市は1日、市立図書館の本や雑誌など資料の有料宅配サービスを開始した。図書館ホームページや館内の蔵書検索機、カウンターで図書を予約する際、受け取り方法で「有料宅配サービス」を選ぶと自宅に届き、送料は利用者負担で宅配業者に支払う。インターネットなどで予約した書籍などを最短2日後に届ける仕組みを構築し、新型コロナウイルスの感染防止と利便性向上につなげる。
体育授業での肌着禁止見直しを スポーツ庁が全国教育委に(3/23)
体育の授業で体操服の下に肌着を着るのを禁止している小学校があるとして、スポーツ庁が児童の心情や保護者の意見を尊重し、必要な見直しを求める事務連絡を全国の教育委員会などに18日付で出したことがわかった。9日の市議会でも肌着の着用禁止は「嫌がる児童がいる」として取り上げられており、市は議会での指摘を受け、市内の全114校を調査し、着用は禁止ししておらず、強制的な指導もなかったと説明。ただ34校で主に低学年の児童に着用しないよう声掛けはしていた。
“工都・川崎”の今を学び10年 市民アカデミー企業連携講座(3/18)
2010年に始まったかわさき市民アカデミーの企業との連携講座「地域社会に貢献している川崎の会社と人々」が、10年を迎えた。”工都・川崎“の今を知ってもらおうと、川崎に事業所を構える大企業からモノづくりを支える中小企業まで、最前線186の会社から講師を招き、現地見学なども行ってきた。18日の市生涯学習プラザ(中原区)での20年度後期最後の講座は約40人が受講し、眞田強・元かわさき市民アカデミー副理事長が「第一線の講師が川崎を支える企業の最新情報を伝え、飽きさせることがなかった」と振り返った。
修学旅行中止の6年生 貸し切りで「よみうりランド」招待(3/9)
新型コロナウイルスの影響で修学旅行が中止となった市立小の6年生に、小学校最後の思い出を作ってもらおうと市は9日、遊園地「よみうりランド」(市、稲城市)を貸し切りにして無料招待した。対象は小学校全114校の計1万2280人で、11日までの3日間に分け、午前9時から午後7時まで楽しむ。この日は約4千人が貸し切りバスで来園、手指の消毒後、園内のアトラクションをはじめ、修学旅行先で提供される「日光カレー」などを楽しんだ。
1年ぶりに受講生募集 かわさき市民アカデミー(2/10)
NPO法人かわさき市民アカデミー(藤嶋昭理事長)が2021年度前期(4~9月)の受講生を1年ぶりに募集している。1993年に始まり、年間延べ7千人が受講してきたが、昨年度の前期講座は新型コロナウイルスのため中止、後期講座は前期の受講生から希望者を募り、オンライン講義も試行しながら規模を縮小し開催した。今回も主に市生涯学習プラザ(中原区)を会場に53講座を開催するが、うち29講座はオンラインでも配信する。18歳以上が対象で市民以外も受講可能。
分割発注や見積不足など不適切処理1182件 市教委(11/19)
市教育委員会は19日、住民監査請求による指摘を受けて18年度の1406件と19年度の557件を調査。入札を行わない随意契約をするための「分割発注」38件や工事依頼前の見積もりを発注業者からしかとらない「見積不足」282件、契約手続き前の工事依頼1173件など不適切な工事が1882件あったと発表した。市教委によるとこうした発注にかかわった職員は12人で、前任者からの引き継ぎ不足などで、不適切との認識がない職員もいたという。
オンライン指導向け取り組み 市立学校97%(9/11)
11日の市議会本会議で、石井宏之教育次長は新型コロナウイルス感染症を考慮し、市立学校175校の97%がオンライン指導に向けて取り組んでいると明らかにした。9月3日現在、校内での試験運用を含め、169校がオンラインの活用に向けて取り組み、残り6校に対しても速やかにオンライン指導の研修などを行うと説明した。また7月の調査では通信環境が整っていない家庭環境は3.8%で、11月以降にモバイルルーターの貸し出しを計画しているとした。
コロナ感染防止へ少人数学級を 市民団体要望(9/9)
新型コロナウイルスの感染防止に向け学校での「密」を避けるため9日、市民団体「ゆきとどいた教育を進める川崎市民の会」が35人以下の少人数学級を求める緊急要望書を市に提出した。義務教育標準法は、小中学校の学級定員を40人以下(小学1年は35人以下)と定めているが、市では小学生3年以上の約3割、中学生の約7割が35人超の学級になっている。同会は、少人数学級は教室での感染予防のほか、コロナ対応に追われる教員の負担減にもつながると訴えた。
歴史と公民は教育出版に 市立中学校教科書採択(8/23)
市教育委員会は23日、2021年度から4年間市立中学校で使う教科書を採択した。歴史と公民はいずれも教育出版で、16教科中15教科はこれまでと同じ出版社の教科書を選んだ。歴史教科書の採択では5人の教育委員が、事例に市が紹介されていることなどを評価し教育出版に決めた、横浜市などで本年度まで使われる育鵬社を支持する意見はなかった。英語は学校図書の教科書を使っていたが、来年度は同社の検定教科書がなく新たに光村図書出版を選んだ。
市立中学校修学旅行実施へ(7/9)
市教育委員会は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、秋への延期を検討していた市立中学校51校の修学旅行を8月26日から10月11日の間に2泊3日で実施すると、発表した。各校とも感染防止策を明確にし、旅行先の医療体制を確認するほか、必要に応じて活動内容も変更する。市立中の就学旅行は3年生を対象に、例年5月に京都方面で行われていた。一方、小学校(6年生対象、例年は日光方面)の修学旅行は中止し、キャンセル料は市が負担する。

