デモ妨害認めず損害賠償請求を棄却 地裁川崎支部(5/31)

市内で「朝鮮人は出ていけ」などと演説してきた活動家の男性らがデモを不当に中止させられたとして、県弁護士会所属の神原元弁護士に対して計440万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が31日、横浜地裁川崎支部であり、「デモの妨害行為を共謀した的確な証拠はない」として請求を棄却した。原告側は数百人が進路の妨害などをしたと主張したが、神原氏は妨害行為などに加担していないと判断した。神原氏はヘイトスピーチなどの対象となった在日コリアンらの代理人などを務めてきた。

「煙突男」の脚本家・和田庸子さん死去 66歳(5/26)

5月に市内で上演された市民劇「おーい!煙突男(ミスター・チムニー)よ~天空百三十尺の風~」の脚本を担当した和田庸子(本名佐藤庸子)さんが26日、大動脈解離のため66歳で亡くなった。和田さんは京浜協同劇団(幸区)の劇団員で、同作は昭和初期に川崎の紡績工場の煙突に登り、女性労働者の待遇改善を訴えた実話を題材にしている。今月上演されたばかりで2千4百人を超える観客を集めた。

スカイブリッジ土木学会賞受賞 自然環境に配慮(5/23)

3月に開通した多摩川スカイブリッジが土木学会田中賞作品部門に選ばれた。市は初受賞。「豊かな自然環境に配慮し、河口の水平基調の景観に調和するスレンダーな形状を実現」と評価された。同ブリッジは多様な生物が生息する多摩川の生態系に配慮し、河川内の橋桁を2基とし、鳥の飛行を妨げないようワイヤでつるさず、構造物などの突起物が少ないのが特徴。夜間に照明の光が川面に漏れないようガードレールや欄干に照明が埋め込まれている。

サンキュウーコールや市役所への電話 自動音声で応答(3/18)

市は18日から、市政全般の問い合わせ窓口「サンキュウーコールかわさき」や市役所の代表番号、各区役所の総合案内への電話について、自動音声での応答を始める。新型コロナウイルスの感染拡大で専用コールセンターではなく、市役所の代表番号などにかかってくる電話が増加し、オペレーターにつながりにくくなったという。オペレーターにつなぐ場合は「1」を、新型コロナの専用コールセンターなどの電話番号が知りたい場合は「2」を押すように音声ガイダンスが流れる。

10歳未満男児死亡 市内病院で国内初(3/4)

市は4日、新型コロナウイルスに感染した県内在住の未就学男児が死亡したと発表した。国内での10歳未満の死者は初めて。先天性の障害で自宅で人工呼吸器を使用していたが、2月8日に発熱、せきの症状が出て急変した。かかりつけの市内の病院に救急搬送されたが9日未明に死亡した。病院に搬送後、コロナ感染が確認された。

小児ワクチン接種来月5日以降実施へ(2/18)

新型コロナウイルスの小児接種(5~11歳)について市は18日、約9万人の接種券を24日に発送すると発表した。3月中はワクチンの供給量が限られるため、市は「基礎疾患などのある子が優先的に受けられるよう、接種時期を検討してほしい」と保護者に呼び掛けている。対象者は約9万人で、市内医療機関のうち小児科クリニックなど約150か所が担当し3月5日以降、順次スタートする。

フロンターレ天皇杯Vが1位 今年の出来事でツイッター投票(12/23)

市は2021年の市の印象に残った出来事に関してツイッターで投票を募り、「川崎フロンターレ悲願の天皇杯初優勝(1月)」が1398票でトップに。ツイッターでの投票企画は昨年に続き2回目。今回は昨年の2倍以上となる12,027票の投票があった。2位以下は②川崎フロンターレJ1連覇(11月)③フロンターレ富士ゼロックススーパーカップ優勝(2月)④川崎ブレイブサンダース天皇杯優勝(5月)⑥新型コロナワクチン大規模接種会場(NEC)開設(6月)⑦新型コロナワクチン市民向け接種開始(4月)⑧藤子・F・不二雄ミュージアム会館10周年(9月)⑨カワサキハロウイン24年の歴史に幕(8月)⑩川崎市長選挙(10月)

犯罪被害者支援の条例案委員会可決 登戸の事件対象外(12/9)

2019年に登戸駅近くで登校中の小学生らが襲われ殺傷した事件をきっかけに、市が制定を目指す犯罪被害者等支援条例案を市議会文教委員会は9日、賛成多数で可決した。支援の対象は条例成立後に被害を受けた人に限られ、登戸事件の被害者は対象外となる見通しで審議では異論もあった。委員会は被害者家族からの、継続した支援と支援内容の充実を求める陳情を趣旨採択した。

黒木さん、地名研究所らに市文化賞(9/7)

市は7日、2021年度の「第50回川崎市文化賞」などの受賞者6人、2団体を発表した。文化賞は中原区の医学博士黒木登志夫さん(85)、「日本地名研究所」(高津区)、市文化財団顧問の北條衛さん(75)、「ゆりがおか児童合唱団」(麻生区)。社会功労賞はハンセン病回復者の石山春平さん(85)、高津区の医師片岡正さん(69)。今後の活躍が期待されるアゼリア輝賞は俳優の加藤梨里香さん(23)、サクソフォン奏者の齋藤健太さん(28)にそれぞれ決まった。

看護短大で感染症防護服の着脱実践 市電設工業会が寄贈(9/16)

市立看護短大(幸区)で16日、来春にも医療現場で働く3年生76人が寄贈された防護服を使って着脱方法を学んだ。川崎に本社を置く電気工事業者でつくる市電設工業会(加藤哲郎会長)が看護学生に役立ててほしいと、医療用N95マスク、ゴーグル、シューズなど感染症防護服一式(約5千円相当)230組を贈呈。特別授業で、エボラ出血熱など重篤な一類感染症の発生を想定し、防護服の着脱を実践した。

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