先行地域に溝口周辺地域など選定 環境省脱炭素化取り組み(4/26)

環境省は26日、政府目標の2050年に先駆けて30年度までの脱炭素化に取り組む「先行地域」の第1弾を発表、1地域につき最長5年間、最大50億円を支援する。県内では本市と横浜市が選ばれ、市は高津区溝口周辺地域などで、民間施設約50か所での再生エネ由来電力の導入などに取り組む。市内の公共施設約1000か所でも同様に進め、30年度までに計約13.6万トンのCO²削減を見込み、23年度設立予定の官民共同出資の地域エネルギー会社中心に市内全域に波及させる。 

脱炭素化へ国内最大規模の官民協議会 臨海部コンビナート(5/12)

市は12日、臨海部の脱炭素化の取り組みを進めるため、地元企業など57社と連携して対策を検討する「川崎カーボンニュートラルコンビナート形成協議会」と「川崎港カーボンニュートラルポート形成協議会」を設置した。オンライン併催の会合には2百人以上が参加。水素などの次世代エネルギーへの転換に向け供給網の整備などの課題が共有された。コンビナートのカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)を協議する官民の組織としては国内最大規模。

世界初「電動タンカー」川崎港拠点に CO²削減を推進(4/14)

川崎港を拠点に運航する世界初の電動タンカー「あさひ」(492㌧)が完成し、東京電力エナジーパートナーと旭タンカー(東京都)、市が14日同港で記念式典を開いた。旭タンカーなどがリチウム電池を動力源とした電動タンカーを開発。同港に設置した大容量給電設備で充電から航行まで二酸化炭素(CO²)排出量ゼロを実現した。東京湾内で外航貨物船などへの給油を行い、災害発生時には、電動タンカーのバッテリーを非常用電源として市民らへの電気供給も想定する。

環境アセス審推薦枠廃止撤回を 市民団体申し入れ(3/23)

市が2020年に市環境影響評価(アセスメント)審議会の委員から市民団体推薦枠を廃止したことについて、「川崎公害病患者と家族の会」などが23日、推薦枠の復活を求める申し入れを行った。アセス審は1期2年、市医師会などの団体推薦枠委員5人と公募の市民委員2人、学識経験者13人で構成。市は「大気汚染などの問題解消で役割を終えた」として推薦枠をすべて学識経験者に切り替え、気候変動などの専門家を拡充した。市民委員2人枠は維持している。

24年度「都市緑化フェア」を初開催 市内3会場で秋春50日間(1/18)

市は18日、市制100周年を迎える2024年度に国内最大級の花と緑の祭典「全国都市緑化フェア」を開催すると発表した。同フェアは開催自治体と公益財団法人「都市緑化機構」が主催し、1983年から毎年全国各地で開催しており、本市では初めて。24年10月中旬~11月上旬の約20日間と、25年3月の約30日間の2期間、等々力緑地(中原区)、生田緑地(多摩、宮前区)、富士見公園(川崎区)を中心会場に行う。

水素拠点、充電設備税額ゼロ 市脱炭素戦略の一環(11/19)

市は19日、水素で走り二酸化炭素を排出しない燃料電池車(FCV)と電気自動車(EV)の普及に向けて、水素ステーションと充電設備の設置促進を税制面から支援する。2022年度固定資産税課税分からが対象で政令市では初。水素ステーションは設置から3年度間の税額をゼロ、充電設備は30年度課税分までの税額をゼロにする。市は50年度までにCO2排出量実質ゼロを目指す脱炭素戦略を進めている。

ごみ焼却炉(堤根)故障で横浜市に処理依頼(10/22)

市のごみ焼却施設「堤根処理センター」(川崎区)の焼却炉の一つが故障した影響で市は22日、1日あたり市内の収集量の約1割に当たる100トンを横浜市鶴見工場へ搬入し、11月中旬まで約1400㌧の処理を依頼したと発表した。市は処理費用1800万円を横浜市に支払い、焼却灰を引き取って川崎区内の埋め立て処分場に運ぶ。故障の原因は電気設備の劣化とみられ、12月中旬の復旧の見通し。

ごみ持ち去りに罰金 条例改正案提出(8/26)

市は26日、9月2日開会の市議会定例会に、集積場の資源ごみや家庭ごみの持ち去りを禁止する罰則付き改正条例案を提出すると発表した。対象ごみは全品目で、持ち去りをした人に指導をした後も持ち去りを続けた場合、禁止命令書を交付、命令に応じない場合、警察に告発し、20万円以下の罰金を科す。市は悪質な事業者の持ち去りを防ぐことが目的で、ごみ集めを生活の糧としているホームレスの人には自立支援事業を一層強化するとしている。

政令市初の環境債発行 来月50億円(7/6)

市は6日、環境問題の改善に効果がある事業に限定して財源を調達するグリーンボンド(環境債)を8月に発行すると発表した。これまで東京都、神奈川、長野県が発行しているが政令市では初。廃棄物処理施設の橘処理センターの整備や水害を繰り返してきた五反田川放水路整備、環境性能の高い本庁舎建て替えなどの事業資金とする。発行額は50億円で5年の公募公債、利率は未定。

黄金ナマズの愛称「たまずん」に決定 二ヶ領せせらぎ館(2/20)

市は「二ヶ領せせらぎ館」で飼育されている黄金色のナマズの愛称が「たまずん」に決まったと発表した。全国から1046件の応募があり、市立東菅小学校3年の工藤杏珠さんら40人が応募した作品が選ばれた。黄金の色は「金運ナマズ」として縁起物になるほど珍しく評判を呼んでいる。ナマズは体長約60㌢で、昨年6月に高津区の多摩川で釣られ、川崎河川漁業協同組合がせせらぎ館に寄贈し、現在は同施設で展示されている。

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