市は31日、2022年度に市内3か所の児童相談所と7区役所で受けた児童虐待の相談・通告件数が、前年度比4%減の5598件で10年ぶりに減少したと発表した。区別では、川崎区の構成比が最も多く22.7%。虐待種別では、心理的虐待が最多で50.8%、次いで、ネグレクト、身体的虐待の順。年齢別では、就学前までの乳幼児が全体の半数以上を占め、経路別では、警察からの件数が最多となっている。
待機児童3年連続ゼロ 利用児童数は過去最多(5/9)
市は9日、認可保育所などに入れない待機児童数(4月1日現在)が3年連続ゼロと発表した。561か所ある認可保育所などへの利用申請者数は36,491人(前年度比384人増)で34,968人(同413人増)が入所、いずれも過去最多。希望通りの保育所に入れないなどの理由で待機児童から除外された保留児童は1523人(前年度比29人減)、その内訳は育休関係の申請で918人、特定の施設希望者が272人など。
市中部児童相談所が移転 久本の旧看護専門学校へ(4/1)
高津区と宮前区を管轄する「川崎市中部児童相談所」が1日から、JR武蔵溝ノ口駅近くにある改修した旧川崎看護専門学校(高津区久本)へ移転する。「高齢者福祉施設すえなが」に隣接するこれまでの建物が手狭になったことによる移転。同施設は市内に3か所ある児童相談所の一つで、児童福祉司や児童心理司、医師などの専門スタッフが子どもの養育や障害、性格行動、非行、不登校などの相談や児童虐待にかかわる相談や通報などに対応する。
こども文化センター遊具の寄付を リユース地域情報サイトで(12/21)
子ども文化センターの遊具等の寄付を募るため市は21日から、リユース事業で連携している地域の情報サイト「ジモティ」と旭町(川崎区)大戸(中原区)宮崎(宮前区)中野島(多摩区)の各こども文化センターをモデルに同サイトを通じた取組みを行う。4施設が必要としている物品の寄付募集の告知を行い、市民が使っていない物品の発掘、再利用を促進する仕組み。ジモティは月間1千万人以上が利用、「売ります・あげます」などのカテゴリ別の情報を都道府県別に掲載している。
すべて子どもの手づくり「こどもゆめ横丁」開催 3年ぶり「夢パーク」(11/6)
「子ども権利条例」の「自分で決める権利」や「安心して生きる権利」などの精神を具現化すべく企画や運営のすべてを子どもが担うイベント「こどもゆめ横丁」が6日、市子ども夢パーク(高津区)で3年ぶりに入場制限なしで開かれた。市や周辺自治体の小学生から18歳までの子供が露店の企画、建物づくりから会計まですべてを自分たちで行い、大人は手伝ってはいけないルール。今年は115人が参加し雑貨屋やラーメン屋など39の露店が並び、市内外から約2千人が集まった。
児童手当など過払い金返還請求怠る(11/2)
市は2日、児童手当と児童扶養手当の過払い金計754万円の返還請求を怠っていたと発表した。過払い金は受給者の資格消滅などで毎月発生するが、担当者が受給者89人分の返還を求める納入通知書の発行・送付を怠ったまま放置していた。担当の子ども家庭課を巡っては10月市議会で露木明美議員(みらい)が業務集中による職員の負担過多を懸念しており、市は11月1日付で子育て世帯応援給付金担当2人を増員した。
「子どものまち」をつくる500人超参加 高津に「ミニカワサキ」(10/9)
「ミニカワサキ」と名付けられた「子どものまち」をつくって楽しむイベントが、9,10両日、高津区子母口の橘公園で開かれ、延べ500人超の子どもたちが参加した。ミニカワサキは子どもたちが自らまちを運営するドイツ・ミュンヘン発祥の「こどものまち」プログラムにならい「大人は口出し禁止」がルール。参加者は入り口で500円を支払いミニカワサキ「市民」に。会場清掃や小さい子の案内係などの仕事で独自通貨「ミニK」を獲得、買い物やゲームなどを楽しんだ。
子ども食堂支援へSDGs推進協定 市とフロンターレ(8/7)
市と川崎フロンターレは7日、SDGs(持続可能な開発目標)の推進に関する協定を結び、子ども食堂の支援を始める。市内の企業などの協力を得て、食材提供や保管場所の確保などに取り組み、様々な課題の解決策を提案し、子ども食堂と企業などのマッチングを行う。フロンターレの吉田明宏社長は、サッカークラブとしてだけでなく、地域の社会インフラとして役割を果たしていきたいと述べた。
子どもから高齢者まで福祉と学びの拠点オープン 「ココファン川崎高津」(8/1)
高津区蟹ヶ谷の市営四方(よもの)嶺(みね)住宅跡地に福祉と学びの複合拠点「ココファン川崎高津」が1日にオープンする。学研ココファン(東京都)が市から整備・運営事業者として選定され建設した。サービス付き高齢者向け住宅や学習塾などの福祉・複合施設で、4階建て敷地面積2936㎡。延床面積4849㎡、総室数79戸、審査通過の満60歳以上が入居できる。1階に幼児から中学生対象の学習塾、未就学児のための発達支援施設、交流ホール、計18戸のグループホームを設ける。
市のプール今季は入場制限なし 検温や消毒を徹底(7/10)
市は、大師プールと小倉西・平間・稲田の3児童プールを今年は7月10日から営業する。昨年夏は新型コロナウイルス感染対策のため、大師プールで1日80人など人数枠を決めて入場制限を行ったが、今季は入場制限は設けずに検温や消毒を徹底することで対応する。期間は8月末まで、利用時間はいずれも午前9時~午後5時(最終入場3時半)、料金は15歳以上が300円、3~14歳が1000円。