産業エリア「カーボンニュートラル」目指す世界的プロジェクト 市が初参画(1/20)

市は20日、産業エリアのカーボンニュートラルを目指す世界的プロジェクトに参画したと発表した。スイスのシンクタンク「世界経済フォーラム」主催の分科会「産業クラスターのネットゼロ移行イニシアティブ」に、「川崎カーボンニュートラルコンビナート」として日本初の参画、国際的な産業クラスター間のノウハウ・知見の共有、協業によるネットゼロを目指す。今回の参画には市内立地企業14社から賛同・協力表明がなされた。

新市庁舎火災の原因判明 バーナー可燃物近くで使用(1/19)

市は19日、昨年10月に建設中の市役所新本庁舎(川崎区)の24階部分で発生した火災は、ガスバーナーを誤って可燃物の近くで使ったのが原因と発表した。作業員が天井の鋼板を切断中に天井裏に設置した可燃性の断念材が燃え、周囲約150㎡を焼損した。修繕は施工者負担で実施、市負担はない。工期に影響はなく今年6月の工事完了、同10月から来年7月の移転予定、約470億円の総事業費に変更はない。

不法係留の貨物船撤去 川崎港千鳥町ふ頭(1/16)

市は16日、川崎港千鳥町ふ頭で自力航行ができなくなり約4年間不法係留を続けていた貨物船が撤去され、韓国へ引航されたと発表した。貨物船は中国の海運会社が所有、市の再三の移動や撤去に応じず昨年行政代執行、補修などの作業費用3245万円の請求にも応じず、差し押さえ公売で東京都のスクラップ業者が45万円で落札した。市は引き続き、行政代執行費用や不法係留による損害賠償約2500万円を所有会社に請求する。

島津製作所が新研究開発拠点 殿町キングスカイフロント地区(1/16)

島津製作所(本社・京都市)は16日、川崎区のキングスカイフロント地区に新たな研究開発拠点・殿町事業所の開所式を行った。同社の製品で分析したデータなど基に、主に医療や環境の分野で顧客の要望に応じた応用技術の開発を目指す。同事業所は地上4階建て、延床面積約9500㎡、投資額は長期間の施設賃料を含め100億円超。羽田空港へのアクセスのよい同地区西端部に立地し、ガラス張りの分析ラボやオフィスが特徴。

 等々力緑地の再編整備へ東急ら新会社設立(1/13)

中原区の都市公園・等々力緑地の再編整備や運営を担う新会社「かわさきとどろきパーク」が13日、設立された。新会社は東急、富士通、川崎フロンターレなど9社が出資。社長は東急の小井陽介・社会インフラ副事業部長。9社は昨年11月同緑地の事業を約577億円で落札し、新会社は年度内に市と30年間の事業契約を結び、民間資金を活用するPFI方式で「球技専用スタジアム」などの施設整備を進める。

川崎の産業・観光の知識を問う「ようこそ!かわさき検定」 受講者募集(1/12)

川崎商工会議所などは市の産業や観光に関する知識を問う「ようこそ!かわさき検定」の受講者を31日まで募集している。検定は「川崎産業観光検定試験」が前身。京浜工業地帯の歴史や初代の市長名など4択式35問と記述式2問で、100点満点中70点以上で合格。合格者は川崎産業観光ガイド養成講座の受講資格が得られ、講座卒業で正式に観光ガイドに。2021年は116人申し込み71人合格。試験日3月12日。受験料1650円。

富士通フロンティアーズ日本選手権2連覇 優勝報告会(1/11)

アメリカンフットボール日本選手権「ライスボウル」で2連覇を達成した富士通フロンティアーズの優勝報告会が11日、大型商業施設「グランツリー武蔵小杉」(中原区)で開かれた。フロンティアーズは市の「かわさきスポーツパートナー」として市民のスポーツ振興に貢献。2022年度の社会人アメリカンフットボール「Xリーグ」も無敗で2年連続7回目の日本一になり、市は8回目の「市スポーツ特別賞」を贈った。

救急出場過去最多84,776件 2022年消防局(1/6)

市消防局は6日、2022年の火災・救急概況(速報)を発表した。救急出場件数は84,776件の過去最多で前年比14,893件(21.3%)増、1日平均の出場件数232.3件で約6分12秒に1件の割合。搬送人員は67,183人(同9,343人(16.2%)増)で市民の22.9人に1人の搬送に。年齢別では65歳以上の高齢者が55.9%(同0.4ポイント増)。火災件数は345件(同18件減)、1日あたりの発生件数は約0.9件。119番通報受信件数は103,084件(同16,839件(19.5%)増)で1日平均受信件数は約282.4件(5分06秒に1件)。

3年ぶり伝統行事の流鏑馬に200人 高石神社(麻生区)(1/9)

麻生区の高石神社で9日、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった流鏑馬神事が行われ、約200人が来場した。約370年前に始まったとされ、地域に受け継がれてきた伝統行事。江戸時代から農耕馬を使っていたが、事故などのため馬を用いず地面に立ったまま矢を放つ「歩射」になったという。1989年発足した「高石神社流鏑馬保存会」が「伝統を絶やすわけにいかない」として継承、実施した。 

「二十歳(はたち)を祝うつどい」に5746人 交通規制や手荷物検査も(1/9)

「成人の日」の9日、市では「二十歳(はたち)を祝うつどい」がとどろきアリーナ(中原区)で3回に分けて開催され、計5746人が参加した(昨年比417人減、対象13,891人)。昨年に続き感染防止のため、会場には体温を測る機材が置かれ、国歌と市歌は斉唱せず音源の放送のみとなった。昨年、会場周辺で車の暴走や酒によるトラブルがあったため、交通規制や酒などの持ち込みを禁止し、会場近くに手荷物検査所を設置した。

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