ワクチン6396回分廃棄 冷凍庫不具合で温度上昇(6/13)

市は13日、新型コロナウイルスワクチンを保管していた超低温冷凍庫の庫内温度が上昇して規定を超えたため、計6396回分を廃棄すると発表した。冷凍庫メーカーのEBAC(東京)は運転不良の溶接機を使ったため冷凍庫の配管が正しく溶接されていなかったことが原因として、この冷凍庫を含め294台を回収・交換を進めている。市は予備のワクチンを使うなどして接種の日程に遅れは生じないとしている。

本市出身の浜口竜介監督に銀熊賞 ベルリン映画祭(6/13)

世界三大映画祭の一つ、第71回ベルリン国際映画祭の授賞式が13日開かれ、コンペティション部門で、最高賞に次ぐ審査員大賞(銀熊賞)に選ばれた「偶然と想像」の浜口竜介監督(42)=川崎市出身=に銀のトロフィーが贈られた。作品は3話の短編からなるオムニバス形式で、偶然の出来事をきっかっけに登場人物の心に沸き起こる疑念や衝動を会話劇で描いた。日本では今年冬に劇場公開される。

聖火リレー中止 等々力での出発式も(6/11)

県は11日、新型コロナウイルスの感染収束の見通しが立っていないとして、28~30日に予定されていた東京五輪聖火リレーについて公道での実施を中止すると発表した。市では30日に等々力陸上競技場(中原区)から武蔵中原駅前までの3.2㌔を聖火ランナーが走る計画で、競技場での最大約1万3000人が観覧する独自の出発式も中止する。11日時点で、市民約3000人が観覧を申込み、市内9校の児童生徒らが観覧を希望していた。

濃度不足ワクチン6人接種の可能性 麻生の会場(6/10)

市は10日、新型コロナウイルスの集団接種を行っている麻生市民館で濃度不足のワクチンを6人に接種した可能性があると発表した。6人は特定できないため、当日午前に接種を受けた145人全員に2回目接種後抗体検査を行い、抗体が確認できない人には再接種する。瓶入りのワクチンを生理食塩水で薄める作業をした際、使用済みの瓶に再度生理食塩水を注入し、濃度不足の注射器を作った可能性が高いと見ている。

混浴年齢制限下げ条例案で意見募集(6/10)

市は10日、公衆浴場で混浴ができる子どもの年齢制限を現行の「9歳以下」から「6歳以下」に引き下げる条例改正案について、意見の公募を始めた。厚生労働省が昨年、子どもの発育状況などを踏まえ公衆浴場の管理要領を見直し、混浴させない目安を「おおむね10歳以上」から「おおむね7歳以上」に変更したのを受けたもので、市内には現在、年齢制限の対象となる銭湯などは49施設ある。締め切りは7月15日

「日本人への差別的言動での立法事実はない」 本会議で市長答弁(6/9)

9日の市議会本会議の代表質問で自民党吉沢直美議員は、市差別のない人権尊重のまちづくり条例で外国ルーツの人たちへのヘイトスピーチだけが罰則の対象とされていることに疑問と不満が寄せられているとして見解を求めた。福田市長は、条例での規制は本邦外出身者の排斥を訴えるデモが繰り返され平穏な生活が脅かされたことによるもので、日本人に対する差別的言動については現時点でそうした立法事実はないとの認識を示した。

ワクチン大規模接種始まる 受け付け滞り行列も(6/7)

中原区のNEC玉川ルネッサンスシティホールで7日、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が始まった。初日は予約した高齢者ら1980人が接種を受けたが、接種での大きなトラブルや予診などでの混雑はなかったが、入り口での受付処理に時間がかかり、一時会場の外に長い行列ができた。会場には14の接種レーンが設けられ、医療従事者70人を含む計120人のスタッフが運営に当たった。

12歳以上の全市民に接種券 今月中に発送(6/7)

市は7日、12歳以上の全市民約106万人に新型コロナウイルスワクチンの接種券を6月中に発送すると発表した。職場や大学での職域接種が新たに始まるのを受け、接種券を持たないことで接種機会を喪失するのを避けるため。発送予定日は60~64歳(約8万人)14日、40~59歳(約47万人)21日、12~39歳(約51万人)28日。予約開始日は未定。市医師会の岡野敏明会長は「個別接種を担う協力医療機関が電話に対応できない。かかりつけ医への予約は診療時に」と協力を求めた。

めぐみさん一日だけの写真展 横田滋さん一周忌(6/5)

北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)の父滋さんが87歳で亡くなって1年となる5日、市は川崎駅北口自由通路で1日だけの写真展を開いた。毎年市内7区で開いている写真展「めぐみちゃんと家族のメッセージ」の一環。1976年に撮影された新潟県佐渡市の草原で微笑むめぐみさんの写真など新たな10点を含め、妻早紀江さんと同じマンション(川崎区)の支援団体「あさがおの会」が管理する50点が展示された。

ワクチンロス対策で事前登録制度 7日から受け付け(6/2)

市は2日、新型コロナワクチンを無駄にしないための「ワクチン接種協力者バンク」を設けると発表した。近隣の医療機関での個別接種でキャンセルが出た場合、事前に登録しておくと連絡がくる。7日午後1時から登録の受け付けを始め、早ければ翌週から運用を始める。市の「ワクチン接種協力者バンク」に登録できるのは①接種券が手元にある②接種を1回もしていない③接種の予約なしの条件を満たす人で、当面は65歳以上の市民が対象。

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