市、10年度当初予算案発表(2/10)

市長は、2010年度当初予算案を発表。一般会計は09年度当初比5.2%増の6,117億円。市税収入は金額、率とも過去最大の落ち込みとなったが、子ども手当創設による影響や生活保護扶助費、保育所受け入れ枠増など市民サービスの維持を図り、一般会計は過去最大規模に。
特別会計は4,433億円(14.9%減)、企業会計は2,124億円(1.1%減)。全会計は、3.8%減の計1兆2,674億円。一般会計歳入は、市税収入が2,727億円(5.6%減)で7年ぶり減少。市民税は1,201億円(14.0%減)で、このうち個人1,089億円(8.2%減)、法人113億円(46.8%減)と大幅に減。財源不足を補うため、「減債基金」から150億円借り入れるほか、市債を819億円計上(25.0%増)。市債発行額が借金返済額に当たる「公債費」を60億円上回り、05年度決算以降黒字だった財政の健全度を示す「プライマリーバランス(基礎的財政収支)」は6年ぶりに赤字。市債残高は9,881億円(1人当たり約70万円)に増加見込み。
歳出は、増加する生活保護扶助費(60億円増の510億円)や子ども手当創設、保育所受け入れ枠拡大に伴い、扶助費全体で297億円増の1,271億円を計上。扶助費が初めて人件費(1,041億円)を上回った。また、緊急経済対策として総事業費約915億円を計上しているほか、先端分野の研究開発拠点づくりや、環境産業を支援する事業にも積極的に配分した。

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