「表現の自由を考える集い」慰安婦映画上映中止で しんゆり映画祭(10/30)

麻生区で開催中の「KAWASAKIしんゆり映画祭」で慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー映画「主戦場」が中止になった問題で、主催者のNPO法人「KAWASAKIアーツ」は30日、表現の自由を考える集いを会場の市アートセンターで開いた。映画祭の中山周治代表は、これまで口出ししなかった市が懸念を示したことを重く受け止めたとし、「安全面をどうするかが一番のポイント」と話した。「主戦場」のミキ・デサキ監督は「嫌がらせに降参していては表現の自由を守れない」と訴えた。

生田浄水場用地にスポーツ施設整備 川崎フロンターレ(10/29)

市は29日、生田浄水場用地(多摩区)に川崎フロンターレがスポーツ施設を整備すると発表した。人工芝のサッカー場2面を備えた「フロンタウン生田(仮称)」を整備、2022年度中に供用開始の予定。計画では、テニスコートやジョギングコース、多目的広場、クラブハウス、スポーツ整形・リハビリ施設などを整備し、災害時の一時避難場所としても使用。同浄水場は水道用水と工業用水の浄水機能があったが、コスト面などから水道を廃止し、跡地をスポーツ施設整備の方針を定めていた。跡地約4万8千平方㍍のうち、フロンターレが3万3千平方メートルを年間約6千万円で借地する。

慰安婦題材上映中止に抗議 しんゆり映画祭(10/27)

麻生区で27日から始まった「KAWASAKIしんゆり映画祭」で慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー映画「主戦場」の上映が中止になった問題で、ゲストとして登壇したジャーナリストの金平茂紀さんは「表現の自由と知る権利を放棄するもの」と上映中止に抗議の意思を示した。主戦場を巡っては映画の一部出演者が上映禁止を求める訴訟を起こしており、共催者の市から懸念を伝えられた主催者が中止を決定したが、「行政が懸念を伝えること自体が問題」と批判した。映画祭はNPO法人が主催、運営し、上映作品はボランティアなどの投票で選んでいる。開催費用約1300万円のうち約600万円を市が負担する。

フロンターレ悲願の初V 5度目の決勝で(10/26)

国内サッカー3大タイトルの一つ、JリーグYBCルヴァン・カップ決勝が26日埼玉スタジアムで行われ、PK戦を制した川崎フロンターレが北海道コンサドーレを下し、初優勝した。フロンターレはクラブ史上5度目の決勝で悲願を達成し、賞金1億5千万円を獲得した。延長戦を3-3で終え、PK戦を5-4で競り勝った。GK新井章太はPK戦でシュート2本止める好セーブで大会MVPに輝いた。

11月の国際多摩川マラソン中止 台風19号による被害で(10/25)

市は25日、台風19号による被害を受け11月17日に開催する予定だった川崎国際多摩川マラソンを中止すると発表した。多摩川河川敷に泥がたまったり、路面の舗装が剥がれたりしたため、参加者の安全が確保できないと判断した。同大会は今回で34回目になるが、中止になるのは初めて。等々力陸上競技場を発着点にハーフマラソンや10㌔の部など5種目に計約7千人の参加が予定されていた。規定通り参加料は払い戻さず、12月頃に参加賞のTシャツを送るという。

多数の収蔵品に浸水被害 市民ミュージアム(10/18)

市は18 日、台風19号の影響で市市民ミュージアム(中原区)の地下にある九つの収蔵庫すべてが浸水し、被害を受けたと発表した。12日夜は地下の中央監視室に4人のスタッフがいたが、午後7時半に浸水が始まり、収蔵庫の地下につながる防火扉の前に土嚢を積むなど作業を行ったが、浸水がひどくなり避難したという。壁には約2㍍の高さまで浸水した形跡があった。収蔵庫には絵画や浮世絵、古文書、写真、漫画、映画フィルムなど約26万点が保管されていたが、被害の全容はつかめていない。

市民ミュージアム当面休館 豪雨で地下水没(10/15)

市市民ミュージアム(中原区)は台風19号による豪雨で地下部分が水没したため、当面休館する。屋外駐車場から雨水が流れ込み、地下にある電気設備が使用不能となっている。15日夕の時点で高さ2㍍ほど浸水し、排水を続けているが復旧のめどはたっていない。同館は絵画や古文書、漫画関連資料など約26万点を所蔵している。収蔵庫は二重扉になっているが、内部の確認はできていない。地上部分は窓ガラスが割れたものの、企画展で展示中の作品に損傷はなかった。

五輪英国チームを花で歓迎 地下街アゼリア(9/28)

市主催の「花展2019 GO GB~ようこそ英国チーム~」が28日、JR川崎駅東口地下街アゼリアで始まった。来年の東京五輪・パラリンピックで英国チームが市内で事前キャンプを行うことから歓迎の気持ちを表現した。29日までの1次展では草月流の石川龍さんをはじめ、市や各区の文化協会、市内企業、中学、高校の華道部が手掛けた生け花18作品が展示された。

フロンターレ勝利で車いす1台寄贈 中原区の葬儀社(9/25)

サッカーJ1川崎フロンターレがホームゲームで1勝するごとに、車いす1台を寄贈する活動を始めた中原区の葬儀社「花葬」(大屋徹朗代表)は25日、等々力陸上競技場での14日の対ジュビロ磐田戦の勝利を受け、特別養護老人ホームしゅくがわら(多摩区)に車いす1台を贈呈した。8月に花葬からフロンターレのオフィシャルスポンサーにちなんだ地域貢献として特養などに車いすを寄贈したいと申し出があり、フロンターレも賛同、寄贈式にはマスコットキャラクターのふろん太くんも駆け付けた。

太田さん,国府さん,藤島さんに文化賞 西野さんに社会功労賞 2019年度

市は17日、2019年度の「第48回川崎市文化賞」などの受賞者を発表した。文化賞にはかわさき市民アカデミー学長の太田猛彦さん(77)、ピアニストで市民文化大使の国府弘子さん(60)、日本舞踊教授で中原区文化協会顧問の藤嶋とみ子さん(75)、社会功労賞にはNPO法人フリースペースたまりば理事長の西野博之さん(59)が選ばれた。今後の活躍が期待される「アゼリア輝賞」はフルート奏者・作曲家の鈴木菜穂子さん(32)、幕内力士の友風勇太さん(24)に決まった。表彰式は11月7日、市国際交流センターで行われる。

Top