川崎鶴見臨港バスは28日、羽田空港周辺と市臨海部を結ぶ「多摩川スカイブリッジ」を渡る路線バスの出発式を川崎キングスカイフロント東急REIホテル(川崎区)を会場に開いた。新設される路線は、京急大師橋駅前ー京急天空橋駅までと、浮島バスターミナルー京急天空橋駅までを結ぶ2路線。開通は4月1日。運賃は大人片道で、多摩川スカイブリッジを渡る区間220円、市内のみ210円。
めぐみさんの写真など市バスで展覧会 拉致被害者支援(4/1)
北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん(拉致当時13歳)の写真を展示した市バスの車両が、1日から走行した。母早紀江さんと同じマンション有志の支援団体「あさがおの会」主催。めぐみさんの成長記録の写真とともに「めぐみを助けてください」とのメッセージが添えられ、塩浜、上平間、鷲ヶ峰の各営業所所属の路線バス各1台にポスター16枚ずつ展示。できるだけ多くの乗客の目に触れるよう、毎日違う路線を走る。展示は6月末まで。
「オンデマンド交通」実証実験 タクシーで多摩区生田(2/1)
市は1日、多摩区で「オンデマンド交通」の実証実験を始めると発表した。伊藤忠テクノソリューションと提携し、電話やスマートフォンのアプリを通じた利用者からの予約状況に応じて、人工知能(AI)が最適経路を随時更新しながら乗り合いタクシーを運行する。対象エリアは多摩区生田4~8丁目とその周辺。期間は2月28日から4月28日の平日8時30分~午後3時30分でエリア内であれば自由に乗降場所を指定でき、運賃は1人1回300円で4人まで乗車可能。
横断歩道を盛り上げ車の速度抑制実験 新城小近くの市道で(1/31)
新城小学校西側(中原区)の市道で31日、通行車両の速度を抑える「スムーズ横断歩道」の実証実験が始まった。制限速度30キロの生活道路「ゾーン30」に指定されている道路の安全性向上が狙いで、片側1車線の市道は小学校に通う児童らが横断、抜け道としてスピードを出す車両がある。今回の実験は、国と県警、市が連携して2月6日まで実施。横断歩道を路面より約30㌢高くし、赤く塗装して目立たせ、通行車両のスピー度抑制や横断歩道の視認性向上などが期待される。
発車案内装置「パタパタ」来月限り 京急川崎駅(1/12)
京浜急行電鉄は12日、京急川崎駅ホームにある「フラップ式列車発車案内表示装置」(通称「パタパタ」)の使用を2月中旬で終了すると発表した。発光ダイオードの(LED)の表示式への転換が進み、京急線での現存は同駅の5台のみ。1986年に同駅で初めて導入され、金属やプラスチックの板に行先や発車時刻が記され、列車の運行に合わせて、パタパタと音を立てながら表示を変え、「レトロ感がある」と親しまれてきた。
リニア工事一時中止を要求 JR東海に沿線住民ら(11/9)
先月27日の岐阜県中津川市のリニア中央新幹線トンネル工事での死傷事故やトンネル工事での相次ぐ事故を受け、東京都や市のリニア沿線住民らのグループは9日、全路線での工事をいったん中止し、原因調査の徹底を求める申し入れをJR東海に行った。リニアトンネル工事では8日にも長野県で土砂崩れ事故が起き、沿線住民ネットワークの天野捷一共同代表(高津区)は、岐阜県事故の原因究明が終わらないうちでの長野県の事故に直ちに全工区で工事をやめるべきと主張した。
市バス車内広告で「走る個展」も(10/18)
市交通局は、バス車内広告の活用の幅を広げ、収入増につなげるため車内のポスター掲示枠をすべて貸し切りにするサービスを始めた。B3版(36.4㌢×51.5㌢)が窓の上部に15枚、運転席の後部に1枚掲示できるほか、出口のドア近くにチラシの吊り下げも可能。絵画や写真作品の展示で「走る個展」も。料金は7日間8200円、14日間1万1200円、1か月間1万5千円。ポスター制作費などは含まない。
麻生区にリニア立て坑完成 大深度地下深さ94㍍直径32㍍(9/30)
JR東海は30日、リニア中央新幹線の工事拠点となる立て坑「東百合丘非常口」(麻生区)が完成したと発表した。リニアは都市部では地表から40㍍以上の大深度地下を走り、立て坑はトンネル掘削用のシールドマシンを下すもので、開業後は非常口となる。東百合丘非常口は穴の直径が約32㍍、深さが約94㍍。立て坑は東京、神奈川、愛知に計13本建設予定で4番目に完成した。
中断の南武線立体交差事業継続へ 新工法採用で費用214億円減(8/30)
市は30日の市議会まちづくり委員会で、JR南武線連続立体交差事業に線路を直接高架化する新たな工法を採用し、手続きを中断している事業の継続を目指すとした。武蔵小杉-矢向間の4.5キロ区間で現線の西側約8㍍の高さに下り、上りの順で高架橋を敷設。現工法と比べて総事業費は214億円少ない約1387億円、事業期間も5年短い約16年で済むと試算した。下り線の高架切り替え後は、上り線のみ踏切通過となるため「開かずの踏切」解消も6年程度早まる。
リニア大深度地下工事は安全か 中原区で住民説明会(8/23)
大深度地下を掘り進めるリニア中央新幹線のシールドトンネル工事を巡り、JR東海は23日、中原区内で住民説明会を開いた。東京都調布市の東京外郭環状道路の工事で起きた陥没事故を受けた開催で、75人が参加。リニアは東京・神奈川・愛知の都市部で外形約14メートルのトンネルを掘る計画。市内は中原区等々力ー麻生区片平の約16.3キロの地下を通る。参加者からは「大深度工事が安全の前提は外環道の事故で崩れた。巨額の費用や減退する交通需要からもリニアは必要なのか」の意見も出た。