籍などを最短2日後に届ける仕組みを構築し、新型コロナウイルスの感染防止と利便性向上につなげる。
体育授業での肌着禁止見直しを スポーツ庁が全国教育委に(3/23)
体育の授業で体操服の下に肌着を着るのを禁止している小学校があるとして、スポーツ庁が児童の心情や保護者の意見を尊重し、必要な見直しを求める事務連絡を全国の教育委員会などに18日付で出したことがわかった。9日の市議会でも肌着の着用禁止は「嫌がる児童がいる」として取り上げられており、市は議会での指摘を受け、市内の全114校を調査し、着用は禁止ししておらず、強制的な指導もなかったと説明。ただ34校で主に低学年の児童に着用しないよう声掛けはしていた。
“工都・川崎”の今を学び10年 市民アカデミー企業連携講座(3/18)
2010年に始まったかわさき市民アカデミーの企業との連携講座「地域社会に貢献している川崎の会社と人々」が、10年を迎えた。”工都・川崎“の今を知ってもらおうと、川崎に事業所を構える大企業からモノづくりを支える中小企業まで、最前線186の会社から講師を招き、現地見学なども行ってきた。18日の市生涯学習プラザ(中原区)での20年度後期最後の講座は約40人が受講し、眞田強・元かわさき市民アカデミー副理事長が「第一線の講師が川崎を支える企業の最新情報を伝え、飽きさせることがなかった」と振り返った。
修学旅行中止の6年生 貸し切りで「よみうりランド」招待(3/9)
新型コロナウイルスの影響で修学旅行が中止となった市立小の6年生に、小学校最後の思い出を作ってもらおうと市は9日、遊園地「よみうりランド」(市、稲城市)を貸し切りにして無料招待した。対象は小学校全114校の計1万2280人で、11日までの3日間に分け、午前9時から午後7時まで楽しむ。この日は約4千人が貸し切りバスで来園、手指の消毒後、園内のアトラクションをはじめ、修学旅行先で提供される「日光カレー」などを楽しんだ。
1年ぶりに受講生募集 かわさき市民アカデミー(2/10)
NPO法人かわさき市民アカデミー(藤嶋昭理事長)が2021年度前期(4~9月)の受講生を1年ぶりに募集している。1993年に始まり、年間延べ7千人が受講してきたが、昨年度の前期講座は新型コロナウイルスのため中止、後期講座は前期の受講生から希望者を募り、オンライン講義も試行しながら規模を縮小し開催した。今回も主に市生涯学習プラザ(中原区)を会場に53講座を開催するが、うち29講座はオンラインでも配信する。18歳以上が対象で市民以外も受講可能。