日本画家大矢さん「ニコライ堂」など自ら修復 浸水被害の寄贈作品(7/16)

昨年10月の台風19号で浸水した市市民ミュージアム(中原区)の被災収蔵品のうち、麻生区在住の日本画家大矢紀さん(84)の「ニコライ堂」と「昭和新山」について、市は16日修復を終えたことを明らかにした。両作品とも長時間水に漬かり、破損が激しく業者による修復不能とされた。廃棄処分と聞いた大矢さん自ら修復と加筆を申し出たもので、「被災した作品はほかに20点余りあり、今後も可能な限り修復する考えだが、市は今後の保存方法をしっかりしてほしい」と注文をつけた。

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