20年までの家賃補助継続を訴え 高齢者優良賃貸住宅の住民ら(11/8)

高齢者向け優良賃貸住宅の住民らが8日、市や国が支出する同住宅への家賃補助の継続を求め、市役所で会見した。同住宅は60歳以上が入居でき、所得に応じて最大で家賃の35%を市と国で半額ずつ補助している。補助は建設後20年までとされているが国の通知では自治体が延長する場合は20年継続できる。市は7つの同住宅(214戸)の補助を継続しない方針で、補助が切れた人への住み替え支援の相談窓口を設けている。

 2023年度市文化賞等の贈呈式(11/8)

2023年度の「第52回川崎市文化賞」などの受賞者7人の贈呈式が8日市役所で行われた。文化賞は元県特別支援学校校長会会長の片山世紀(せき)雄(お)さん(82)、芸歴44年の落語家の初音家(はつねや)左(さ)橋(きょう)さん(67)。社会功労賞は市医師会長の岡野敏明さん(64)、社会福祉法人あおぞら共生会理事長の明石洋子さん(77)。文化、芸術分野で活躍する若手らのアゼリア輝賞は、ピアニストの黒木雪音さん(24)、ダンサーで洗足大学准教授の「KEITA TANAKA」(本名・田中啓太)さん(45)、スキー選手の古賀結那(ゆうな)さん(21)。

支援計画同意得ず作成 高津区のグループホーム(9/30)

障害者向けグループホーム運営会社「恵」(東京都)の施設「グループホームふわふわ川崎」(高津区・定員20人2021年2月開所)が、法令で本人や家族の同意を得て作成が義務付けられている支援計画書を同意を得ずに作成したことが30日分かった。市は基準に抵触する悪質な行為として調べている。同社は入居者からの食材費を国の基準の3倍以上の額で1年以上徴収していたことが判明、市の指導で1月に過大請求額約435万円を返金した。

給水スポット拡大 マイボトル促進でプラごみ削減(5/1)

市は1日からプラスチックごみの廃棄量削減へ向けて、市内公共施設でのウォーターサーバー設置を本格的に進め、市民自らが水筒を持ち歩く「マイボトル運動」を促進する。2021年4月から今年3月まで給水スポット実証事業に取り組み、区役所など公共施設約30か所に設置した結果、期間中の給水量は500㎖のペットボトル約32万本に相当する約16万ℓに上った。市は新たに市民館やスポーツセンターなど計90施設に拡大し、約100台を順次設置する。

今春卒業生、介護福祉士に全員合格 市立川崎高福祉科(3/24)

介護福祉士の国家試験の合格発表が24日にあり、市立川崎高校福祉科(川崎区)の今春卒業生38人全員が合格した。2020年4月入学の生徒はコロナ禍により入学式の登校後約2か月間の休校、国家試験受験資格の65日間の施設実習は半数以上が中止に。学校側は郵送での課題提出、校内での実習などで対応するという厳しい学生生活での全員合格に、当日母校に集まった生徒からは喜びの声が響いた。

市文化賞など8人に贈呈(10/27)

2022年度の「第51回川崎市文化賞」などの贈呈式が27日、市国際交流センター(中原区)で開催された。文化賞は佐々木武志さん(82)元教育委員会教育委員長、関昭三さん(81)元演劇鑑賞会事務局長、社会功労賞は小倉敬子さん(75)かわさき市民活動センター理事長、渡辺ひろみさん(87)NPO法人秋桜舎理事長、スポーツ賞は佐藤水(み)菜(な)さん(23)競輪選手、森重航(わたる)さん(22)北京五輪スピードスケート男子500㍍銅メダル、アゼリア輝賞はオペラ歌手の市川宥一郎さん(30)、市立川中島中2年卓球選手の張本美和さん(14)。

障害者支援でプロレスフェス開催 多摩区の団体「ヒートアップ」(10/1)

多摩区のプロレス団体「HEAT-UP(ヒートアップ)」は1日、とどろきアリーナ(中原区)で障害者支援、青少年育成を目的としたプロレスフェスを開催する。同団体はダウン症の姉を持つ田村和宏選手を代表に「プロレスで社会貢献」を理念に掲げる。王者兼平大輔選手の4度目の防衛戦や先天性難聴の今井礼夢選手の初タイトル挑戦、中学2年佐藤大地選手(宮前区在住)ら6人タッグマッチで藤波辰爾選手(68)との対戦などを予定。

子どもから高齢者まで福祉と学びの拠点オープン 「ココファン川崎高津」(8/1)

高津区蟹ヶ谷の市営四方(よもの)嶺(みね)住宅跡地に福祉と学びの複合拠点「ココファン川崎高津」が1日にオープンする。学研ココファン(東京都)が市から整備・運営事業者として選定され建設した。サービス付き高齢者向け住宅や学習塾などの福祉・複合施設で、4階建て敷地面積2936㎡。延床面積4849㎡、総室数79戸、審査通過の満60歳以上が入居できる。1階に幼児から中学生対象の学習塾、未就学児のための発達支援施設、交流ホール、計18戸のグループホームを設ける。

ホームレス13年連続減少161人(5/6)

市は国の2021年度ホームレス実態調査に基づく市内の調査概要を発表した。巡回相談員が1月11~12日の昼夜、目視で調査。市内で生活するホームレスは前年度より21人少ない161人で、13年連続減少。男性155人、女性6人、生活の場は河川32%、公共施設などのその他施設24%、公園21%、道路19%、駅舎4%の順。区別では川崎区55%、中原区24%。市内のピークは2003年の1038人。

川崎区桜本に新たな福祉の拠点「みんなの家」開設(4/21)

老朽化に伴い建て替えられた川崎区桜本の在日大韓基督教会川崎教会に、新たな福祉の拠点「みんなの家」(4階建て)が設けられ21日、内覧会が行われた。地域の高齢者、障害者らの孤立や貧困を防いでいきたいとして、1階には地域の人が気軽に交流できるスペース「ウエルカムスペース」を開設。2階は高齢者デイサービスや外国につながりのある子どもたちへの学習サポート教室、3階は集会室などがあり、在日高齢者交流クラブ「トラヂの会」や高齢者識字学級「ウリマダン」などが開かれる。

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