傷害致死容疑で職員告訴 障害児施設で男児死亡(9/13)

障害児支援施設「市中央療育センター」(中原区)で2016年、短期入所中の清水正和君(当時9歳)が死亡した事故で、遺族が新たな鑑定書から「虐待だった可能性がある」として、14日までに当時の担当職員を傷害致死容疑で横浜地検川崎支部に刑事告訴した。事故は16年12月、重度の知的障害があった正和君に女性職員が添い寝していたときに発生。新たな鑑定書では正和君の尻にあざがあり、殴打された可能性があるという。県警は19年窒息死させた疑いがあるとして業務上過失致死容疑で書類送検したが不起訴処分となった。

福田市長の公約達成度検証 市長選控え青年会議所が企画(9/12)

10月24日の川崎市長選を前に2期目の福田市長の選挙公約の達成状況を評価する「マニフェスト検証会」が12日、市自治総合会館(中原区)で開かれた。川崎青年会議所が中立的な立場から有権者に情報提供するため企画。関東学院大の牧瀬稔准教授(行政学)が有識者5人を代表して86.8点(おおむね良好)と評価したが、「評価の低い施策は理由を明確に」と注文もついた。一方、学生の評価は78.3点にとどまった。

 世界自殺予防デーでライトアップ 川崎マリエン(9/10)

世界保健機関(WHO)が定めた世界自殺予防デーの10日、市は川崎マリエン(川崎区)をライトアップした。昨年に続き2回目で、それまでは自殺予防のチラシを配布をしていたが、感染予防のためライトアップに変更した。点灯は日没から午後8時まで、16日まで実施。市の自殺死亡者数は2009年以降、減少傾向にあるが、20年は198人と前年より7人増えた。

今年も9月9日午前9時9分 平和願う鐘つき多摩区長念寺(9/9)

多摩区登戸の長念寺で9日、「平和の鐘つき」が行われ市民ら約50人が参加した。憲法九条を守ろうと市民グループ「たま九条の会」が発案、「生田」「すげ」「のぼりと」の会も賛同して始まり今年で12回目。参加者らは午前9時9分になると、順番に境内の鐘楼に上って鐘をついた。その後、市文化賞受賞者でかわさき九条の会代表の腹話術師、城谷護さん(幸区)が「心に残る平和の話」と題して講和した。

市教委の分割発注で監査請求棄却 住民訴訟へ(9/7)

市教育委員会が昨年度、市立学校の空調設備工事で競争入札を経ないで分割発注したのは違法だとして、元市職員の坂巻良一さん(71)(宮前区)が市に契約額全額の補填を求めた住民監査請求で、市監査委員は7日、請求を棄却した。各工事は空調機器と電気工事に分割し、入札によらない250万円以下の「軽易工事」として行われた。監査委員は「教室空調の新設は急を要し、違法性は認めがたい」とした一方で、「競争入札をまず検討すべき」など改善の意見を付した。坂巻さんは不服として、横浜地裁に住民訴訟を提起する。

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