ぜん息助成制度継続を訴え 新市議らに要望書(4/20)

「成人ぜん息患者医療費助成制度」と「小児ぜん息患者医療費支給事業」を2024年3月末に廃止する市の方針に反対する川崎公害裁判の元原告や患者らが20日、市議選に当選した新議員らに制度の継続を求める要望書を退出した。市役所前の抗議行動には、「川崎公害病患者と家族の会」のメンバーら100人超が参加した。福田市長あてに制度の継続を求める全国からの200団体の署名も提出、団体署名は計350団体になった。

新型コロナワクチン2万8000回分廃棄の見通し モデルナ社製(4/18)

国から市に配分される米モデルナ社製の新型コロナウイルスワクチン約2万8000回分が、廃棄される見通しとなった。廃棄が見込まれるのは5月18日が期限のBA・1対応ワクチン2万2500回分と、7月25日が期限のBA・4-5対応ワクチン5500回分。市保健医療政策部は若年層を中心とした主に4回目以降の追加接種の伸び悩みが原因としている。

ぜん息患者医療費助成廃止へ 他の疾患との公平性から(2/8)

市は気管支ぜんそく患者への独自の医療費助成制度の廃止方針を8日発表した。来年3月末で新規受付を打ち切り、他の疾患対策との公平性を保ちながら幅広い対策を進めるとしている。2015年施行のアレルギー疾患対策基本法は各自治体に地域の実情に応じた対策を求め、市地域医療審議会の答申は他の疾患との公平性の観点から見直しが必要とした。経過措置として2年間は助成を続けるが、「川崎公害病患者と家族の会」は受診機会を奪われると制度の存続を訴えた。

ぜん息患者助成制度廃止答申に抗議 公害被害の患者ら(1/31)

市独自の「成人ぜん息患者医療費助成制度」と「小児ぜん息患者医療費支給事業」の廃止を盛り込んだ市地域医療審議会の答申に反対する川崎公害裁判の元原告や患者ら約100人が31日、制度の存続を求めて抗議活動を行った。「川崎公害病患者と家族の会」は市長あて公開質問状で、新規認定患者が増え続けているなか廃止する根拠などを質問。市は26日の回答で、答申は委員の意見をまとめたもので市は答える立場になく、委員の高い見識などによる内容は最大限尊重すべきとした。

ワクチン集団接種2月末で終了(1/20)

市は20日、新型コロナワクチンの集団接種を2月末で終了すると発表した。集団接種希望者の集中する期間が過ぎたためとしており、集団接種3会場のうち南部会場(川崎区)は今月末で閉鎖、残る中部会場(中原区)、北部会場(麻生区)も2月末で閉鎖となる。昨年12月の3会場での接種者は計約25,000人。協力機関による個別接種は引き続き実施される。

コロナワクチン南部接種会場を閉鎖 1月末で(1/5)

市は5日、新型コロナウイルワクチンの集団接種会場3か所のうち、南部会場(川崎区・日本生命川崎ビル)を1月末で閉鎖すると発表した。2月には集団接種会場の利用者が減る見通しで、接種可能な医療機関が多い南部での会場の終了を決めたとしている。2月以降は中部(中原区)と北部(麻生区)の2会場で受け付ける。

医療現場で5G活用の実証実験 聖マリアンナ医科大病院(12/26)

高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムなどを医療現場で活用する実証実験が聖マリアンナ医科大学病院(宮前区)などで約3週間実施され26日、福田市長や医療関係者ら約100人が現地視察に参加した。患者の状態の鮮明な画像での共有、離れた場所からの指示や判断の様子を確認した。総務省の開発実証事業に採択され、市や同医大、IT企業らが連携して病院間の連携強化や救命救急医療、医療現場の働き方改革などへの5Gの活用を目指す。

インフルエンザ市内で流行始まる 3年ぶり市発表(12/21)

市は21日、市内のインフルエンザの流行が始まったと発表した。流行開始の発表は2019年以来3年ぶり。患者数を定点観測している市内61医療機関で、12月12~18日の1週間で患者数が1定点あたり1.64人となり、流行開始の目安となる1人を超えた。前週5~11日の平均(0.46人)からは約3.6倍増。市は高齢者を対象とした無料の予防接種を来年1月末まで延長している。

オンライン診療所第1号中原区に新設 新型コロナウイルス対応(12/18)

県は18日から、地域の医師会所属の医師が交代で担当するオンライン専門の診療所「かながわコロナオンライン診療センター」の第1号を市医師会館内(中原区)に開設すると発表した。対象は、県の陽性者登録窓口に登録し管理番号を発行された、中学生以上65歳未満、妊娠していない、重症化リスクを高める基礎疾患がない、処方薬が必要の全ての要件を満たす患者。診療は日曜と祝日の午前9時半~正午、午後1~4時。

聖マリ医大病院入院棟が完成 感染症対応機能も(11/26)

昨年創立50周年を迎えた聖マリアンナ医科大学の記念事業として建設を進めてきた同大学病院(宮前区)の入院棟が完成し26日、記念式典が行われた。来年1月1日から利用を開始、市北部の中核を担う病院として質の高い医療の提供を目指す。今後は本館のリニューアルやエントランス等の建設を進め、2026年10月グランドオープンの予定。入院棟は鉄筋コンクリート造り12階建て、病床955床。最新の医療機器を導入、治療とCT検査を並行して行うなど高度な治療が可能。19年7月の着工後、新型コロナウイルスの感染拡大で、急きょ感染症対応機能を加えた。

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