2023年度市文化賞等の贈呈式(11/8)

2023年度の「第52回川崎市文化賞」などの受賞者7人の贈呈式が8日市役所で行われた。文化賞は元県特別支援学校校長会会長の片山世紀(せき)雄(お)さん(82)、芸歴44年の落語家の初音家(はつねや)左(さ)橋(きょう)さん(67)。社会功労賞は市医師会長の岡野敏明さん(64)、社会福祉法人あおぞら共生会理事長の明石洋子さん(77)。文化、芸術分野で活躍する若手らのアゼリア輝賞は、ピアニストの黒木雪音さん(24)、ダンサーで洗足大学准教授の「KEITA TANAKA」(本名・田中啓太)さん(45)、スキー選手の古賀結那(ゆうな)さん(21)。

洗足音大アイドル夏祭りに登場 MARUKADO(8/11)

洗足学園音楽大学(高津区)の学生8人がアイドルグループ「MARUKADO(マルカド)」を結成、11日、商業施設「ラ チッタデッラ」で夏祭り初日の打ち水に参加した。同音大を含む洗足学園創立100周年の来年に向け、学園を挙げて取り組んでいるプロジェクト。メンバーは全コースから選抜された得意分野も個性も異なる8人。MARUKADOは一つ一つの音をはっきり演奏する音楽記号マルカートと、常に形が変化し続け矛盾すらも併せ持つ「丸と角」から命名された。

ハルモニの人生を追ったドキュメント上映 舞台挨拶も(8/4)

川崎区桜本に暮らす在日コリアン1世のハルモニ(おばあさん)たちの人生を追ったドキュメンタリー映画「アリランラプソディ~海を越えたハルモニたち~」の上映会が市内で始まった。劇場公開に先立つもので、上映後、金聖雄監督と5人のハルモニがチマ・チョゴリ姿で舞台挨拶した。初日4日の市労連会館は約110人、5日の地元桜本の在日大韓基督教会川崎教会は約150人が鑑賞。15日市自治総合会館、21日市アートセンターアルテリオ映像館で上映。

アートを介したコミュニティ形成に向け協定  市と東京芸術大学(7/3)

市は東京芸術大学とアートを介したコミュニティ形成に向け、連携・協力して取り組む協定を締結したと3日発表した。連携事業の主体となるアートコミュニケータを30名程度公募し、様々な講座を通して活動を支える考え方の共有、アートを介した対話を重ね、コミュニケーションを豊かにする方法を学び、市内の文化資源や福祉・医療の現場などとも連携してアートを軸にコミュニティを育む活動に取り組む。参加者は12月頃から募集予定。

開館19周年「ミューザの日」 小学生企画のコンサート

2004年7月1日に開館したミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)で「ミューザの日」の1日、記念イベントが開催された。公募で選ばれた小学生9人が「ジュニアプロデューサー」となり劇仕立ての「だれでもハッピーコンサート」を企画運営、本番2日前に100席分が完売した。選曲や座席配置、チラシ作りなどに取り組み、物語仕立ての寸劇や冒険家に扮した東京交響楽団メンバーによる弦楽四重奏曲などを楽しんだ。 

 新市民ミュージアムの移転開設地 生田緑地に(3/10)

市は10日、2019年10月の台風で被災した休館中の市市民ミュージアム(中原区)の移転再建について、生田緑地ばら苑隣接区域(多摩区)を選定したと発表した。候補地は約8600㎡、現在はばら苑の臨時駐車場で、東に藤子・F・不二雄ミュージアム、西に岡本太郎美術館、日本民家園、青少年科学館があり、これら施設との回遊性、相乗効果を期待する。今後はパブリックコメントを実施、23年度末に基本計画、24年に管理運営計画を策定の見込み。

17年ぶり大賞、次点両賞とも「該当なし」 岡本太郎現代芸術賞(2/17)

市出身の芸術家岡本太郎の精神継承の作家を顕彰する第26回岡本太郎現代芸術賞が17日発表され、大賞と次点の岡本太郎賞、岡本敏子賞は2006年度の両賞が創設されて以来初めて「該当なし」となった。同賞は岡本太郎記念現代芸術振興財団などの主催で1997年度に始まり、2005年度までは大賞とされていた最高賞の受賞はなかった。今回は国内外から595点の応募があり23人が入選、うち4人に特別賞が贈られた。

台風浸水被害で新たに3万点処分 市民ミュージアム(2/9)

2019年の台風19号で浸水した市市民ミュージアム(中原区)について市は9日、川崎ゆかりの画家の油彩画など3万107点を新たに処分すると発表した。今回で処分品は計7万3547点。修復が不可能として処分されるのは、漫画雑誌1万4524点、ポスターなどグラフィック6565点、19~20世紀写真6213点など。被災した収蔵品24万5643点のうち修復済みは約4万点。残り約13万点が修復対象で修復に10年程度かかるとみている。

市民ミュージアムの雇い止め訴訟が和解 元副館長に解決金(12/23)

市市民ミュージアム(中原区)の指定管理者「アクティオ」(東京都)による雇い止めは不当だとして、元副館長の浜崎好治さん(61)が地位確認などを求めた訴訟は23日までに、東京高裁で和解が成立した。同社が解決金1500万円を支払うなどの内容で、和解は13日付。浜崎さんは同館の学芸員として30年近く勤務。2017年に市の指定管理者制度導入により同社の契約社員となり、1年契約の満了時に更新を希望したが雇い止めに。18年横浜地裁川崎支部に提訴、1審は敗訴。

“迷ったときこそ映画をみよう” 今年も「しんゆり映画祭」開催(10/30)

市民による手づくりの「KAWASAKIしんゆり映画祭」が30日から市アートセンター(麻生区)で始まる。今年はコロナ禍の制限のない形での3年ぶりの開催、ロシアのウクライナ侵攻で世界の混迷が続く中「生きる力」「自分の生きる道」に焦点を当て、「迷ったときこそ映画をみよう」がキャッチコピー。「自分のわくわくにしたがう」「大好きになる、夢中になる」「自分らしく生きたい」などを切り口に12作品を上映。3月に亡くなった映画評論家・佐藤忠男さんの追悼上映も。

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