市教育委員会は24日、市立小中学校の特別支援学級保護者らに学用品購入費などを補助する「就学奨励費」で、2021年度分に支給漏れがあり、25世帯に計約94万円を追加支給すると発表した。同奨励費は給食費や学用品などの経費の一部を世帯の収入額に基づき支給するが、収入額の算定に誤りがあった。追加支給は1人あたり概算で最大6万6360円~1512円で、追加支給分に伴う国の補助金(最大で約47万円)は申請期間が過ぎたためが受けられず、市の一般会計から支給する。
若手ダンサーの登竜門「ルフロン杯」復活 22年ぶり(10/22)
ダンスコンテスト「ルフロン杯」が22年ぶりに22日、川崎駅前の「川崎LeFRONT(ルフロン)」で開催された。同杯は若手ダンサーの登竜門として2000年まで計10回開催されたが、小中学校の体育でダンスをカリキュラムに取り入れるなどダンスカルチャーが盛り上がる中での復活となった。首都圏だけでなく沖縄県からも参加がありジュニア部門(小・中学生)25、ユース部門(高校生)7、オープン部門(大学・一般)6の計38チームが熱いダンスを披露した。
デマンド型乗合サービス実証実験 市と双日が武蔵小杉エリアで(10/18)
市と大手商社の双日(東京都)は18日、利用者の予約に応じて運行するデマンド型乗合交通サービス「チョイソコかわさき」の実証実験を11月2日から行うと発表した。武蔵小杉エリアの中原区役所、国際交流センター、病院、薬局、スーパー、住宅地など計107か所を停留所に設定、電話やLINEを通じて乗降する停留所や時刻を事前に予約、各停留所間を移動する。期間は2023年2月27日、月・水・金・土・日曜日の午前9時から午後5時まで。事前登録が必要。料金は1回300円
旧統一教会など市9施設131回予約 12年度以降10年間 (10/17)
市は川崎記者クラブの情報開示請求を受け、公共施設予約システムでの21年度末までの10年間の実績から世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と関連団体が市施設のうち9施設を計131回利用しいていたと17日明らかにした。団体別の内訳は同連合18回、世界平和女性連合78回、世界平和連合35回。施設別では高津市民館51回、てくのかわさき(高津区)37回、エポックなかはら(中原区)20回など。目的は会議・講演・学習会がほとんどで、音楽イベント10回以上、物品販売3回など。
「市民負担最小限に」訴え署名活動 西長沢浄水場更新計画(10/13)
川崎、横浜両市に水道用水を供給している県内広域水道企業団の西長沢浄水場(宮前区)の更新計画について、市民団体「川崎の安全でおいしい水道水を守る会」は、市民負担を最小限に抑えた計画を立てるよう請願署名運動を始め13日、署名の協力を呼びかけた。同会は、更新計画は多額の費用が見込まれ、市民の水道料金で調達するのではと懸念。企業団を構成する各自治体の既存施設の活用の方が安価で済むとの見解を示した。
佐藤忠男さんお別れの集い 麻生区で300人参列(10/13)
3月に91歳で亡くなった日本映画大学(麻生区)の名誉学長で映画評論家の佐藤忠男さんのお別れの集いが13日、新百合トウェンティワンホールで開かれた。学生や映画関係者ら約300人が参列、天願大介学長が「権威や価値を超えて正々堂々と映画に向き合い、150冊もの本を残した。今後も本を通して学生たちに影響を」と惜しんだ。同大学の初代学長や、かわさき・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)実行委員長として川崎の文化振興に尽くした。
「子どものまち」をつくる500人超参加 高津に「ミニカワサキ」(10/9)
「ミニカワサキ」と名付けられた「子どものまち」をつくって楽しむイベントが、9,10両日、高津区子母口の橘公園で開かれ、延べ500人超の子どもたちが参加した。ミニカワサキは子どもたちが自らまちを運営するドイツ・ミュンヘン発祥の「こどものまち」プログラムにならい「大人は口出し禁止」がルール。参加者は入り口で500円を支払いミニカワサキ「市民」に。会場清掃や小さい子の案内係などの仕事で独自通貨「ミニK」を獲得、買い物やゲームなどを楽しんだ。
職員による大規模停電調査報告書 市発注の水道工事(10/7)
市発注の水道工事が原因だった5月の大規模停電について、市上下水道局は7日の市議会環境委員会で職員による事故調査報告書を公表、事故原因は受注者の施工上の不備と結論づけた。受注業者は事故4日前に東京電力との協議を忘れたことに気づいたが、既に工事予定を周知していたことから東電側に立ち合いを求めず行い、麻生区の市道の地中に挿入したパイプが送電線を破損した。市や横浜市、町田市など約7万戸停電、小田急線が一時運転を見合わせた。