ベンチャー企業向け貸しオフィス 「AIRBIC」開館(5/24)

JR新川崎駅前で市が建設を進めてきた研究開発拠点「新川崎・創造のもり」で24日、産学交流・研究開発施設「AIRBIC(エアビック)」開館記念式典があった。施設は5階建て、延べ床面積約2万7千㎡。市は大和ハウス工業との共同事業で、2階の3千5百㎡を主に運営し、入居企業の支援に当たり、整備費29億円を負担した。2階の貸しオフィスは41室で、1室あたり面積は70~80㎡が主力。ベンチャー企業向けで、経営が軌道に乗った有望企業や研究機関の利用を想定。大和ハウスは3~5階で貸しオフィスを運営する。

「レコード発祥の地」マンション 日本コロムビア蓄音機寄贈(5/11)

日本で初めてレコードを製造し、2007年まで川崎区港町で工場を操業していた日本コロムビアが11日、工場跡地に建てられた分譲マンション「リヴァリエ」の展示スペースに、同社が製造した蓄音機やレコード、CDプレーヤーなどを寄贈した。このうち1911年(明治44年)発売の蓄音機「ユーホーン1号」は、従来の蓄音機では外部に露出していたラッパ部分を内蔵して小型化したもので、宮沢賢治も愛用したという。9時~17時は専用出入り口から一般来訪者も見学できる。

川崎ルフロン1期改装オープン フードコート最大規模(4/27)

大規模改装工事を行っていたJR川崎駅東口の商業施設「川崎ルフロン」(川崎区)の第1期工事が終わり、2~7階の一部が27日オープンした。今回の改装は、2階と4~7階の計約9600㎡で、2階に東口エリア最大規模(約350席)のフードコートを整備、4~7階は衣類などを扱うチェーンストア「パシオス」やニトリのインテリア雑貨専門店「デコホーム」,アウトドア用品の「モンベル」など17の専門店が入った。主な客層を駅東口側の住民や周辺オフィスの会社員に設定し、県内外から訪れる駅西口の「ラゾーナ川崎プラザ」との差別化を図った。

起業を一貫支援 幸区に新拠点(3/18)

幅広い産業分野の起業家支援にワンストップであたる拠点「カワサキNEDOイノベーションセンター(K-NICケーニック)」が18日、ミューザ川崎セントラルタワー5階(幸区)にオープンした。創業から成長までの一貫した支援により、新たなビジネスを生み出し、市内経済の活性化や雇用創出を図る。ケーニックは市、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、市産業振興財団が運営。起業を希望する人らが起業経験者や投資家、知的財産などの専門家に相談できる。室内は約570㎡で、コワーキングスペースや相談スペース、個室があり、メンバー登録(無料)すると利用できる。起業相談は無料。

川崎ものづくりブランドに新たに9件認定(2/7)

市内の中小製造業者が生み出した製品・技術を認定する「川崎ものづくりブランド」の認定式が7日行われ、新たに9件を選定し開発者の創意工夫と努力がたたえられた。市と商工会議所などでつくる同ブランド推進協議会が毎年選定しており、今回で計92件。認定された和光産業(川崎区)の嘔吐物を手軽に処理できる凝固剤は、除菌と消臭も同時に行うため感染症リスクを低減できるもの。

低CO2川崎ブランドの大賞にLED道路(2/7)

二酸化炭素の排出抑制に寄与した市内の製品・技術を認定する「低CO2川崎ブランド2018」の大賞に、中原区のメーカー「信号機材」が開発した「LED(発行ダイオード)内照式道路標識」が選ばれ、7日に表彰された。開発されたのはLEDを内蔵した道路標識で、蛍光灯を使った従来の製品に比べ消費電力で約60%、CO2の排出で約53%の削減効果がある。同ブランドは市や商工会議所などでつくる協議会が導入し、本年度はJFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)の建築構造用鋼材など9件の製品・技術が認定された。

女性活躍の中小24社初認証 国より基準緩和の市独自制度(1/21)

女性の活躍やワーク・ライフ・バランスの推進に取り組んでいる中小企業を表彰する認証制度「かわさき☆えるぼし」で市は21日、24社に初の認定証を贈呈した。国は女性活躍推進法に基づき一定の基準を満たした企業を「えるぼし」企業と認定しているが、認定基準より緩くすることで多くの企業の参加を促す「川崎版」といえるもの。女性が働きやすい長時間労働の是正や過去3年間で管理職に占める女性の割合が増えているなどの独自の基準で判断し、女性登用の旗振り役になってもらう。認証期間は2年間。

川崎駅前の「ルフロン」に水族館 20年開業(11/21)

2018年1月に核テナントの一つ丸井川崎店が閉店し大規模改装工事中のJR川崎駅東口の商業ビル「川崎ルフロン」は、広域からの集客を目指して20年夏までに9~10階部分に水族館を開設する。近年、民間企業の運営する水族館は05年開業のアクアパーク品川や12年のすみだ水族館など大きな集客力を示している。川崎エリアには水族館はなく、市内だけでなく横浜市などからの来場者も含め、水族館だけで年間100万人の集客を見込む。

産業親善大使に女子バレーボールの島村さんら4人(11/5)

市商工会議所は5日、市ゆかりの著名人らが地域の魅力をPRする「かわさき産業親善大使」に4人を新たに任命した。任命されたのは、市立橘高校出身で、女子バレーボールNECレッドロケッツの島村春世さん、マリンバ演奏家の奥平哲也さん、俳優の福士誠治さん、シンガーソング・ライターのyucat(加藤有加利)さん。同大使は2011年に創設され、これまでに俳優の風間トオルさんや川崎フロンターレのマスコット「ふろん太」ら38の個人・グループが選ばれている。

中小の事業承継支援で協定 市などM&A仲介業と(10/31)

市など4団体は31日、中小企業の事業承継を支援する協定を、小規模企業専門の合併・買収(M&A)サービス会社「アンドビズ」(東京)と結んだ。協定を結んだのは市、川崎商工会議所、市産業振興財団、川崎信用金庫で、後継者がいないために廃業する中小企業に、親族や従業員以外の第三者への事務承継を推進する。協定では啓発活動や専門人材育成に協力して取り組むほか、同社がインターネッで運営している小規模企業向けの「あとつぎ探し」サービスを活用する。

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