いじめ被害の女児に教室で謝罪 市に賠償命令(3/24)

同級生からいじめを受け担任も加担したとして、市立小学校6年生だった女児と両親が市と同級生の保護者に約360万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、横浜地裁川崎支部であった。判決では女児は2016年以降、同級生から暴言やいじめを受け、その回数などを記録していたノートが同級生に見つかると、女児に謝罪の声が上がり、担任が教室内で謝罪の場を設けた。こうした担任の指導で児童が精神的苦痛を受けたとして訴えの一部を認め、慰謝料として市に44万円の支払いを命じた。保護者らへの請求は棄却した。

大賞にタイ料理店「MaiTai」 空き店舗活用アワード事業(3/24)

市は24日、市内商店街の空き店舗で新たに開業し、地域の活性化にも貢献する3飲食店を表彰した。2015年度から始まった空き店舗活用アワード事業の一環で、大賞はタイ料理店「MaiTai(マイタイ)」(中原区新城)が選ばれた。JR武蔵新城駅近くの日光通商店街で開業し、地域密着を掲げ料理教室も開催する。優秀賞は地元の食材を使いうどんの枠を超えたメニューを提供する「うどんカフェしげた」(幸区南幸町)、鍵屋醸造所(同区南加瀬)のクラフトビールの直売店「Cafe CLUB KEY(カフェクラブキイ)」が受賞した。

市主催イベント一律自粛月末まで 市立小中の入学式実施へ(3/23)

市は23日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、市主催のイベントの一律自粛について予定通り「31日まで」とし、4月以降は国の専門家会議が示している感染リスクの高い3要素(密閉、密集、密接)に照らし、イベントごとに開催を判断していくことや、4月6日の市立小中学校の入学式を予定通り行うことを決めた。市内ではこれまで4人の感染者が確認されているが、感染拡大は一定程度抑えられていると判断、自粛が及ぼす社会的な影響を勘案した。

伊藤副市長再任同意 市議会閉会(3/19)

市議会は19日、2020年度当初予算案を賛成多数で可決し、伊藤弘副市長(62)を再任する人事案などに同意した。伊藤副市長の任期は24年3月までの4年間。加藤順一、藤倉茂起両副市長の任期は22年3月まで。市議会は23日までの会期だったが、新型コロナウイルス感染の拡大防止のため日程を短縮して閉会した。

式簡略化して時間短縮 市立91小で卒業式(3/19)

新型コロナウイルスの影響で小中学校などの臨時休校が続くなか、市立小学校91校で19日、卒業式が行われた。マスク着用や出席者の制限、席の間隔を空けるなど各校で感染対策がとられ、あいさつの簡略化や祝電披露をなくすなど時間を短縮して行われた。市立小学校の卒業式はこれまで101校で行われ、20~23日に13校予定されている。いずれも何らかの感染対策をとるものの、保護者が参加できない卒業式はないという。

人工呼吸器付け地元小へ認めず 障害児就学先訴訟判決(3/18)

人工呼吸器を付けて生活する市の光菅和希君(8)と両親が。県と市を相手に特別支援学校ではなく地元小学校への就学を求めた訴訟で横浜地裁は18日、請求を棄却する判決を言い渡した。両親は「障害の把握に必要な主治医の診断書などを収集せず、予断と偏見で特別支援学校への就学を強制した」と主張したが、判決は「市教委は男児の障害を誤りなく把握し、専門家の意見を聴いて就学先を指定した」とした。原告代理人の大谷恭子弁護士は「地域での生活ができているのに、なぜ学校だけが排除されるのか。障害者権利条約で保障されたインクルーシブ教育を理解していない」と話した。

朝鮮学校にも支援のおにぎり ローソン(3/17)

新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、コンビニ大手ローソンは学童保育施設に対しておにぎりの無償配布を行っているが、17日在日コリアンの子どもたちが通う川崎朝鮮初級学校(川崎区)に支援のおにぎりが届いた。無償配布は学校の休校を受け、昼食の準備が必要となった保護者の負担を減らそうと実施。申し込みのあった施設を対象に、17日は約2700施設に約22万個を届けた。同校は学童保育施設として市に届け出てないが、ローソンは「朝鮮学校だからと言って分け隔ては考えもしなかった」と話している。朝鮮学校は高校授業料や幼児教育・保育の無償化から除かれ、さいたま市では感染防止用のマスク配布でも対象外とされた。

「これ以上の自粛は影響が大きすぎる」 福田市長定例会見(3/17)

福田市長は17日の定例会見で、コロナウイルス感染の拡大防止のためのイベント自粛や一斉休校などについて、「これ以上自粛が続くと影響が大きすぎる」とし、31日までとしている市主催イベントの自粛終了や延長について、「政府がある程度、強制力を持って縛るのでなければ、科学的知見に基づいて独自に判断していきたい」と語った。新年度の入学式についても今のところ通常通り実施する考えで、手洗いなどを徹底することが「普通の状態を取り戻す最短の道だ」と述べた。

罰則対象の言動例示 ヘイト条例解釈指針(3/16)

市は16日、ヘイトスピーチを繰り返した場合に刑事罰を科す人権条例の解釈指針を公表した。指針は条例の条文ごとに解釈を明示し、どんな行為が罰則の対象となるかを具体的に示すことで権力の乱用を防ぐ。ヘイトスピーチの定義については、排除、危害告知、侮辱の3類型ごとに「○○人をカワサキからたたき出せ」「○○人は殺されても仕方がない」「○○人はごみ」などと例示。一方、基本的に罰則の対象とならない行為として「日常生活での言い争い」「単なる批判や悪口」「歴史認識の表明や政治的主張」などを例示した。

京急「大師橋駅」スタート 京急6駅新名称に(3/14)

京急電鉄は14日未明の終電後、川崎区の大師線産業道路駅を大師橋駅にするなど、6駅の新駅名への変更作業を行った。駅名変更は同社の創立120周年記念事業の一環で沿線の小中学生から募集して決め、案をもとに花月総持寺(旧花月園前)、京急東神奈川(旧仲木戸)、逗子・葉山(旧新逗子)となった。この他、羽田空港国際線ターミナルの名称変更に伴い、羽田空港第3ターミナル(旧羽田空港国際線ターミナル)、羽田空港第1・第2ターミナル(旧羽田空港国内線ターミナル)の2駅も変更した。

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