難病「先天性ミオパチー」の男児の両親が重度障害を理由に就学先を希望した地元の市の小学校でなく県の特別支援学校に指定され精神的苦痛を受けたなどとして、市と県に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で東京高裁は24日、請求を棄却した。判決では排せつや体位変換など常時介護や人工呼吸器の使用で両親や看護師の付き添いが必要だったと指摘し、「必要な教育的支援を受ける上で特別支援学校が適切とした判断は合理性が認められる」とした。
新本庁舎建設地付近で上昇傾向 商業地公示地価(3/22)
国土交通省は22日、1月1日時点の公示地価を発表した。県内の住宅地、商業地、工業地はそれぞれ2年、11年、10年連続で上昇。市の住宅地は、駅から遠いなど利便性の劣る地点でも在宅勤務の増加などで上昇、麻生区が下落から上昇に転じ、武蔵小杉駅付近(中原区)は引き続き県内2位。商業地はすべての区で上昇、市全体の平均は4.3%で前年1.5%から上昇率が拡大、市役所新本庁舎建設地に近い地点の上昇率が上位に。
社員寮と学生寮一体ビル完成 百合丘に川信の創立記念事業(3/18)
川崎信用金庫(本店・川崎区)の創立100周年記念事業の一つで、全国でも珍しい一企業の社員寮と学生寮が一体となった「かわしん百合丘ビル」が小田急線百合丘駅前に完成、18日から入居を開始した。鉄筋コンクリート造の地下1階、地上9階建て、1階は貸店舗の歯科医院、2階から8階までが全86室の寮。最上階の9階は新宿ビル群などが眺望できる食堂で、管理栄養士監修の食事が平日朝夕にとれる。
太陽光パネル設置義務化へ 市議会本会議で条例可決(3/17)
新築住宅や事務所などに太陽光パネルの設置を義務化する新制度創設を盛り込んだ市地球温暖化対策推進条例改正案が17日、市議会定例会本会議で可決された。東京都に次いで全国2例目の義務化で施行は2025年4月1日、市と都の同時スタートとなる。延床面積2千㎡以上の建物の新築または増築は建築主が、同未満の建物は住宅メーカーや販売業者が設置義務を負う。戸建て住宅は日当たりが悪いものや設備を置きにくい狭い物件などのケースは全戸対象としない方針。