羽田空港と市臨海部を橋で結ぶ「仮称羽田連絡道路」について、市と東京都は15日、橋の名称募集を始めた。橋は羽田空港と、ライフサイエンス分野の研究機関が集積するキングスカイフロント(川崎区殿町)を結び、長さ約600㍍。市と都、国土交通省が整備し、2022年3月末の開通を目指している。名称には「橋」か「ブリッジ」を入れることが条件で、募集期間は2月15日まで。
3部制分散開催でオンライン配信も 緊急宣言下の成人式(1/11)
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の中で迎えた成人の日の11日、市の成人式が等々力アリーナ(中原区)で3部制の分散開催で行われた。市の新成人約1万4千百人のうち、約3千7百人(参加率26%、昨年同45%)が参加。オンライン配信も行われ、ネットでの生配信の最大同時視聴者数は、3部計で約2千2百人だった。福田市長は「反対の声も承知しているが、一生に一度の門出を祝いたいと考えた」とあいさつした。
元妻の住民票写し不正請求 区役所職員停職処分(1/8)
市は8日、元妻の住民票の写しを不正に請求したとして、多摩区役所の男性主任(52)を停職3か月の懲戒処分にした。主任は昨年2月、業務上必要ない元妻の住民票の写しを取得しようと公用の請求書を無断で作成し、他の公用請求書とともに同区役所区民課に提出。元妻がDVの被害者保護のための「支援措置」を申し出ていたため交付を拒まれた。提出当日に同課は不正に気付いたが,処分に1年近くかかったことに市は慎重に判断したためとしている。
市内感染者連日最多更新223人(1/8)
市は7日、未就学児から90代までの男女223人(計5406人)の新型コロナウイルス感染者を発表した。1日あたりの発表数としては2日続けて最多を更新した。また80代~90代の男女4人の死亡を発表。このうち90代男性は8日までに計28人のクラスターが起きた同区の高齢者介護施設の入居者で、先月24に陽性が判明し、7日に肺炎で亡くなった。
2度目の緊急事態宣言 2月7日まで(1/7)
政府は7日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県に新型コロナ特別措置法に基づく緊急事態を宣言した。期間は2月7日まで。感染リスクが高いとして飲食店に午後8時までの営業時間短縮を要請し、応じない場合は施設名を公表できる。県は昨年12月18日から今年11日まで川崎・横浜市域で酒類を提供している飲食店とカラオケ店を対象に要請していた営業時間午後10時までを、8日以降は同8時(酒類提供は同7時)までとした。1日あたりの協力金は現行の4万円から6万円に増額する。
市内感染者最多195人(1/7)
市は7日、新型コロナウイルスの感染者が過去最多の195人(計5183人)となったと発表した。川崎区の高齢者デイサービス施設で80代女性利用者と職員2人の要請が判明し、この施設の感染者は計6人となりクラスターと認定された。市南部の病院で80代女性患者、市中部の病院で90代女性患者と50代女性看護師の感染がわかり、両病院の感染者は計36人、計9人となった。
市内医療体制ひっ迫 市対策本部会議(1/6)
市は6日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け対策本部会議を開き、市内の医療体制がひっ迫している状況などが報告された。入院患者数は昨年12月1日の65人(うち重症者10人)から、今年1月5日には115人(同20人)に増加。患者をすぐに受け入れられる即応病床は、現在の143床から最大の180床まで拡充できる見通し。福田市長はこれ以上の拡充は通常医療に影響するとした。1~3月に予定の市立49中学校の自然教室の中止など、政府の緊急事態宣言発令に備えた対応も報告された。
市内感染者最多更新130人(1/5)
市は5日、過去最多となる130人の新規感染者を発表した(これまでは先月31日発表の100人が最多)。うち84人の感染経路が不明。先月25日に飲食店で開かれた忘年会の参加者9人のうち、いずれも幸区の70~90代の男女5人が新たに陽性と判明、先月27日発症した70代女性と合わせ、参加者の感染は計6人のクラスターとなった。ほかに、クラスターが発生の川崎区の高齢者施設に入居する90代女性が陽性となり、これまでに職員を含め計27人が感染した。
コロナ禍での年頭あいさつ 福田市長(1/4)
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻さを増すなか、福田市長は4日年頭あいさつを行い、「危機だからこそ、自分以外の仕事にも想像力を膨らませ、みんなで連帯していこう」と語った。今年の課題として、昨年策定した脱炭素戦略や一人一台端末を掲げる国の「ギガスクール構想」、行政デジタル化の推進、市民へのワクチン接種の開始を挙げた。例年本庁の部長級以上150人が出席するが、今年は局長級以上の37人に絞り、オンライン中継の導入などの対応をとった。
マスク着用で行列なしの初詣 川崎大師(1/1)
いつもの年は初詣の参拝客が約300万を超える川崎大師平間寺(川崎区)では、例年通り境内の大山門と大本堂の前の2か所で規制の準備をしたが、1日正午過ぎ初詣客の流れはスムーズで行列ができることはなかった。2日は大勢の参拝客で賑わったが、例年のような入場規制は実施されず、足止めされることもなく進んだ。寺の担当者は「今年の参拝客の数は予想もつかなかった。数は減ったが、マスク着用で密な状態にもなっていない」と話していた。

