事前キャンプ等々力競技場で 英国パラ代表受け入れ施設(9/12)

市は、2020年の東京パラリンピックの事前キャンプで英国チームが使用する市内の施設を等々力陸上競技場(中原区)とすると発表した。予定していた3施設のうち屋内施設のカルッツ川崎(川崎区)、球技場の富士通スタジアム川崎(同)の使用は見送る。使用予定だった施設の競技は「主に自国内でトレーニングを行い、来日後はホテルで時差調整や気候順応を図る」と説明があったという。市の担当者は「2施設はパラスポーツ推進に向け有意義と考えていただけに残念」と話している。

「学年別ドラえもん名作選」市立全小に寄贈 藤子ミュージアム(9/1)

藤子・F・不二雄ミュージアム(多摩区)の開館8周年を記念して、市立の全117小学校に「学年別ドラえもん名作選」を寄贈する式典が1日行われた。ドラえもんは1970年1月号の学年誌「小学1年生」などで連載が開始され、連載当初は学年に応じてテーマや言葉遣い、絵柄を描き分けていた。それらのエピソードを学年別にまとめたものが単行本セット(小学館、全6冊)で、各学年の学習内容に応じて楽しみながら学べるよう編集されおり、1校に2セットずつが寄贈された。

地域に根差した文化財ガイドブックを刊行 市教委(8/13)

市教育委員会は、地域で守り伝えられてきた文化財を多くの市民に知ってもらおうと、「川崎市地域文化財ガイドブック」を刊行した。地域文化財は国や県、市の指定や登録とは別に、地域に根差した文化財を広く顕彰、記録するため、市民から候補を推薦してもらって決定する市独自の制度で、第1回の昨年度63件が選定された。ガイドブックには「旧陸軍登戸研究所の遺跡群」(多摩区)、「お化け灯篭」(宮前区)、「上田文書」(高津区)、「川崎古式消防」(川崎区)、「ひとみ座乙女文楽」(中原区)など63件の写真、概要、見学の可否などが掲載されている。A4版6㌻で区役所、図書館などで無料配布。

浮世絵ギャラリー12月3日オープン 川崎駅北口ビルに(7/22)

市は22日、JR川崎駅北口に直結する「タワー・リバークビル」3階に浮世絵ギャラリーを開館すると発表した。2016年9月に休館した「川崎・砂子の里資料館」で収蔵していた4000点以上の浮世絵の無償貸与を市が受け、その中の50~70点程度を定期的に入れ替えながら展示する。展示する浮世絵は斎藤文夫・元参院議員が収集し、同氏が代表理事を務める川崎・砂子の里資料館に寄付したもので、ギャラリーの名称は「川崎浮世絵ギャラリー~斎藤文夫コレクション~」。オープンは12月3日、入館料は500円(高校生以下、障害者と介助者1名は無料)で、年間約6万人の来場を想定。

ドラえもんの誕生から50年 藤子ミュージアム企画展(7/20)

藤子・F・不二雄ミュージアム(多摩区)で20日、「ドラえもん50周年展」が始まった。ドラえもんは、市に約35年間住んでいた藤子・F・不二雄さん(1933~96)が小学館の「よいこ」「小学一年生」などの学年誌で1970年1月号から連載を開始した。展示は2021年1月まで3期に分けて開催され、第1期「ドラえもんのはじまり」(20年1月まで)では、ドラえもんが誕生した背景や、絵の変遷など「初めて」にまつわる原画などで、国民的アニメの半世紀の歩みを紹介している。

旧原家住宅の表門と稲荷社 国登録文化財へ答申(7/19)

国の文化審議会は19日、中原区小杉陣屋町にある旧原家住宅の表門と稲荷社を国登録有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学相に答申した。市内の登録有形文化財は4件目となる。旧原家は現在12代目まで続く豪農・大地主で、いずれも明治後期に建築された。表門は大地主の表構えにふさわしい規模と形式を、稲荷社は近代の大地主層の屋敷神の様相を伝える貴重なものだという。明治44年に建てられた主屋は日本民家園に移築され、市重要歴史記念物に指定された。

望月(16歳川崎出身) ウィンブルドン・ジュニア初V(7/14)

テニスの望月慎太郎(Team YUKA)が14日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われたウィンブルドン・ジュニア選手権の男子シングルス決勝でカルロス・ヒメノバレロ(スペイン)に勝ち、男子シングルスの日本勢で4大大会初優勝を果たした。同選手は、川崎市出身で父親の影響で3歳からテニスを始め、中学1年から錦織圭らを輩出した米フロリダ州のIMGアカデミーに留学していた。15日付の国際テニス連盟(ITF)ジュニア世界ランキングでは前週9位から1位に浮上した。

来年1月にかけて岡本太郎美術館20周年記念展(7/13)

10月に開館20周年を迎える岡本太郎美術館(多摩区)は、過去60回の企画展を振り返る記念展を13日から来年1月にかけ前後期に分けて開催する。10月14日までの前期展「岡本太郎・縄文から現代へ」は、代表作「明日の神話」などの絵画作品や、「太陽の塔」(習作模型)などの彫刻作品、版画、ドローイング、レリーフなどの作品を一堂に展示する。このほか岡本自身が撮影した縄文土器の写真、パプァニューギニア、アマゾン、韓国の民俗資料、岡本と関わりのあった横尾忠則や北大路魯山人らの作品を展示。10月25日に記念式典を行い、後期展「芸術と社会・現代の作家たち」へと移行する。

市内で事前キャンプの英国チームを支援 ボランティア募集(7/1)

2020年の東京五輪・パラリンピック大会に向けて市は、市内で事前キャンプする英国代表チームの支援に当たるボランティアを1日から約300人募集する。事前キャンプは20年7月5日~8月5日に五輪代表が、8月12日~9月2日にパラ代表が等々力競技場などで行う。ボランティアの主な活動は受付や総合案内、練習場や休憩所の設営、練習器具の設定、通訳などで、20年4月1日時点で18歳以上、期間中に5日間以上、1日5時間程度活動でき、「英語でのコミュニケーションに臨める」ことなどが条件

二ケ領用水が国の文化財へ 来春にも登録(6/21)

市は21日、市内を流れる二ケ領用水が国の文化財に登録される見通しを明らかにした。市と県が管理する全長約18㌔の用水のうち、市が管理する3区間計12.4㌔について、文化庁に7月に意見書を出し12月の文化審議会で認める答申が出ると、来年3月に登録される。実現すれば市内5件目の国登録文化財。登録文化財は、厳格な現状保存が必要な指定文化財と異なり、改修工事も可能で、案内板の設置などには国の補助金が出る。市は周辺の市民団体と地域活性化などのための活用方法を検討する。

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