元市職員に実刑判決 在日コリアン脅迫はがき送付で地裁支部(12/3)

多文化交流施設「市ふれあい館」に在日コリアンを脅迫するはがきや学校に爆破予告を送ったなどとして、威力業務妨害罪に問われた元市職員荻原誠一被告(70)に対し、横浜地裁川崎支部は3日、懲役1年(求刑懲役2年)の実刑判決を言い渡した。被告が在職中、部下だった在日コリアンの男性に対して差別的な発言をして謝罪させられたことなどから「元同僚への約25年にわたる恨みから元同僚の職場内での評価を下げる目的で、名前をかたって脅迫状を送った」と指摘した。

市と横浜の飲食・カラオケ店 県が時短営業要請 (12/3)

県は3日、新型コロナウイルス感染者の急増を受けて、市と横浜市で酒類を提供する飲食店やカラオケ店のうち、深夜営業を行う約1万3600店舗を対象に時短営業を要請すると発表した。7~17日の11日間、営業時間を午前5時~午後10時とするよう求め、応じた事業者には時短を実施した日数に応じて、1店舗当たり1日2万円の協力金を支給する。福田市長は「今ご協力いただくことで、年末年始の医療体制への負担を少なくできるものと思う」とコメントした。

「音楽の街・川崎」推進協に寄付 老舗菓子店「末広庵」(12/2)

「音楽のまち・かわさき」の活動に賛同し、関連商品をシリーズで販売している川崎区の老舗菓子店「菓子匠 末広庵」が2日、菓子の売り上げの一部約6万円を「音楽のまち・かわさき」推進協議会に寄付した。同社が森永製菓の特許技術を活かして商品化した大福「エンゼルのほっぺ」と、音楽のまち・かわさき10周年を記念し2014年に商品化したマドレーヌ「わおん」の売り上げ1個につき1円を寄付したもので、同社の寄付は5回目。

戦中に供出の江戸期の半鐘 川崎区の遍照寺へ戻る(12/2)

市教育委員会は2日、「武州橘樹郡河崎領」(現在の川崎市)の文字が刻まれた、江戸時代の希少な半鐘が静岡県で見つかったと発表した。表面の文字を解読した結果、川崎区中島の古刹、遍照寺に寄進されたもので第2次大戦中に金属供出されたものと判明。半鐘は高さ64㌢、重さ30キロの青銅製で、軍需工場だった静岡県富士市の鉄工所で保管されていた。同寺は1600年過ぎに建立、川崎大空襲で全焼したため井戸に沈め焼失を免れた木製のご本尊とともに、貴重な地域の財産にしたいという。

中村憲剛選手に市民栄誉賞 フロンターレ一筋18年(12/1)

市は1日、今季での引退を表明したサッカーJ1・川崎フロンターレの中村憲剛選手(40)に市民栄誉賞を贈ると発表した。リーグ優勝を決めたフロンターレにはスポーツ特別賞。中村選手は入団から18年間にわたって川崎一筋でプレーし、16年にJリーグ最優秀選手賞を受賞。17、18年の2連覇に貢献してチームを支え、地域貢献活動にも積極的に参加。中村選手の市民栄誉賞は1996年のパラリンピック競泳金メダリスト成田真由美さん、04年の化学者の藤島昭さん以来3人目。

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