コロナ禍の文化芸術活動を応援 会場使用料など半額補助(5/11)

市は、コロナ禍で影響を受けている音楽公演や展示会の主催者に、市内で行われる催しの会場使用料などの半額を補助する「文化芸術活動応援事業」を新たに始める。対象事業は音楽・演劇・舞踊・伝統芸能などの公演、絵画・写真・書道などの展示、映画やアニメなどの上映会。市内のホール、劇場、ライブハウス、ギャラリーを会場とし、コロナウイルスの拡大防止措置を十分とって行われる催しが条件。11日に募集要項を公開、17日から応募受け付け。

元市職員に損害賠償請求 ふれあい館脅迫はがき(5/10)

多文化交流施設「市ふれあい館」(川崎区)に爆破予告の脅迫はがきを送ったなどとして威力業務妨害罪で懲役1年の実刑判決が確定した元市職員に市は10日、約180万9千円の損害賠償請求を行ったと発表した。請求の内訳は事件後の2か月間、同館に警備員を配置した臨時警備委託料や被害届提出など事件対応に要した市職員の時間外手当など。4月30日に服役中の刑務所あてに内容証明郵便を送付した。

神社でコロナ禍献血を 若宮八幡宮で県内初(5/9)

コロナ禍でイベント会場などでの集団献血の実施が難しくなる中、川崎区の若宮八幡宮では9日、境内に献血会場が設けられ約70人が献血した。「神社 de 献血」と題して、地域住民が気軽に立ち寄れる神社で献血をしてもらう取り組みを推進するのは、一般財団法人「国際災害対策支援機構」(東京)。昨年7月からこれまでに、東京、大阪など約30か所の神社の協力を得て献血を実現。若宮八幡宮は県内での第一号。

75歳以上ワクチン集団接種 15日に予約再開(5/7)

市は7日、75歳以上の市民への新型コロナワクチンの集団接種の2回目の予約を15日午前8時半から受付けると発表した。約1万4000回分で、接種は6月1~20日。受付初回の4月24日は電話やインターネット接続が殺到して一時予約困難となったが、今回はコールセンターの人員を60人増やし、200人体制に拡充する。今後、約3週間おきに集団接種の予約の受付け予定で。次の6月5日は「65~74歳」も対象。

「まん延防止」の適用延長 5月末まで(5/7)

市など県内9市に適用されていた「まん延防止等重点措置」が7日、5月11日までから5月末までに延長され、新たに県内では12日から湘南・横須賀地域などの8市町を追加することを決めた。福田市長は、市内の感染状況について増加幅が大きくなっており予断を許さないとした上で、「引き続き負担、不便をかけるが基本的な感染症対策の継続とまん延防止対策への理解、協力をお願いする」とコメントした。

障害児通所施設で虐待 市が2施設を処分(4/30)

市は30日、川崎区内の障害児通所支援事業所2か所で虐待や給付費の不正受給があったなどとして、「JOY KIDS GO」(川崎区小田)の指定を取り消し、「JOY KIDS」(同区浅田)を6月から指定停止処分(6か月)にすると発表した。ともに「Big Forest」(横浜市鶴見区)が運営する施設で、追徴金を含めた計4371万円の返還を求める。いずれも障害のある小学生~高校生が放課後に通う施設で、昨年11月関係者から虐待の通報があり1月から監査していた。

BBQ施設利用中止へ 多摩川緑地・東扇島公園(4/29)

市は29日から、市営バーベキュー広場の利用を中止する。隣接する東京都からの来場者も多く、市は感染防止のための協力を呼び掛けている。中止する施設は、多摩川緑地バーベキュー広場(高津区)、東扇島内の公園(川崎区)で、期間は「当分の間」。散歩などの公園利用は制限しない。多摩川緑地は昨年、来場者の約4分の1が都内から訪れており。臨海部の東扇島も最近は都内や横浜ナンバーの車が目立つという。

市内のホームレス12年連続減少182人(4/28)

市は、国の2020年度ホームレス実態調査の概要(市関係分)を発表した。市内で生活するホームレスの人数は、12年連続で減少の前年度より32人少ない182人。市が民間委託している巡回相談員が、今年1月7~8日に目視で調査。性別は男性174人、女性6人、不明2。生活の場は河川(32%)、公園(18%)、道路(17%)、駅舎(7%)の順。区別では多摩川やターミナル駅がある川崎区(91人)や中原区(44人)が多い。

28日 川崎大師を描いた二代目広重 版木発見(4/28)

浮世絵師二代目歌川広重(1826~69年)が江戸時代の川崎大師の様子を描いた「江戸名所図会 平間寺」などの版木が見つかり、公益社団法人「川崎・砂子の里資料館」(川崎区)が購入したと28日発表した。この版木は多色刷りの前に墨一色で輪郭を写す「主版」で、版元、彫り師の名前も枠の余白に彫られている。「平間寺」には江戸の人々が厄落としで訪れる様子や、境内にあった名物のソテツが見て取れるという。

接種券発送を来月に延期 65~74歳のワクチン(4/27)

市は65~74歳(約15万人)への新型コロナウイルスワクチン接種について、28日に予定していた接種券の発送を5月26日に変更すると発表した。24日に始めた75歳以上の5月分の先行予約(約3万4千回分)で申し込みが殺到し多くの人が予約できておらず、個別接種を担う市内の協力医療機関にも問い合わせが相次いでいる。先行する75歳以上に行き渡らないうちの対象者拡大は混乱を招くと判断した。

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