世界保健機関(WHO)が定めた世界自殺予防デーの10日、市は川崎マリエン(川崎区)をライトアップした。昨年に続き2回目で、それまでは自殺予防のチラシを配布をしていたが、感染予防のためライトアップに変更した。点灯は日没から午後8時まで、16日まで実施。市の自殺死亡者数は2009年以降、減少傾向にあるが、20年は198人と前年より7人増えた。
カワサキハロウイン終幕 1997年誕生国内最大級に(8/27)
JR川崎駅周辺で毎年10月末に開催される国内最大級の「カワサキハロウイン」の終了が27日発表された。事務局のチッタ エンタテインメントによると、カワハロは1997年シネマコンプレックス「チネチッタ」の10周年を記念して始まり、やがて商店街や市など25団体が主催する官民一体の一大イベントに。最後の仮装パレードとなった2019年は参加者約2千人、沿道には観覧者約12万人が訪れた。
リニア大深度地下工事は安全か 中原区で住民説明会(8/23)
大深度地下を掘り進めるリニア中央新幹線のシールドトンネル工事を巡り、JR東海は23日、中原区内で住民説明会を開いた。東京都調布市の東京外郭環状道路の工事で起きた陥没事故を受けた開催で、75人が参加。リニアは東京・神奈川・愛知の都市部で外形約14メートルのトンネルを掘る計画。市内は中原区等々力ー麻生区片平の約16.3キロの地下を通る。参加者からは「大深度工事が安全の前提は外環道の事故で崩れた。巨額の費用や減退する交通需要からもリニアは必要なのか」の意見も出た。
「五輪途中でも中止の判断」考慮に コロナ感染急増で岡部所長(7/30)
内閣官房参与で東京五輪の大会組織委員会の専門家会議座長の岡部信彦・市健康安全研究所所長は30日の市議会健康福祉委員会に出席し、新型コロナウイルス感染急増での五輪開催について「大きな大会の真っ最中に世界を揺るがすような感染症が出てきた場合、途中でも中止するという判断を考慮の中に入れておくべきだ」との考えを明らかにした。
「多摩川スカイブリッジ」に 川崎と羽田結ぶ連絡橋の名称(7/6)
市は6日、羽田空港と市臨海部の殿町地区をつなぐ新しい橋の名称が「多摩川スカイブリッジ」に決まったと発表した。市と東京都が橋の名称を募集し、国内外から8498件の応募があった。最多は「スカイブリッジ」だったが、両岸の地域住民の愛着という面を踏まえて「多摩川スカイブリッジ」(12位、56件)が選ばれた。長さ約675㍍、幅約17~21㍍で、河口に最も近く人が渡れる多摩川の橋で最長。本年度末の開通予定。
かわさきFM社長に大西絵満さん DeNAから出向(6/29)
市が出資するコミュニティ放送局「かわさき市民放送」(かわさきFM、中原区)は29日、新社長にディー・エヌ・エー(DeNA)から出向した大西絵満さん(39)が就任したと発表した。25日付。DeNAは、市で男子プロバスケットボールB1、川崎ブレイブサンダースを運営し、地域振興や持続可能な開発目標(SDGs)に取り組んでいる。大西さんは、有線ブロードネットワークスなどを経て、2009年にDeNAに入社。
不正登録743人の利用停止 ふれあいネット予約(6/25)
市は25日、公共施設利用予約システム「ふれあいネット」で市内在勤を装って大量の不正登録が行われたとみて743人の利用を25日から停止した。いずれも勤務実態のない市内の2社が発行した在勤証明書を提示し、野球場などの予約抽選に申し込める「市内登録」の資格を得ていた可能性がある。野球場利用を巡って昨年、不正ログイン動作で利用者のアカウントが大量にロックされる事態が発生し、市は偽計業務妨害の疑いで刑事告訴した。
ヘイト罰則条例の実効性を求め要望書 13500筆余の署名も(5/13)
ヘイトスピーチに刑事罰を科す全国初の市条例が施行されて1年を迎えるのを前に、市民団体「ヘイスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク」(関田寛雄代表)が13日、市に実効性ある条例の運用を求める要望書を1万3561筆の署名とあわせて提出した。要望書では、街宣を市が非難するなどの抑止策、差別的言動を判断する際の有識者審査会の積極的活用、市民から申し出のあったネット上のヘイトは原則審査会に諮問、迅速に削除要請する体制の確立などを求めた。
市への申請書など押印廃止 4月1日から(4/1)
市は1日、押印が必要な市への申請書など4500件余の87%にあたる3928件で、押印を廃止する。昨年10月福田市長が2022年度までにすべての申請業務を原則としてオンライン化する方針を打ち出し、押印について見直しを検討していた。押印が不要となるのは市民税・県民税の申告書や母子健康手帳の受け取りに必要な「妊娠届」、各種がん検診の申込書、市営住宅の「入居申出書」など。一方で、住民票の写しの交付や転入・転出届など580件については国の法令等の定めがあるとして引き続き押印を求める。
バスケ天皇杯7大会ぶり川崎V サッカー天皇杯に続く栄冠(3/13)
バスケットボール・第96回天皇杯全日本選手権決勝がさいたまスーパーアリーナで行われ、前回準優勝の川崎ブレイブサンダースが宇都宮ブレックスに76-60で勝ち、前身の「東芝神奈川」として制した2014年以来、7大会ぶり4度目の優勝を果たした。大会MVPには、川崎のジョーダン・ヒースが初受賞した。元日のサッカー第100回天皇杯全日本選手権を制した川崎フロンターレに続く栄冠で、市を拠点とする複数のプロスポーツチームの同一年度天皇杯タイトル獲得は初めて。