プロ野球・大洋ホエールズとロッテオリオンズの本拠地だった旧川崎球場(川崎区)で7日、古い照明塔の撤去作業が進むなか、野球ファンら約800人が集まり照明塔を「見送る会」が開かれた。1954年に6基設置された高さ39メートルの照明塔は、改修を経て「富士通スタジアム川崎」としてアメリカンフットボールの試合などが行われているが、老朽化のため撤去を決定。当日は昨年急逝したロッテの村田兆治投手をしのぶ献花台も設けられた。
コロナワクチン南部接種会場を閉鎖 1月末で(1/5)
市は5日、新型コロナウイルワクチンの集団接種会場3か所のうち、南部会場(川崎区・日本生命川崎ビル)を1月末で閉鎖すると発表した。2月には集団接種会場の利用者が減る見通しで、接種可能な医療機関が多い南部での会場の終了を決めたとしている。2月以降は中部(中原区)と北部(麻生区)の2会場で受け付ける。
川崎宿起立400年を迎えた川崎を新しい拠点に 市長・議長賀詞交換会(1/5)
福田市長と橋本市議会議長主催の新年賀詞交換会が5日、ミューザ川崎シンフォニーホール(幸区)で開かれた。市長は、東海道川崎宿起立400年を迎えた川崎を人や物、情報が行き交う新しい拠点にしたいと述べ、川崎発展の象徴の役目を担ったJFEスチールの9月休止という歴史的な転換を迎える機会を捉え、新しい発展の場にしたいと決意を語った。議長は来年の市制100周年に向け抱負を語った。
市制100周年へ向け持続可能な地域社会づくりを 市長年頭あいさつ(1/4)
福田市長は4日、局長ら幹部職員115人を前に年頭の挨拶を行い、コロナ禍で様々なことが傷み、私たちの真価が問われていると指摘。来年7月1日の市制100周年に向け、多くの市民とともに次の100年を見据えた持続可能な地域社会づくりに取り組みたいと語った。また、昨年多発した事務ミスや不祥事は市民の信頼を失いかねないとし、ミスを生まない環境づくりへのディスカッションを要望した。
W杯4選手輩出さぎぬまSC 代表が市長訪問(12/28)
サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表4選手が所属した少年サッカーチーム「さぎぬまサッカークラブ(SC)」代表の沢田秀治さん(64)が28日、福田市長を表敬訪問した。さぎぬまSCは1979年設立。鷺沼小学校(宮前区)を拠点に活動、田中碧、三笘薫、板倉滉、権田修一の4選手を輩出した。鷺沼SCは設立当初からパスでつなぐサッカーを徹底して教えているといい、男子135人、女子16人の計151人が所属。W杯後は同SCの入部体験会に応募が殺到しているという。
医療現場で5G活用の実証実験 聖マリアンナ医科大病院(12/26)
高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムなどを医療現場で活用する実証実験が聖マリアンナ医科大学病院(宮前区)などで約3週間実施され26日、福田市長や医療関係者ら約100人が現地視察に参加した。患者の状態の鮮明な画像での共有、離れた場所からの指示や判断の様子を確認した。総務省の開発実証事業に採択され、市や同医大、IT企業らが連携して病院間の連携強化や救命救急医療、医療現場の働き方改革などへの5Gの活用を目指す。
海外移籍前に感謝の言葉 フロンターレ退団の谷口選手(12/26)
サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会で活躍し、海外移籍を予定している元J1川崎フロンターレの谷口彰悟選手(31)が26日、福田市長を表敬訪問した。2014年からフロンターレ一筋でプレーし、国内屈指のDFとして四度のJ1優勝に貢献。20年から主将を務め、今季限りでフロンターレを退団する谷口選手は「川崎で過ごせたことは自分の大きな財産」と市民への感謝を述べた。
市民ミュージアムの雇い止め訴訟が和解 元副館長に解決金(12/23)
市市民ミュージアム(中原区)の指定管理者「アクティオ」(東京都)による雇い止めは不当だとして、元副館長の浜崎好治さん(61)が地位確認などを求めた訴訟は23日までに、東京高裁で和解が成立した。同社が解決金1500万円を支払うなどの内容で、和解は13日付。浜崎さんは同館の学芸員として30年近く勤務。2017年に市の指定管理者制度導入により同社の契約社員となり、1年契約の満了時に更新を希望したが雇い止めに。18年横浜地裁川崎支部に提訴、1審は敗訴。
市長の今年の漢字 「再」(12/22)
福田市長は22日の定例会見で、今年の漢字に「再」を選んだ。新型コロナウイルス対応感染防止に取り組みながら、経済活動や各種イベントなどの再開に向けての機運の高まり、再生可能エネルギー戦略や脱プラスチックなどの資源の再利用の進展などを理由に挙げた。また市民の投票による今年の市の主な出来事の1位はサッカーのワールドカップ(W杯)での市内出身選手の活躍が選ばれた。
インフルエンザ市内で流行始まる 3年ぶり市発表(12/21)
市は21日、市内のインフルエンザの流行が始まったと発表した。流行開始の発表は2019年以来3年ぶり。患者数を定点観測している市内61医療機関で、12月12~18日の1週間で患者数が1定点あたり1.64人となり、流行開始の目安となる1人を超えた。前週5~11日の平均(0.46人)からは約3.6倍増。市は高齢者を対象とした無料の予防接種を来年1月末まで延長している。