星野リゾート(長野県軽井沢町)は4日、川崎区に都市観光客向けホステル「OMO3(おもすりー)東京川崎」を6月11日に開業すると発表した。複合商業施設「ラ・チッタデッラ」の近くで、JRや京急の川崎駅から徒歩10分圏内。他社が営業中のホステルを改装し引き継ぐもので、地上6階地下1階の227室、シャワーやトイレは共用になる。カーテンで仕切られた2段ベッドのドミトリータイプが(137室)が中心で1泊税別2818円からと低価格。高級ホテルの運営で知られる同社として初の業態となる。
東急電車・バス+映画見放題などの定額制サービス試験的実施(1/14)
東急グループは15日、東急沿線の電車やバス、映画、食事を1か月単位の定額で利用できる「サブスクリプション」サービスを始めると発表した。交通手段と生活サービスが一体となった定額制サービスは日本初で、東急線と東急バス全線が1か月乗り放題のチケットに、グループの映画鑑賞見放題やかけそば・もりそば1日1食のサービス。3~5月に試験的に実施し、利用状況をみて本格展開を検討する。価格は1か月の税込み、電車・バスと映画の組み合わせが3万円、そばの組み合わせが2万3500円で、16日からインターネットで販売する。
「ニュータンタンメン」味のポテトチップス商品化 カルビー(1/11)
カルビー(東京都千代田区)は川崎のソウルフードとして親しまれている「ニュータンタンメン」にちなんだポテトチップスを考案し、11日麻生区で開かれたJ1川崎フロンターレのイベントでお披露目した。ニュータンタンメンは「元祖ニュータンタンメン本舗」(川崎区)が提供する溶き卵を使いニンニクと唐辛子で味付けした辛いスープが特徴のラーメンで、フロンターレ、市と協力し、味付けやパッケージのデザインを決めた。カルビーは47都道府県の「地元ならではの味」をポテトチップスで再現するプロジェクトを展開しており、今年度の県の味として2月17日から期間限定で発売する。
女性活躍の職場に「えるぼし」認証(1/10)
市は10日、女性の職場での活躍を後押しする中小企業やNPO法人19社に、市独自の認証制度「かわさき☆えるぼし」の認証書を贈った。対象は従業員300人以下で、長時間労働の是正や仕事と家庭の両立支援などに取り組んでいることが条件。認証期間は2年、初年度の前年と合わせ43社が認証を受けた。本年度は、フレックスタイム制度などを導入し有給休暇取得率80%超の製造業サニー工業(川崎区)や子育て中の職員は雨の日15分の早退を認めるNPO法人むくの木(同)などを認証した。
川崎ものづくりブランド12件を新たに認定(11/13)
市内の中小企業が手掛けた製品や技術を審査し、市や商工会議所が販路開拓を支援する「川崎ものづくりブランド」の16回目の認定式が13日開かれ、新たに12件が認定された。ミートエポック(多摩区)の「エイジングシート」と呼ばれる熟成食材製造用シートは、明治大学との産学連携事業で安定した品質の熟成肉などを製造でき、ROX(中原区)が開発した客数予測のAIシステムは、気温や降水量などを基に45日先までの客数を予測し商品の作り過ぎや食品ロスの削減効果が期待できるという。
森永製菓の特許で体脂肪抑える大福が誕生 川崎区の末広庵(10/9)
川崎区東田町の和菓子店「末広庵」が森永製菓の特許技術を使って新商品の大福「エンゼルのほっぺ」を完成させ、9日に市内外7店舗とインターネット通販で販売する。市は川崎信用金庫などと連携して大企業の開放特許を市内の中小企業の新商品開発支援に活かす取り組みを進めており、その一環。大福に使う餅は時間がたつと固くなり添加物を加えることが多いが、独自の製法により無添加で柔らかさを保ち、特許技術で従来製品よりカロリーを10~15%抑えられるという。1個160円(税込み)で、森永は特許料を取らず末広庵は商品1個につき1円を市民団体「『音楽のまちかわさき』」推進協議会に寄付する。
フロンターレ勝利で車いす1台寄贈 中原区の葬儀社(9/25)
サッカーJ1川崎フロンターレがホームゲームで1勝するごとに、車いす1台を寄贈する活動を始めた中原区の葬儀社「花葬」(大屋徹朗代表)は25日、等々力陸上競技場での14日の対ジュビロ磐田戦の勝利を受け、特別養護老人ホームしゅくがわら(多摩区)に車いす1台を贈呈した。8月に花葬からフロンターレのオフィシャルスポンサーにちなんだ地域貢献として特養などに車いすを寄贈したいと申し出があり、フロンターレも賛同、寄贈式にはマスコットキャラクターのふろん太くんも駆け付けた。
「辛さ控えめ」川崎生まれの唐辛子 味の素と市が開発(8/19)
味の素と市、JAセレサは19日、川崎生まれの唐辛子の新品種「香辛子(こうからし)」を発表した。味の素が中央研究所(川崎区)で、市農業技術支援センターの協力を得て開発したもの。唐辛子に含まれる基礎代謝の向上などが期待できる辛味成分「カプサイシン」を同様の効果が見込まれる「カプシエイト」に置き換えた品種で、辛さはカプサイシンの千分の1と控えめで、フルーティな香りが特徴。辛みが弱いため生でも食べられ、トマトの10倍以上のカロテノイド、レモンと同等のビタミンCも含む。JAセレサ川崎の直売店で販売し、20日以降順次香辛子を使った食パンや水キムチなどを市内企業が販売する。
感覚過敏に配慮して安心の買い物 新百合ヶ丘商業施設で試行(7/28)
感覚過敏の特徴がある人に配慮するため、特定の時間、音や光を緩和する「クワイエットアワー」が28日、麻生区の商業施設「イオンスタイル新百合ヶ丘」で試行される。こうした人は発達障害の一つとされ、店舗の音や光、においなどが原因で買い物に行くことをためらうケースがあり、店内の照度を下げたり、BGMを消したりして苦痛を和らげる。国内ではスポーツ施設での実践例はあるが、商業施設では初めて。市は共生社会づくりの活動「かわさきパラムーブメント」の一環として、効果を検証し、市内の商業施設に広げたいとしている。
KSP開設30周年 記念碑の除幕式(7/26)
ベンチャー企業などを支援するケイエスピー(高津区)は26日、開設30周年を迎えた研究開発拠点「かながわサイエンスパーク(KSP)」で、記念碑の除幕式を行った。同社は市、県、国、民間企業により1986年に設立され、これまでに500社以上の創業や成長を支援し、新規株式公開(IPO)などに取り組んできた。内田裕久社長は、持続可能なプラットフォームとしての発展を願って設立した記念碑の除幕式で「現在、KSPの中に約4千人、120社が入って活躍している。日本初の都市型サイエンスパークとしてやってこられたのも地元の協力があったからで感謝したい」と述べた。